BMO vol.12参戦記
時は遡って
1ヶ月前、一応妻には横浜に行くと伝えてあったが、さらに地元の同行者が発生した事、泊まりの可能性が出てきた事を伝えた。
同行者はともかく泊りは反対されるかと思いきや、「いいよ」とすんなり許可が降りた。
せっかく友人と一緒にいくなら楽しんでおいでということなのか分からないが、わたしは晴れて目一杯BMOに注力できる体制を得たのであった。
そうとなればしっかり練習しなくては
という事で、隙を見てはてら古屋メンバーとMOで練習の日々。
当日多いであろうミラーマッチを重点的に"対戦→リプレイ検証"をBMO2週間前ぐらいから実施し、数日前は狂乱の呪詛について議論と紙でのリモート対戦に切り替えて練習した。
MOリプレイ検証では1手毎に意見を出し合い、相手視点も交えて正確な場面で共有できたのでかなり練習になった。普段からやればいいとは思うが、大会前にならないと他の人も含めたモチベーションも上がらないのでいい機会になったかなと感じる。
BMO前々日 〜転機〜
同行者から電話があった。
「ごめん、エントリーし忘れてた。」
彼は過去にもチームレガシー(GP静岡のサイドイベント)でドタキャン騒ぎを起こした事があり、わたしは密かにミスタードタキャンと呼んでいた。
今回もドタキャンあるんかなーと心づもりはしていたが、いざそうなると悲しいものである。(一緒に行くのを結構楽しみにしていた。)
ただ、事態はそれだけで収まらなかった。
妻の圧
「同行者から行けなくなったって連絡きた。」と妻に伝えた。すると妻からはこう言われた。
「いくの?」
正直意味がわからなかった。
自分にとって同行者はオプションであり、主たるイベントへの参加にはなんら変化はないと思うのだが、それでも行くのかと問われたのだ。
話の流れ的に強気に出てもいいと思ったが、ひとまず「え、うん…まあ、そうね。」とやんわり行きますと言った。
妻としては何気ない言葉だったかもしれないが、ここで変に突っかかって自分まで不参加になってはまずい。
依然、コロナ禍とはいえ国と職場からの行動指針に則って今回は参加に踏み切ったのだ。不運に見舞われ続けたBMさんもイベント開催に漕ぎ着けたし、久々に紙を楽しみたい気持ちが高かった。
出発の朝
同行者がいた時は深夜に車で行き、現地で仮眠予定だったが、流石に1人で長距離運転はアレなので始発の新幹線で向かう事にした。
朝5時起床し、支度を済ませ妻に行ってきますと伝える。すると妻は子供を起こし「パパいっちゃうよ」と言うと、子供は涙をほろりと流した。
さまざまな感情が交錯した。
子供もギャン泣きするわけでもなく、悲しい気持ちになったぐらいの泣きかた。
最終的には妻子供ともにいってらっしゃいと言ってもらえたが、心にきた。
会場イン
そんなこんなあったが、なんとか会場到着し、レガシーおじさん達と合流を果たす。
普段リモートでお世話になっているおうち勢とご対面できたのは嬉しかった。
他にもYouTubeで見るような有名人がゴロゴロしておりレガシーおじさんのテーマパークにきた気分。
さて、序文が長くなりましたが、ここからは大会レポです。いろんな感情が入り混じった今大会の行く末と得たものをご覧ください。
当日使用リスト
こちらが当日使用したリストです。
MOで使ってるリストとほぼ変わりませんが、紙イベントということで、狂乱の呪詛がサイドに採用されています。
狂乱の呪詛を2枚にするかそれとも0枚にするか悩みましたが、間をとって1枚に…
理由はMOのリストがかなりスッキリしていて使いやすいためあまり弄りたくないという点と、そもそも狂乱の呪詛は何に対して使うのかと改めて考えた結果そんなにサイドインしないのではと感じた点です。
サイドインアウトについては1番下に付けておきますので、興味ある方は見てください。
帳簿裂き型について
最近流行り出した、デルバーの代わりに帳簿裂きを採用したURについてですが、デルバー型にそこまで有利にならないのではと感じており使用しませんでした。デルバー型の除去が邪悪な熱気を多く採用しており、1マナ重い帳簿裂きを簡単に対処出来てしまうため、"少し重たくて同型に強い"という昔からある理論からは外れるのかなと思います。(タルモゴイフは重いが稲妻で対処されないからURに強い的な話)
代わりに赤単プリズンのようなチャリス系にはめっぽう強くなるので、メタゲーム次第とは思います。
今回、URミラーで2マナ域が増える事は同型の土地詰まり負けパターンにハマりやすく感じて使用しませんでした。
それではBMO9回戦開幕!
