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舞台『CAN』イタリアツアーのレポート②エスプレッソ的なもの。
エスプレッソというのは、『急行』という意味らしい。
元々はコーヒー豆不足から出来たということだが、イタリアでコーヒーというとエスプレッソのことを指します。
私が行った街ではコンビニは1つも見ていません。いたるところにコーヒーとたばこが味わえるスポットが街のいたるところで見られます。カウンターでエスプレッソを注文し、立ったまま抽出された濃厚なエスプレッソに、砂糖を入れてまぜ、一気に飲み、最後に底に残った砂糖をスプーンで口に含みじゃりじゃりさせながら「チャオ」と言って仕事に向かう風景。
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2週間の滞在期間中1日に4~5杯飲んだと思うと恐ろしいですが、もうこれを飲まないと1日が始まって気がしないし、食後も締まらないという気分になるのです。
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さて、どの街でも見られるものというと、教会もそうです。またお城もたくさんみることが出来ます。街の作りが中世の歴史を今に引き継いでいるというような地続きな町並み。自分の町の誇りはあの教会だ。あの塔だ。城だ。と各土地の方がお国自慢をしてくださいます。そしてどの場所も少しづつ違う魅力を持っており、どこも本当に魅力的なのです。
いずれの教会にも共通しているのは、観光客の私からすると美術館です。
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教会という場所に、宗教文化の集積であり、美術作品の宝庫でもある。
ここもエスプレッソ的な濃厚な場所だなと思いました。
お城には豪華さ、権力、強さが詰まっていました。
日本と比べてどうだろう。
お茶、エスプレッソというと、お抹茶?茶道?
うーん。
エスプレッソの文化とは根本的いますよね。
神社や寺に、確かに美しいものは奉納されていますが、
京都や奈良といった地域であれば、その匂いが似ているような気がします。それが割とどこにでもあるという感じ。
普通のコーヒーの生活に戻りました。
違う国なんだなと、違う文化だなということを体感出来た時間でした。
良い悪いのではなく、違うんだなということ。
さて、コーヒータイムにしようかな。
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