今日の1冊(34) ベートーヴェン
今日の1冊は、
久元 祐子
「ベートーヴェン」
学研プラス
本というよりは、楽譜なのですが。
ベートーヴェンがどのような楽器を使って作曲をしていたのか、当時の楽器について、また時代背景と、ベートーヴェンの生涯関連付けて、豊富な写真とともに、解説されている1冊です。
ベートーヴェンが生きた時代は、ピアノという楽器が大きく発展をした時代でもあります。
作品の前期 中期 後期と、使用していた楽器は、鍵盤数から機構まで、どんどん進化していきます。
各ピアノメーカーが技術を駆使して、よりよいピアノを求めて開発していました。
そして、まだ 現代のピアノとは、大きく違うのです。
私達が今演奏しているのはモダンピアノ(現代のピアノ)ですので、演奏する時には、ベートーヴェンはどんな想いで作曲し、どう演奏して欲しかったのか、様々なアプローチをしていきます。
単に楽譜を音にするだけでなく、楽曲をアナリーゼ(分析)したり、当時の楽器について知ったり、どんな歴史的な背景があり、どんな人生を送っていたのか…等々
そうして、自分なりの考えをもって、より深く演奏ができるよう取り組んでいきます。
今年はベートーヴェン生誕250年の、メモリアルイヤーということで、多くの書籍が出ています。
(演奏会も沢山ありましたが、見事に中止… 涙)
ベートーヴェンへの造詣を深めるチャンス!と、オンラインで講座を受けたり、資料を振り返ってみたり…
そんな中で、友人に紹介して貰ったこの1冊は、資料からアナリーゼまで、わかりやすくバランスよく学べるようになっています。
楽器の写真も豊富でときめきます。
今日は熟読。
楽譜には細かいアナリーゼ(楽曲分析)やペダルのヒントもありますので、
明日は実際にピアノを弾きながら、
音を出して、楽譜を読みたいと思います♪
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