当日のマッチアップ
round1 mono Red prison
G1 チャリスラエリア負け
G2 チャリス霊柩車月寓話負け
××
サイド後はカウンター温存したりでそれなりには考えながら試合運びができたつもりだったが、こちらが攻勢に出る隙なく圧殺。帳簿裂きーーーー
round2 UR delver
G1 相手はデルバーに謎エンチャント(呪禁と+1/+1修正)キャストしたのに対して、私はwillで対応。
今思い返しても意味不明すぎて何してたんだろうと。
デルバーが4/3呪禁になったところでデルバーでキャッチしていいしなんなら濁浪で止まるのになぜwillを唱えたのか。
この1手で今大会を敗退したと言ってもいいレベルのプレミでした。(G2で諜報2回忘れたのは内緒
××
思い返せば、家庭のことだったり練習に割いた時間だったりだったりこのBMOに対する気持ちが大きすぎて集中出来てなかったなと。
round3 Bant blade
おうち勢のしゅ〜いえさんとの対戦
G1 相手は基本土地を並べる展開に対してこちらは不毛を3枚引き、ブレストで2枚戻してもまた2枚引きと終始不要牌を掴まされて何もできず負け。あーこんな時に帳簿裂きがあればなー
G2 ローム+ウーロ連打プランが完成しもうダメだと諦めかけた時、サージカルが駆けつけてくれ一命を取り留める。
チャネラーで押している時に忍耐プレイ。これはwillで応戦しことなきを得る。
先程、サージカルでライブラリーを見た時、勝ち手段がウーロ忍耐装備品だったので、忍耐もサージカルし装備品のみのデッキに仕上げて勝ち。
G3 開幕花の絨毯スタート
もうキツい。
が、除去があまり飛んでこなくこちらの反復がぐるぐる回り出す始末。物量差で押して勝ち。
×○○
緑系コントロールというなかなかきついマッチを制してのBMO1勝目
2敗時点でTOP8は無いのだがTOP32まではプライズあるので頑張ることに
round4 UR delver
G1 お相手先手デルバースタート
返しで除去を唱えるもデイズで返される
ミラーは反復濁浪を回す戦いなので、基本的に1.2ターン目にデイズを使うとマナが相手より窮屈になり勝ちにくくなる。このデイズでできたマナ差を維持して後手からまくって勝ち。
G2 相手の先手不毛からこちら反復濁浪にたどり着かず負け。
G3 先手ゲーで勝ち。
○×○
round5 UR delver
2022エターナルパーティー優勝者、2+2=5
おうち勢でもありMO村民でもある彼とは数日前にMOでミラーをやったばかりだった。その時は私の負け。
前回の雪辱を晴らす戦いに!
G1 お相手マリガンから芳しくなくオラついて勝ち。
G2 お相手先手からオラつかれて負け。
G3 こちら1マリガン
デルバー島ガラクタ不毛予報パイロをキープ
先手なので土地にアクセスしてなんとか凌ぎたいところ。
ガラクタで相手トップ確認して予報の合計3ドローを決めるも5ターン目まで2枚目の土地が見つからず負け。
○××
3敗目
無情にもプライズ圏外になってしまったkiyoaggro
子供の待つ家に帰るか悩むも、ネクストラウンドへ歩みを進める。
round6 4c Control
G1 お相手島スタートドロソ連打
スニショを警戒するも平地からエンディングされコントロールと判明
ウーロキャストに対してデイズを当てて減速
その隙にボコボコに殴り脱出する隙を与えず勝ち。
G2 お相手の除去を全部受け1対1を繰り返すがこちらの反復がぐるぐる回り、気づけば土地枚数はこちらの方が多く、ハンド枚数も相手の倍あった。狂乱の呪詛で蓋して勝ち。
○○
round 7 Nic Fit
コンパニオンでお相手の名前が表示された時、この名前フォロワーさんじゃないかなと…
プライズ圏外卓なこともあり席に着くと談笑がいたるところで始まる。お相手も「いやー今日まだ1回もURあたれてないんですよー」と言われ、私はニコニコしながら心の中で「(うわー絶対URに有利なデッキじゃん)」と思った。
しかしよくよく考えてみるとこのフォロワーさんMOやってたはず、たしか…ニックフィット!
