ニガリの効能

起きたら9時半だった。

夏の時分は遅くとも８時過ぎには起きていたので、随分と朝寝坊である。

カエルや熊が冬眠するように、人間も冬になると睡眠時間が増えるという説を長年唱えているのだが、これはぼくだけなのだろうか。

大学生の時、冬は毎日12時間くらい寝ていて、それでも常に日中はぼーっとしていた。
夏は7時間睡眠くらいでも普通に元気なのでおかしな話である。

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この前、島のおばあからニガリを薄めて肌に塗るとアトピーが治るという話を聞いた。

沖縄の離島はどこもそうだが、ぼくの住んでいる島にももれなく製塩工場があって、新鮮な(?)ニガリを入手することができる。

乾燥の季節に突入して肌もガサガサしてきたので、さっそく試してみた。

風呂あがりに、薄めたニガリを全身にくまなく塗ってみる。

これが痛いのだ。掻いて傷になったところに容赦なく染み込んでヒリヒリする。
ただ、ニガリ成分なのかベタベタしていて、なんだか乾燥肌には良さそうな気がする。

ニガリが海水由来ということもあって、海水浴のような感じだ。
一括りにアトピーといっても個人差はあるだろうが、ぼくは海水浴をすると肌が良くなるので、これは期待できる。

1週間くらい継続しているが、確かに肌はよくなっているような気はする。
ただし、そもそも沖縄は東京よりも湿度が高いし、ここ2週間くらいは天気が悪いので空気自体がジメジメしているという説もある。

晴天続きで空気が乾燥した時に肌がどうなるか楽しみである。