【ヒストリックbo1】UR delverのススメ
ヒストリックにおける各カードの使用感とマッチアップ雑感を記載しました。ヒストリックに興味があるけど環境が分からない方、デルバーに興味がある方向けです。
はじめに
アリーナの下環境ことヒストリックにて、ブロンズの底辺からスタートして10日間でミシック到達しました。
残念ながらスマホでやっていたためアンタップggにはほぼ記録がありませんが、感覚では勝率70%近くかと思われます。
デッキリスト
てら古屋チームメイトの@tamaosaaaaanさんが作成したリストです。
生物構成はデルバー、チャネラー、アルカニスト、スプライト、借り手とレガシー級の布陣(アルカニストはレガシー禁止)
その他もモダンからレガシーで採用されているカードが多く下環境民にはグッとくるリストかなと思います。
完成してから1枚も変える事なくミシックまで駆け抜けたこのデッキの雑感を載せておりますのでご覧ください。
カード別評価
秘密を掘り下げる者
旧イラストは研究者感がありましたが新イラストではかなりファンキーになって帰ってきました。
思案と渦まく知識がないとほぼ自力で変身するしかないので当然なのですが、ヒストリックでのデルバーはなかなか変身しないです。ドラゴンの怒りの媒介者ことチャネラーや火遊びを本体に唱えればライブラリートップを確認できるので補助することは可能ですが、デルバーひっくり返すより欲しいものを掘り当てる方が強いので基本的に自力変身になります。デッキ内のインスタントソーサリーは26枚です。祈りましょう。
すぐ変身したよ!褒めて!
ドラゴンの怒りの媒介者
デルバーに続きこいつもなかなか3/3になりません。
レガシーですらミシュラのガラクタを2枚採用してるぐらい昂揚達成は難しいです。
さらにフェッチランドがないので考慮か自身の能力で土地を墓地に落とすことになります。1マナソーサリースペルもありません。
1マナソーサリーキャントリップくれ
しかし、このカードは3点クロックよりも重要な"欲しいカードを掘り当てる"と言う役割があります。
特にbo1では60枚でコンボ、コントロール、生物デッキと幅広く戦わなくてはなりません。
相手に合わせて必要なカードを調達することで勝利に貢献してくれます。
戦慄衆の秘儀術師
レガシー禁止カードのアルカニスト君、このデッキの主役と言っても過言ではありません。
レガシーで禁止になっただけあってヒストリックでも一方的なゲームを展開してくれます。エルフなどのタフ2以下が主の生物デッキには火力→アルカ→火力しただけで勝ちます。
ヒストリック環境では稲妻のような3点火力が少ないので2ターン目にアルカニスト置いても大体ターン返ってきます。
レガシー出禁ニキ
環境に3点火力が少ないと言いましたが、このアルカニスト君を使えばこちらだけ4点火力または昂揚達成していれば邪悪な熱気で12点火力出せます。大体焼けます。
スプライトのドラゴン
レガシー時代からのアルカニストの相棒、スプライトのドラゴン君
キャントリor除去→アルカ→キャントリor除去&スプライトの動きが最高で、スプライトを出したターンに即3/3まで成長させることができます。
アルカ同様タフ3は死ににくいのでその後も継続的に殴れる体制になります。
1マナ生物を8枚搭載して尚、それらを抜きにした動きが強いのはこのデッキの安定感がなせる技かと思います。
単体でもまあまあ強いっすよ?
厚かましい借り手
bo1だったからか何かと便利でした。バウンス自体は弱いものの、これ引かなきゃ負けというシーンはいくつもありました。
このデッキ自体1マナ生物とスペルピアスで勝てるようなものではなく、マナをしっかり伸ばして戦う事が多いので活躍の場は大きかったです。
厚かましくも頼られ屋さん
ドローソース:考慮 選択
考慮は昂揚にもアルカニストの弾補充にも最適であり、積極的に唱えたい。選択はまあ悪くはないぐらいです。
チャネラーと合わせて3枚掘れるので結構欲しいものが見つかります。特にbo1だと早急に相手に刺さるカードを供給しなくてはならないので今1番欲しいカードを思い浮かべて唱えましょう。
欲しいものは何だい?
火力:火遊び 邪悪な熱気
基本的に火遊びはプレイヤーに飛ぶので後に残したいが、火遊びから消費して昂揚達成を助けつつ邪悪な熱気で盤面を開ける事も多いため相手をよく見てから唱えた方がいい。
令和のショックは占術付き!
