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定年後、起業の日が近づいてきて、夜、見る夢が変化してきた

来年5月で、60歳、それを機に一人会社を作って経営します。海外と日本をつなぐ仕事です。十数年、主に欧米のスタートアップが日本に入って来るのをサポートするのを業務としてきました。かなりニッチな仕事です。会社に莫大な利益を還元することはできませんでしたが、そのつながりは、会社にさまざまな新しい機会や縁を生んできたので、代々の上司や担当役員は、僕がその業務を長く続けることを許してくれました。本当にありがたいことです。

起業後、僕が取り組む仕事は、その経験をベースに、自分自身がコネクターになって海外と日本をつなぐ仕事です。自分が長く従事してきたマーケティングやコミュニケーションの領域、海外のスタートアップの日本進出サポートでスキルを得たセールスや事業開発。この4つのスキルをベースにビジネスを創っていこうと思ってます。

もう、今年も残り僅かになったので、そろそろ具体的に準備を始める必要が出てきました。すでに会社を経営されている友人や知人に会って話を聞いたり、セミナーや勉強会にも参加しています。

そんな中、気になる変化は、夜中に見る夢のことです。昔から好きなことを仕事にし続けてきたので、日々の仕事の夢を見るのは多いのですが、最近、どういうわけか、二十年前の仕事や三十年前の仕事の夢が出て来るのです。雑誌社との折衝をしていた三十代は、まだデジタル化されていない頃で、広告の原稿をわざわざ雑誌社に運ぶ必要があったのですが、何本もの広告原稿を抱えて雑誌社に向かう夢や、固定電話で、新聞社に電話をして、広告局の方と話す夢とか、数十年前の日常業務の延長線上のような夢が頻繁に現れます。

この体験は、非常に面白いと思いました。会社を去る日が近くなってると、心の泉の奥底に溜まっていた仕事の記憶が水面に浮かんできて、次から次へそしてカゲロウのように、空中に舞い、すぐに消えていっているかのようです。好きな仕事をし続けましたが、もちろん、辛いことや大変なことも多々ありました。そういう記憶の断片が今、浮かんできて消えていっているのを実感してます。まるで、次の章に向けて、自分の中の、心の泉が準備をしているかのようです。先を見なさいと言っているかのようです。ワクワクします。



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