読書日記「TOEIC®300点から同時通訳者になった僕の英語学習法」
僕の仕事は、端的に言うと海外のスタートアップと日本企業をつないで協業するのをサポートする仕事なので、日常的に英語を使う機会がとても多いです。こんな仕事を2011年から始めて、もう12年になります。最初はほぼ英語が話せませんでしたので、よくこの仕事を続けられたな、と思います。でも、仕事で覚えた英語なので、いわゆる我流で、これを矯正したいと思い三年前専門の塾に通い始めて、昨年英検一級を取りました。
英語の勉強全般についてはこのような経歴ですが、スピーキングについては、その能力を向上させるために、ようやく「はじめの一歩」を歩み始めたような感覚です。僕が、英語で話す仕事相手の多くは、顧客よりもビジネスパートナーや協力会社なので、僕のことをよく理解し、僕の英語レベルや癖をよく知っているので、不完全な英語でも意思疎通ができ、仕事も回っているわけですが、それでも、打ち合わせで話をするたびに、十分に会話で伝えられないもどかしさと、自分の表現の拙さにがっかりします。「帰国子女でもなく、留学もしてないので仕方がない。通じればいいじゃないか。」と諦めるのも一つですが、やはりこの歳でも欲があります。「もう少しきちんと英語を話したい」と。
スピーキング能力を改善するために、どのような勉強方法を取ろうかと色々情報を集めているときにXで、ある投稿が目にとまりました。”みち@日英通訳者”というアカウントです。この方が、同時通訳のトップランナーになるために日々勉強している様子と具体的な勉強内容をつぶやいているのです。たとえば、
こういった投稿を日々眺めていて、その努力に圧倒されてしまい、みちさんの著作を読もうと思いました。「「TOEIC®300点から同時通訳者になった僕の英語学習法」(中村光秀著 横山カズ監修)という書籍が見つかりました。
みちさんが、なぜ同時通訳になろうと思ったのか、そしてなぜそこまで徹底的に努力しているのか、その謎解きがこの書籍の第一章に書かれています。
僕は個人的に深く共感し、人として尊敬できる方だと思いました。
その後に実際の勉強方法が、具体的に書かれてあります。
上記のような、スピーキングの勉強方法を改良するのに大変役立つコツや発想方法が散りばめられていました。
そしてこの本の中で、紹介されている「独り言英会話」を日常編、時事編で実践、英会話ストックの充実、オリジナル表現ノートの作成は、読んだその日から自分でも実践することにしました。
この本を読んで得た、スピーキングを中心にした勉強に取り組み、1ヶ月。目覚ましい能力アップが見られた、とまでは言いませんが、いかに自分が、話す準備を何もしないまま、仕事仲間と英語を喋っていたか痛感し、反省しました。仕事の話はある種ワンパターンなので、なんとでもなってしまいます。そこに満足してたら、英語を使って、さまざまなバックグラウンドを持った人たちと、より深いコミュニケーションを取ることはでいないだろうと気づきました。そしてみちさんの実践的な英語勉強法はかなり効果的だと感じています。彼のアドバイスに素直に従いスピーキングを学んでいこうと思います。
英語のスピーキングでお悩みの方にお勧めの本です。
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