【番外編】ひかりちゃん(光)
私の名前はひかりちゃん。
いつもみんなのことを明るく照らしているの。
朝起きて、太陽からひかりちゃんを浴びたら、気持ちいいよね!
夜、一人でトイレにいくときもひかりちゃんがいなきゃ、こわいよね!
もっともっと私のことを知ってほしいの!
聞いてくれる?
まずはね、とーっても速いの!
1秒で30万㎞も進むんだよ!
んー、少し難しいかもしれないね!
あなたは地球から月までどのくらいの距離があるか知ってる??
とっても遠いんだけど、もし車でいったら180日くらいかかるね!
歩いていったら、11年もかかっちゃうんだ!もし君が3歳だったら、14歳になっちゃうね!
でも私は、1秒ちょっとで着くんだよ!
とっても速いでしょ!
昔はみんなわたしのことをよく分かってなくて、どのくらい早いかわかってなかったの。でもみんながいろんな実験をしてくれたおかげで、私がとっても早いってことが分かったんだ!
そして、私はとっても軽いの!
軽いっていうか、少しも重くない!
みんなは体重があるよね!パパやママも体重がある!聞いたら怒られちゃうかも!
でも私には体重がないの!だからとっても身軽!
だって、みんなも重い荷物を持ったまま早く走れないでしょ?でも軽いボールは持って走れるもんね!
私はとっても軽くて、いろんなところへ行けるんだよ!だから夜お外を見たら遠くの星から私が見えてキラキラしているんだよ!
みんなも知っているように、私はいろんなところで頑張ってるの!
みんなを照らしたり、電気を作ったり、携帯電話だって私がいるから見やすいんだよ!
もし、夜が真っ暗だったらみんな怖くない?
でも大丈夫、私がしっかり照らしてあげるから!
でもね、まだまだ分かってないこともあるの。
ホタルちゃんがなんでひかるのか。
チョウチンアンコウちゃんはなんで光るのか。
もっともっと分かってほしいな!
もし私のことがちょっとでも好きになってくれたら、たくさん勉強して私のことを調べてみてね!
頼んだよ!
おしまい
保護者様へ(大人のコソコソ話)
今日は、光です。エジソンが電球、アインシュタインは光の速度、いろんな研究をされてきたとても魅力的な光。当たり前に存在していて、なくてはならないもの。そんな光について説明しました。
実は、もともと光の速度は無限大だと考えられてきました。しかし、ガリレオガリレイが「調べてみようや」と調べ始めたのが一番最初です。このときは地上で測るにはあまりにも速すぎたので、わかりませんでした。次は、天文学者のオーレレーマーです。木星の衛星イオを調べているときに観測するタイミングが遅れていることを疑問に思い、光の速度が有限であるとわかりました。そして、アルマンフィゾーという人が地上で、歯車を使い、実際に光の速度を計算しました。どんどんと光の速度がわかるようになったのです。そして、ジェームズマクスウェルという人が、光は電磁波であり、速度は秒速約30万㎞という答えを導きだしました。
身近にある、なくてはならない光。そんな光について長い時間をかけて調べてきた人類はまだまだ光について知らないことばかりだそうです。当たり前な存在に目を向けて、今一度光を当ててみましょう。
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