【実録】本当にいた!先手0ターン目デルバーの謎
まずはこちらの画像をご覧下さい。
こちらが〈秘密を掘り下げる者〉を先手0ターン目に出した画像です。
たしかにお互い土地を出してないのに〈秘密を掘り下げる者〉が戦場にいますね。しかも変身している。
先手なのでそのまま土地置いて殴りに行けます。
これが力戦デルバーとも言われる
「奥義!先手0ターン目デルバー」です。
文字通りチートですよね。
もちろん「ゲーム開始時に〈秘密を掘り下げる者〉を出していいですか?」と対戦相手に聞けば100%"ダメ"と答えられるでしょう。
しかし、実際私は先手0ターン目に〈秘密を掘り下げる者〉を出させてくれる良心的なプレイヤーにそこそこマッチングされます。
そう!これはイカサマの類ではないのです!
イカサマはダメ!絶対!
なのでこの奥義を繰り出すには対戦相手からの了承が必要です。
対戦相手が0ターン目に〈秘密を掘り下げる者〉が出てる状況を快諾してくれることでジャッジに見られていようが失格処分になることはありません。
ただ、対戦相手もタダで0ターン目に〈秘密を掘り下げる者〉を出させてくれるわけではありません。
対戦相手が求める条件とは…
先手0ターン目に〈秘密を掘り下げる者〉を出させてくれるのに釣り合う条件といったら皆さんどの様な条件を想像しますか?
ライフを9点失う
手札を1枚捨てる
1ターンパス
そこそこの条件を出さないとゲーム開始時に〈秘密を掘り下げる者〉を出してもいいとはならないでしょう。
実際の条件は…
"お互い土地を手札から捨てる"
これだけです。
えっ!?お互いでいいの!?
先手0ターン目デルバーの答え
さあ、皆さんもうお気付きですかね。
・イカサマではない(実質0ターン目)
・対戦相手の了承が必要(むしろ推奨してくれる)
・お互い土地カードを捨てる
これらの条件を満たすのはこの場面です。
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"対戦相手からの後手1ターン目〈不毛の大地〉起動"
実際、土地1キープから〈不毛の大地〉くらって土地0になりそのまま負けることもよくあります。
しかし、そこにはリスクもあります。
特にテンポ対決では後手1ターン目に〈不毛の大地〉を起動して、返しの2ターン目に土地プレイからさらに〈秘密を掘り下げる者〉等をキャストされると後手側のプレイヤーは盤面を取り返すことが非常に難しくなります。
比較するとこんな感じです。
・プレイヤーAの先攻2ターン目
・プレイヤーA
秘密を掘り下げる者×1 土地×0
・プレイヤーB
更地
・プレイヤーA
秘密を掘り下げる者×2 土地×1
・プレイヤーB
更地
前者のプレイヤーAが土地1キープをしていない限り、プレイヤーBは盤面のパーマネント数を同数に保てません。
後者のパターンにはまった場合、プレイヤーBは〈目くらまし〉や〈呪文貫き〉を掻い潜りながら〈秘密を掘り下げる者〉2体を除去しなくてはなりません。
仮にプレイヤーBは上手く2体とも除去出来たとしても6点ものライフを失う可能性があり、除去に2ターンを費やします。
対してプレイヤーAはさらに2ターンも攻め続けることができます。
後手番で、〈不毛の大地〉を起動する場合はリスクリターンをしっかり考えましょう。
この話は〈不毛の大地〉に限った話ではありません。
以下の画像を見てください。
ミラー対決で自分は後手番です。
対戦相手の先攻4ターン目にして盤面は更地です。
対して、こちらは土地2枚と〈秘密を掘り下げる者〉1体が戦場にいる場面です。アド差は0枚です。
例えるなら
後手0ターン目に土地2枚と〈秘密を掘り下げる者〉1体を戦場に出してゲームスタート
という感じでしょうか。
この場面も対戦相手の協力無しには完成しません。
答えは左側に表示されている墓地を見ると分かりますが、対戦相手が〈目くらまし〉を2回続けて唱えたことによって土地1枚から0枚に戻され続けた結果です。
この後対戦相手は土地1からしか動くことができないので1ターンに1アクションですが、私は〈思案〉を絡めた2アクションが可能です。トップ次第では〈思案〉も温存できます。
先手の〈目くらまし〉は一般的には強いと言われていますが、1枚〈目くらまし〉を使用すると先手後手が入れ替わります。
入れ替わった場合後手プレイヤーはワンドロー付きの先手になります。
こちらもリスクリターンをよく考えてプレイしましょう。
最後に
テンポ対決において序盤の攻防は非常に難しいですが、自身が何かしらのアクションをした後の盤面が強いか弱いかを常に天秤にかけ、有利になれる or 負けない盤面を目指しましょう。
また、今回の記事は一般的な話であり、テンポ対決においても後手1ターン目〈不毛の大地〉起動が強い場合もありますのでご了承ください。
kiyoaggro