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今日の1冊(41) わたしと あそんで

今日の1冊は、

マリー・ホール・エッツ ぶん/え
よだ・じゅんいち やく
「わたしと あそんで」

福音館書店

久々の、今日の1冊です。

子どもの頃から、じんわり気になっていて、
何だか好きだったのが、この絵本。

素朴なタッチの絵

シンプルながらも印象的な色彩感

少女と生き物達の関係の築き方

そして、それを やさしい表情で ずっと見守っているお日様…

どのページの、どのシーンも、心に残っています。

主人公の彼女の心の成長も印象的です。

今もページをめくっては、「いいなぁ 」と感じます。

好きなものの原点は、子どもの頃も 大人になってからも、あまり変わらないのかもしれません。


そうそう、ここからは笑い話なのですが、

ものすごく疲れて帰っていたある日、駅のホームで、立っていられずにベンチに座り 電車が来るまで ぼんやりしていました。

ぼんやりというか、「無………」みたいな放心状態。

ハトがいるなぁ 歩いてるなぁ…

…………!?

足踏まれた???


無になり過ぎてハトに足を踏まれました。


私もびっくりしたけど、ハトもびっくりですよね…?!

数歩歩いたら、飛んでいきました。

今でも忘れられない、右足の親指に乗ったハトの重み… 笑

仲良くはならなかったけど、ハトとお近づきになった一瞬でした。


絵本に戻って……

この絵本、ラフに描かれているようで、実に美しく 細部までよく描かれているのです。

表情、身体の表現(人も生き物も)、背景 水面、お日様の様子まで…

そんなところも、ロングセラーとなり、長く愛されている秘密かもしれません。

(このシーンも大好き)



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