相手を見て生物に当てる事が少ないと感じたらさっさと本体に唱えてカウンターなどの欲しいものを集めた方がいい場面もありました。
カウンター:呪文貫き 記憶の欠落
主なターゲットは全体除去、集合した中隊、ティボルトの計略
一般的に相手を選ぶカウンターではあるものの、生物デッキが集合した中隊を持っているため完全に腐ることはあまりないです。
私はタイムウォーク
マナベース:髑髏砕きの一撃
土地1のハンドが結構な頻度である中、土地1+髑髏砕きの一撃でキープできる事が多く、アルカニストや表現の反復の2マナ域を安定してキャストできました。マナがそこまで伸びないのでスペルとして唱えることは1回ぐらいしかなかったですが、表がソーサリーなのでデルバーを変身させるのと昂揚達成させる役割があるのでかなり重宝しました。
X=0で唱えて昂揚達成した事も
アド源:表現の反復
レガシー4積み、ヴィンテージでも採用されるカードは流石に強い。
1マナ域が多いため、3マナあれば土地を弾い有効牌だけ貰う事も多く、対コントロールでは中盤を支える重要なカードでした。
willがないので手札でダブつくと消費できないデメリットがありますが、それでも納得の4積み。
っょぃ
マッチアップ雑感
基本的には『1ターン目:デルバーorチャネラーorキャントリor火力→2ターン目:アルカニスト→3ターン目:スプライト+1マナスペル』と言う誰でもできるチンパンジームーブでかなり勝てます。
が、毎回そんないい手札は来ることはないのでカウンターなどを挟みながら地道に戦い、中盤以降に盛り返す事が結構ありました。テンポデッキだからと言ってオールインばかりしていたらあまり勝率は伸びない印象です。
対ジェスカイコントロール
環境屈指の3点火力である稲妻のらせんを有するコントロールデッキであり、環境最多アーキタイプ
数少ないアルカを焼ける火力
優秀な除去で耐えられ、5テフェリー、青巨人、マグマオパスで負けます。不利だとは思ってますが、序盤から有効牌にアクセスするのはデルバー側に分があると思うので、アルカニストやピアスや表現の反復を探して圧をかけましょう。
不利と言いつつミシックに到達する過程では負け越して無いです。
対イゼットフェニックス
こちらもかなり対戦したアーキタイプ
デルバーと比較すると信仰無き物あさりで墓地をしっかり肥やす代わりに手札は減っているので、ゲームが進むほどにアド差が開きます。デルバー側はコントロールプランを取ってしっかりフェニックスを叩き落とせばそのうち勝てます。
一度負けた試合はフェニックスが1ターン目に2体落ちてその後3回墓地から復活された時だけでした。それぐらい相性はいいと感じてます。
タフ2…
対白単人間
光輝王の野心家やサリアの副官でとんでもないサイズになるアグロデッキ。特にエスパーの歩哨が大きくなると手がつけられないです。
しかし、先手の除去からアルカニストを返す手段が無いためデルバー側も十分に戦えます。
緑をタッチして集合した中隊を搭載してる型もあります。
対天使
ライフゲインシナジーで天使を量産するアーキタイプ
回ればとてつもない盤面が出来上がるが、1ターン1アクションが基本なため、除去+アルカニストでアド損なくライフゲインシナジーを妨害できます。
対エルフ、ゴブリン、マーフォーク
もうお分かりだとは思いますが、除去+アルカニストで終わりです。ゴブリン以外は集合した中隊があります。それだけです。はい。
対ティボルトの計略
ヒストリックbo1を代表するコンボデッキ
悲観的な意見の多いアーキタイプですが、デルバーからしたら早いクロック+カウンターを有するのでマッチングすると嬉しいです。
積極的なマリガンから1.2.3ターン目パスで4ターン目続唱からティボルトの計略を確定キャスト→ウラモグとか全知とかなんかすごいスペル飛んできます。
コンボが通ったらかなりキツイですが、負け確ではありません。最後まで足掻いてみましょう。
最後に
デルバーが使えるからと言う理由で始めたヒストリックでしたが、多くのアーキタイプがありとても楽しめました。スマホ+bo1で手軽にできたのも良く、次のシーズンも資産集めのために回そうかなと思います。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
kiyoaggro