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ジャグリー
10日ほど前、このような投稿をした。
すると、本場でアーユルヴェーダを学んでいらっしゃった南インドの先輩であるキヨリンドさんから、コメントでありがたい助言をいただいた。
勝手にリンク貼っちゃいました🙇♂️(事後報告スタイル)
曰く、「ジャグリーという精製されてないお砂糖があり、アーユルヴェーダ的にはそちらの方が体にいい」とのこと。
というわけで、「ジャグリー(jaggery)」なるものを求めて、さっそくスーパーに行ってみた。
店員さんに「ジャグリー」と聞いてみたところよく分からないようだったので、スマホで画像を見せると、「ああ、あれね」という感じで売り場まで案内してくれた。
タミル語では、「Pagu Vellam(パグヴェラム?)」というらしい。
じゃん。本場のジャグリー。
1kgで59ルピー(90円)。やすっ。
中身はこんな感じ。
成人男性の握り拳くらいの大きさ。
カッチカチに固く、スプーンで叩いてもびくともしない。
ネットでの情報によると、お湯に溶かして蜂蜜状にして使用するらしい。
弱火でぐつぐつ煮込むと、ちょっとずつ塊が溶けていく。
あま〜い香りが部屋に漂う。
「どこかで嗅いだことある匂いだな🤔」としばらく考えて思い出した。
島の製糖工場から漏れ出ていた香りだ。精糖のシーズンになると、小さな島は甘い香りで包まれるのだった。
完全に溶けきったらこんな感じ。
ちょっとだけ粘り気がある。色は真っ黒。
完全に余談だが、ぼくの実家の近くは天然温泉が沸いていて、小さい頃はよく近所の銭湯に出掛けていた。
その温泉は黒湯といって、湯色は真っ黒なのだが、ジャグリーが溶けきった液体の色もまさにそんな感じ。
都内に住んでいる人は是非。
閑話休題。
ジャグリーを冷まして容器へ。
手頃な容器がなかったので、牛乳パックに入れておいた。
温かいうちは完全に液体だったジャグリーだが、一晩冷蔵庫に入れておくと、水飴みたいな感じになっていた。
今はチャイに入れて飲んでいるが、まろやかなコクが出ていて美味しい。
白砂糖とは違って、優しい甘さである。
日本でも手軽に入手できるのかは不明だが、ぜひお試しください。
キヨリンドさん、ありがとうございました‼︎