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本当に必要なお助けロボットを考えよう!LIVES×Techアイデアソン2023
こんにちは。サイボウズの渡辺清美です。
「チームワークあふれる社会をつくる」というサイボウズの理念と私自身の志行をかけあわせながら、多様な非営利チームと協働し、未来の芽を育む活動に取り組んでいます。
今回は、認定NPO法人ハンズオン東京と協働したアイデアソンについてレポートします。
多様なメンバーとのアイデアソン
ハンズオン東京は国際交流からうまれた3000人ものメンバーがいるボランティア団体です。活動の場を二か国語で提供しており、今回のイベントも同時通訳ありで多様な方が参加していました。
私が参加したチームもアメリカや広島、高校生や大学生、ご高齢の方など様々な方が参加していました。
#ハンズオン東京 #アイデアソン
— ハンズオン東京 - Be the Change, Volunteer (@Hands_On_Tokyo) July 9, 2023
「障がい当事者と一緒に本当に必要なお助けロボットを考えよう」をテーマに、グループディスカッションでは、普段あまり意識することのない「ロボット」×「障がい者」について、さまざまな意見を交換していただきました🙌 pic.twitter.com/X2l6arBUug
6年前のLIVES TOKYOから
私とハンズオン東京との出会いは2017年9月。
「一人一人の個性が輝き、みんなが一緒になって仕事をし、ごはんを食べて、楽しく笑えるような…インクルーシブな社会を作る」というテーマのイベント「LIVES TOKYO」でキントーンが集客管理に使われたのがきっかけです。
イベントで意気投合した方々と2カ月後に「IoT・AIが変える障害×旅」をテーマにアイデアソンをサイボウズで開催。
コロナ禍はLIVES*Technologyメンバーとなりオンラインでのアイデアソンの企画に携わってきました。
発明家の方々のインスピレーショントーク
今年は「障がい当事者と一緒に本当に必要なお助けロボットを考えよう」がテーマ。会場はサイボウズの東京オフィスです。
冒頭のインスピレーショントークでは、視力に代わる感覚デバイスを開発している株式会社Raise the Flag. 創業者の中村猛さんと原発ロボットなど画期的なロボットを開発してきた千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター(fuRo)所長 工学博士の古田貴之さんにヒントをいただきました。
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中村さんが開発したウェアラブルデバイス「SYN+」(シンプラス)は重度の視覚障害をおもちの方も装着すると目の前のモノや人の位置を把握できるようになるツールです。
実際に装着した方が狭い通路の居酒屋さんに入り、乾杯し喜びあっている様子が印象的でした。
いるかやこうもりといった視力によらない動物の感覚を応用しているそうです。
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工学博士の古田さんは中学生時代に脊髄の難病で車椅子生活を経験。そのころから技術で人を幸せにしたいと思い数々のロボットを創り出しています。
仮想空間で育んだ人口知能を搭載し、視覚がなくても障害物を乗り越え、転倒してもおきあがれるロボットや、人にあわせて変形するモビリティロボットもご紹介いただきました。
未来を描く秘訣は自分と違った価値観の人と友達になること。それぞれの見え方や価値観を共有することで自分ではわからなかった世界を知り、未来を描いていけるようになるというお話もしてくださいました。
チームにわかれてアイディア創出
チームでのワークは思い思いの場所で。
障害を感じている方の課題に共感しながら、こんなロボットがあったらいいなということを話し合います。
多様な背景をもつメンバーとアイデアを共有し融合していくプロセスはアイディアソンの醍醐味ではないでしょうか。
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プレゼンタイム
8チームそれぞれにアイディアを発表。
あったらいいなと思うものばかりでした。
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審査員はロボット開発も手がけている川田テクノロジーズ株式会社 代表取締役社長の川田 忠裕さんと東京大学 先端科学技術研究センター 准教授の並木重宏さん、スピーチをしてくださったRaise the Flag.代表取締役の中村猛さん。
審査員の方々と60名近い参加者さんとアイデアをわかちあう貴重な機会となりました。
「必要なお助けロボット」というテーマへのヒントを私にくれた当事者研究を一緒にしているえっちゃんも遠方から参加してくれました。各々違うチームで素敵な出会いがあったこと嬉しく思います。
今回のアイデアソンの様子は9月23日に開催予定の「LIVES TOKYO2023」でも紹介される予定です。
また皆さんとお会いできることを楽しみにしています!