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NHKの朝のニュースで、脱炭素に関連するリスキリングが流行っているんだ、と気づいた
先日、朝のNHKニュースで脱炭素に関する報道がありました。
まさに自分じゃないか、と思いました。
僕は、国内外のスタートアップと協業する仕事を2011年から続けていますが、2年前に、たまたま日本在住のインド出身の脱炭素に関連する社会起業家と出会い、それ以来、この領域にのめり込んで新しい仕事を作り出そうと日々活動を続けています。僕が勤務する会社は広告代理店なので、まだ脱炭素に関わる直接的な仕事は多くありません。生活者の気候変動問題や脱炭素の認識が欧米と比較してまだ低い中、この領域で、新製品や新サービスが大きく増えている訳ではないからです。広告代理店が得意とするマーケティングやコミュニケーション領域のビジネスが拡大するのはもう少し先かもしれません。
それでも、今年に入り、はっきりと潮目の変化を感じています。
上場企業を中心に、温室効果ガス排出量の開示を義務付ける流れに向かっています。
開示するというコミュニケーション活動が義務になれば、そこに必ず効果的に伝える方法を模索する努力が生まれます。ここがコミュニケーション業界に所属する人たちにとってのビジネスチャンスが生まれます。否、コミュニケーション業界だけでなく、どの業界にいても、きっとチャンスが生まれると思います。世界経済の再活性化を狙って、あらゆる国々が巨大な投資を進めている脱炭素。自分がやってきたこと、自分が得意としていることと、このテーマを結びつけて何ができるか考えてみると思わぬチャンスを得ると思います。
でも、脱炭素は包含する領域がとにかく広いです。エネルギー、科学技術、産業、政治政策、金融、国際協力など、学ぶ者にとって、どこから始めていいのかわかりません。実際、自分もそうでした。そんな中、ようやく糸口が見えたのは炭素会計を学ぶという方法です。
炭素会計とは、財務会計で企業の経営を可視化することで、外部から客観的な評価を得るように、同じような手法で、企業が排出する温室効果ガスを数値化し、企業経営にどのような影響が出るのかを示すことで、投資家や金融機関から評価を得る手法です。
財務会計であれば、多くの会社員の方が、勉強しているはずなので、それをベースに炭素会計を学べば、理解しやすく、自分ごとにもなってくると思います。
僕は、炭素会計アドバイザー協会の3級を取り、先日2級を受けてきました。1級まで取ろうと思ってます。この協会のビデオ授業とテキストで学ぶことで頭の中がすっきりし、かつさらに炭素会計を深く学ぼうという意欲がわきました。非常にありがたかったです。
もう一つ、炭素会計に関する書籍も先日発行されました。
これもお勧めです。僕は1回通読して、そして、今、2回目は、メモとりながら、精読しています。最初から最後まで、平易に説明されているので、専門用語の羅列を前にして、眠くなるような事態に陥りません。炭素会計に詳しくない人にとっては、意味不明や理由がわからない、と思えるような事柄に懇切丁寧に解説されているからかもしれません。今まで読んだ関連書籍の中で一番わかりやすかったです。
AIのポテンシャルも十分わかります。でも、脱炭素は、もっと多くの方々がチャンスをつかめるテーマだと思います。