IPCC第6次評価報告書
8月9日にIPCC第6次評価報告書(AR6)第1作業部会報告書が公表されました。
「IPCC」とは簡単に言えば、「地球温暖化に関する現状とそれに対する方策について報告書」を定期的に発表している機関です🌍
資料は膨大で、一般的に読みづらいのですが、
国立環境研究所の江守さん(IPCC執筆者の一人)が今回のポイントをとても簡潔に、わかりやすく説明してくれています。(コメント欄にリンク先を載せますね)
私は子どもたちにも伝えたいと思い、さらに易しい言葉で書き下してみようと思います😅
・ひとの活動が、地球温暖化の原因です。自然の影響は、100年単位でみると、温暖化にはほとんど影響はありません。
・最近、何千年も前から起きたことがないほど大きく気温が上がっています。
・二酸化炭素が増えると、気温が上がります。
・地球温暖化によって、こんな影響が、広い範囲で起きています。
熱波(高温)・大雨・干ばつ・台風の大型化・北極の氷や雪が減る
・少なくとも2050年頃までは気温は上がり続けます。止められません。
・海水の循環が変わり、たくさん蒸発してたくさん雨が降る一方、
ひどく乾燥する地域も出てきます。
・海水や陸の植物があまり二酸化炭素を吸収できず、
ますますたくさんの二酸化炭素が空気中に残ります。
・海面上昇はまだ始まったばかり。南極の氷がとける影響が大きくなると、将来15メートルの海面上昇も考えられます。
・一度起きた地球の変化は、長い間戻ることはありません。
・温暖化が進んでくると、影響はさらに大きくはっきりと表れてきます。
・二酸化炭素を減らす努力をしても、温暖化ストップの効果が分かるのは20年後です。