#03 SONY(α7Ⅱ)からFUJIFILM(X-T3)に移行してみた結果
久しぶりの更新になりました。
今回は約二年間使い続けたSONYからFUJIFILMに移行してみて感じたことなどX-T3での作例を載せつつ、まとめてみようかなと思います。SONY(α7Ⅱ)の作例は下記ポートフォリオをご覧ください。
1,移行するきっかけ
前々からフジは気になっていたものの、今まで使ってきたα7Ⅱに愛着があり気に入って使っていたこともありなかなか踏み出せずにいました。しかし、9月下旬、撮影中に突然シャッターが壊れるという大事件が起き、急遽カメラを買わなければいけなくなりました。そこで前々から気になっていたFUJIFILMのX-T3を思い切って買うことにしました。
2.FUJIFILMに変えてみて良かった点3つ
1,FUJIFILMの色! フジは色が綺麗と定評がありますが、実際に使ってみてほんとに驚きました。僕は特にフジの青と緑が好きです。SONYとは全く違う色使いだなと感じました。ポートレートでの実戦投入前に近所に軽くスナップを撮りに行った時の写真を見てすぐにこれはポートレートに限らず、写真を撮ることそのものが楽しいカメラだなと思いました。
機材
・X-T3
・VILTROX 23mmF1.4
スナップ作例(写真は全てRAW現像したものです)
夕日のオレンジからブルーの発色もとても自分好みで空を撮るのが楽しくなりました!
また、カフェなんかでもこんな感じでオシャレで綺麗な写真が撮れます。残念ながらj-pegでフィルムシュミレーションを使った写真はあまり残してないので載せることができませんが、ファインダーを覗いたときの雰囲気も上の写真と同じような感じだった気がします笑
ポートレート作例(RAW現像済)
ポートレートでは今までフルサイズを使っていたこともあって背景ボケの少なさが心配でした。特にレンズが23mm(換算35mm)であることもあって余計不安でした。しかし使ってみたら意外なことに必要十分なボケは得られるなと感じています。程よくボケるといった感じのイメージ。23mm(換算35mm)では背景やその場の雰囲気を交えた写真になるので逆にボケすぎず、どこで撮ったかあとから見てわかる、背景を活かせるのが良いと思います。意外とボケすぎないことがメリットになるんです。また背景の色の良さもポートレートにとても良く合います!
正直、まだフジ色の良さを活かしきれていない気がしてるのでこれからもっと改良していきたいですね。
ちなみにaps-cで手ブレ補正ないですが、普通に夜ポートレートもいけました。どちらもISO3200くらいで撮ってます。僕はノイズあんま気にならないかなー。フジのノイズってフィルムっぽい出方するとも言われてて、そのおかげかもです。インスタに投稿するのがメインの人は気にしなくていいと思います。
2,小型軽量である!
カメラ本体とレンズの軽さと小ささは正義です。
SONYを使っていたときもα7ⅡにFE35mmF1.8を使っていたのでもともと軽い機材で揃えていたのですが、X-T3にviltrox23mmF1.4の組み合わせはそれを超える軽さです。なぜ軽さにこだわるのかというと、僕の撮影は基本半日くらいかけて撮ることが多いからです。そこで疲れることなく常に機動力を維持できるのは非常にありがたいのです。雨の日でも片手で傘さしながらでも撮れるしね!
3,クラシックな見た目!
フィルムカメラを連想させるかっこいい軍艦部!最高!
4,意外とあるとありがたい瞳AF
α7Ⅱを使っていたときはAF-Cで瞳AFが使えなかったので特に必要性も感じることなく撮影してきましたが、あると便利でした!
いうてあると便利レベルで、いまでも使ったり使わなかったりですが笑
AF精度はあってるように見えてピン外してる!みたいなのがたまーにあるレベルです。たいていあってます。でも被写体から離れて引きで撮るときはAF-Sで中央一点で撮ったほうが早いしピント合いますね笑
5,レンズが安くてハイクオリティ
レンズを単焦点で色々揃えたい僕にとってSONYのレンズは高くてハイクオリティだと感じていました。フジはその点、aps-cであるため、f1.4級の単焦点が10万もしないで買えます。SONYならf1.4級のレンズといえばほとんどが15万以上します(サードパーティ製のレンズならもっとやすいが)。社会人1年目の僕にとってはレンズが安いのは非常にありがたいのです。
3,FUJIFILMに変えてみてイマイチな点2つ
・フルサイズとの差
フルサイズからの移行であるため気になるのは仕方ないかもですが、解像感だったり階調やダイナミックレンジの狭さはRAW現像してるときに気になりますね。特に撮影の段階で白飛び黒つぶれしたらフルサイズならどうにかなるレベルでもaps-cだとどうにもならないですね笑 なのでそこだけは気をつけないとですね!ま、フィルム調が好きで使う人が多いカメラだと思うのであんまりデメリットではないかもですね。逆に無理に白飛び抑えるよりあえて必要ない部分であれば飛ばしたほうがフィルムっぽい感じや柔らかい雰囲気の写真にはしやすいと思います。
例えばこの写真、正直フルサイズならこんなにガッツリ白飛びしてないんじゃないかなぁと思うのですが、あえて白飛びを抑えないことでふわっとした幻想的な写真になったと思います。
・AWB
他の方のレビューでも見かけたのですが、AWBが弱いと感じます。同じ場所で撮ってるのに色温度や色かぶり補正が変わったりするのでX-T3に変えてからの現像では必ずそこの調整もするようになりました。アップデートとかで改善されるといいなー!
4,結論
正直どちらも僕は好きなカメラなので、これからしばらくはフジのレンズ増やしてX-T3メインになるとは思いますが、来年再来年あたりまでには壊れてしまったα7Ⅱを修理に出してダブルマウントで撮影できるのが理想かなと考えてます。パキッとした写真はSONY、ふわっと優しい感じの写真はFUJIFILMって感じで使い分けていきたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?