地方創生とはなんだろう。
愛媛県新居浜市に住む山本清文です。
この度、マイクロシネマコンテストで地方プロモーション部門でグランプリをいただきました。
街と二重奏 マリンバネリネリ in ニイハマという作品です。5分なのでよかったらご覧ください。
なぜ私がこのコンテストに出品したか?
以前に地方創生とは何か?ということを考えました。
地方創生を仕事にしている人と、地方を創生している人は違うのではないか?ということです。
最近私が出会った方の活動をご紹介します。
この写真を見てだんだん畑とは見えないかもしれませんが。。
愛媛県宇和島市の遊子(ゆす)という地域です。ここで採れるじゃがいもは、とっても美味しんです。専門家が調査したところ、北海道のじゃがいもよりもでんぷんの量がかなり多いとこのとでした(わたしが伺ったのは倍くらい)。ところにもよるとは思いますが、美味しいです。
その収穫体験をさせていただきました。
この傾斜。面積は狭い。となると、なかなか大きいな利益は見込めません。手間が平地とは比べ物にならないのです。
ここが観光地として、注目されているのは間違いないのですが、私が出会った方からは、インフルエンサーとかに来てもらって、わーってなるのは違うとはっきりおっしゃいました。この方は、都会でMBAを取得されバリバリ働かれてたそうです。でも実家のだんだん畑を継ぐべく帰ってきたのだと。
MBAですよ。経営のことを考えたら答えはおのずと出てきます。がそこではない。継続的に畑を維持することを実践されています。これからどんどん後継者が不足していくことが予想されます。
仕組みとして、行政も支援がし辛い状況である様子。実際に、手を入れたことがあるが、その土地は今手つかずの状態になっているよう。
最初に戻ります。地方を創生している方と、地方創生を仕事にしている人は違います。もちろん重なっているところされている方も何人か知っています。が乖離がありそうです。
最後に。私が今回受賞させていただいた地方プロモーション部門。県外から、市外の方に新居浜(ニイハマ)という町をもっとして欲しいという思いはもちろんあるのですが、それよりも、地元に住む方々に「自分たちの住む町と出会いなおしてもらう」というところをコンセプトに作りました。マリンバという非日常を日常の音とセッションする。
実際にコンサートをホールで上映会とともに開催したのですが、客席にいたのですが、『えー。こここんなにきれいなところだっけ?』という声を耳にして、ガッツポーズしました笑。
今回の受賞で、どこかに取り上げられることで、さらに地元の方が、この映像を知っていただき、『いいじゃない?わたしたちの街』って思っていただけたら、またガッツポーズなわけです。
たいてい自分の街を、めちゃくちゃいい!という方は少ないです。なんもないよ。というのが地方都市あるある。実際にこの新居浜市には、代表的な観光地があるわけではありません。
この企画は、どの街でも地元の方に出会いなおしていただく可能性があるのでは?と思っています。
減っていく人口を地方としてパイを食い合うことに幸せを感じません。
自治体の仕事を本当は今だけの意味ない仕事。と陰で言いながら、受注する方々にも、しんどいなと思ってしまいます。
私はその中でも、限られた予算で、良い企画が出来ないか?とこれからも動画に限らず、事業を組み立てていきたいと思っています。
動画でも、文化施設の事業でも、商品開発でも同じような志を持つ方と一緒に仕事がしたいです。
今回の受賞で、同じような考えの方と出会えたらいいなと思っています。
地方を創生する側になりたいものです。