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きよこの気まぐれラジオvol.2 『ラジオタイトル「ハックルベリー・フレンド」の話』 2025/01/08

きよこ 𝙺𝚒𝚢𝚘𝚌𝚘
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〜5分間のミニラジオ番組〜

きよこの気まぐれラジオ
「ハックルベリーフレンド」vol2

◯マイストーリー
 きよこの頭の中の話。
 今回はラジオタイトル「ハックルベリーフレンド」について。

◯イマジネーショントラベル
 イマジネーションの旅のコーナー。
 今回は「ムーンリバー」の歌詞の世界です。



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 【コーナー書き起こし】


◯『マイストーリー』
このコーナーは私きよこの頭の中のことをお話しするコーナー。
今日はこのラジオのタイトル『ハックルベリーフレンド」について。
ハックルベリーフレンド。どんなイメージが浮かぶでしょうか。マークトゥウェインの描くあの少年。トムソーヤーの友達のハックルベリー?
私も最初そう思いました。
私がこの言葉を目にしたのは作家景山民夫さんのエッセイ集の文庫本のタイトルです。そこでは「ハックルベリーフレンズ」となっています。何度も読み返している本なのにも関わらず、あとがきにこのタイトルの由来がきちんと記されていたことに、これまで私は気が付いていませんでした。
ふと気になって調べてみると、この言葉は名曲「ムーンリバー」の歌詞の一節。
もちろんそれは、その本にもきちんと記されていました。

ムーンリバーは、映画「ティファニーで朝食を」の中でオードリーヘプバーン演じるホリーゴライトりーがギターを引きながら歌うあの曲。
そう。私は本のタイトルで出会うよりも前に、この映画を観た小学生の頃から、何度も何度も、映画と歌を通じてこの言葉を耳にしていたのでした。

ムーンリバーの作曲はヘンリーマンシーニ。
作詞はジョニーマーサー。

さて、ではそこに出てくる
“ハックルベリー”とは?
それはマーサーが子供の頃に摘んでいた実のことだそうです。

「僕は南部の川沿いで育ったから、野生の茂みやブラックベリー、ストロベリー、小さなワイルドストロベリー、ワイルドチェリーの木、そしてハックルベリーなんかがいつもあったのさ。それと、マーク・トゥウェインがミシシッピを書いた『ハックルベリー・フィン』の名前が相まって、『ティファニーで朝食を』のホリーはアメリカ南西部の森林地帯の開拓地出身ということで、フィットしたんだ。』
(『Portrait of Johnny : The Life of John Herndon Mercer(原題)』。)

ハックルベリーフレンド。
あの頃同じ時を過ごした懐かしい友人を思う時のような気持ちになるラジオを。
そんな想いでこのタイトルをつけました。

My huckleberry friend
Moon River and me.

*

◯『イマジネーショントラベル』
イマジネーションの旅に出ましょう。
今日はムーンリバーの世界へ。
私なりの和訳でお届けします。


ムーンリバー 遥か大きな川
堂々と渡ってみせるわ いつか

夢をみせて
砕いた人
あなたがゆく所
私も行くわ 同じ道を

流れ者二人が世界へと旅立つ
まだ見ぬ世界がこんなにもたくさんあるから

私たちは同じ虹の果てを追いかけているの
あの曲がり角で待っているわ
懐かしい大切な友よ
ムーンリバーと、私



あの自由で華やかで少し物悲しさを湛えた映画も本当に素敵ですが、トゥルーマンカポーティの書いた原作も今思い返すと、静かで地味で退屈で案外悪くないかも、なんて思い出します。

新しいわくわくとする未来に出会う時、私はいつも懐かしい感じがします。「懐かしい」はあたらしい世界への私のキーワードなのかもしれません。

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