G1 お相手ベテランスタート
うおおおおおやっぱニックフィットじゃん!
忍耐!忍耐!疲弊したところにスモッグコンボ!負け!
忍耐4なんだろうか…うーん、キツすぎる。
G2 チャネラー2体でオラオラするもフルタップでゼニスx5
なんだろ…まあ着地したら大体負けそうだからデイズで返すがいいかと思い、ブレストキャスト
諜報×2で1枚落とし2枚目で借り手を発見
ケラトプスだと緑1マナいるしなんならxで4でいいはず
ブレストでもデイズ見つからなかった為、借り手にかけることに
ゼニスから現れたガーガロスを借り手でバウンスして勝ち。
G3 消耗戦の末、互いに盤面まっさらハンド0
トップ勝負でこちらが濁浪反復を即ツモして勝ち。
×○○
対戦後、自己紹介してお話しできてとても満足。
ドロップしなくてよかった。またMOでお会いしましょう!
round8 mono Red Saga
ここにきて30番台という少し上の方の卓に着く
全く気づかなかったが、上位人のプレイスペースめっっっちゃ広い!下位卓の1.5倍ぐらいのスペース与えられとる
成績カーストを味わいつつラスト2回戦スタート
G1 お相手サーガ影槍スタートから墳墓でサーガトークンオラオラプラン
この猛攻を6点火力+不毛でなんとか持ち堪え、墳墓2枚の助けもあり、ライフ11対13と意外と接戦
そして私が初めてお目見えするのがこのお方
威迫4/1強い!
ここからは影槍を担いだこいつらとの戦い。
除去を挟んでなんとか押し返し、ライフ2対1の超接戦!
しかし、最後は2枚目のガットから繰り出された威迫4/1が止まらず負け。
G2 序盤はデルバー×2展開し優位に立つも激情で2体とも処理されてしまい、相手のガット+戦親分の展開を許してしまう。
最終盤面で残された手立ては乱暴転落を引くこと
思案で3枚みるも見つからず、シャッフルドロー
虚しくもここにもおらず無念の敗退。
××
最後に何気なく次のトップを捲るとそこにいた乱暴転落
引けなかったのだからライブラリーのどこにいても意味はないのだが、なんだかなーーーと
最終戦を前に成績は4勝4敗
TOP8もプライズも目無しになりドロップするプレイヤーも多いが、それでも俺は遊びたい。
今回大会を走り切るだけの準備はしてきたし、次いつ紙イベントに参加できるか分からない。
それに目無しになったとはいえ大型大会に出ているプレイヤーとの対戦経験は日常では味わえない。
プロでもないのに次があるからとドロップするプレイヤー達の先を走りたい!今大会の1敗は次の大会の1敗と思って臨む!うおおお最終戦やるぞーーー!!!
round 9 No-Show
ふざけんな!ボケカス!
はい。ということで私のBMO2022は皆さんより少し早く終焉しました。
まあ最後はドロップ処理がうまくできてなかった説もあるのであれですが、虚無な10分を過ごしました。
最後はジャッジの方と向かい合い、互いにお疲れ様でしたと声をかけ2-0で勝ち処理させていただきました。
その後は多方面に挨拶を済ませ足早に会場を後にし、新幹線に乗り込み帰宅しました。
今大会で気づいたこと
ズタボロだったラウンド1.2とは打って変わって、その後のラウンドでは自分の認識してるレベルで致命的なミスはなかったように思います。
ラウンド1.2と他ラウンドで自分にどんな差があったか考えたところ、対戦中に結構喋ってたなと感じました。
もちろん会話だけでなく独り言も多いのですが、相手の意図だったり自分の行動指針だったりを声に出してました。
一度声に出すことで場面整理&集中もできますし、手順間違えも防げてるのかなと。
なので、今後大きい紙イベントで見かけたら特に序盤はぶつぶつ独り言言ってるかもしれませんが、温かい目で見てやってください。
最後に〜サイドプランを添えて〜
かなり私的な内容が多かった大会レポでしたが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
最後に今大会に向けて作ったサイドインアウトとプラン?を15アーキタイプ分載せました。
チラシの裏紙程度の出来ですが、興味ある人は見ていってください。
ありがとうございました!
kiyoaggro
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