Day 200: 雑感
ついに、渡米してから200日目を迎えました。渡米後の日数を丁寧にカウントしてきたことが報われています笑。100日目の時には2回目の内科病棟ローテだったようですが、遠い昔のようです。当然のことですが、101~200日目の方が最初の100日よりも遥かに楽でして、余力が出てきました。過去を振り返ることなく、引き続き全力で頑張ります。
今日はとても嬉しいことがありました。自分の関わった論文が、ついに、循環器内科の3大雑誌に載りました!渡米後の記念すべき第1号がJACCというのはとても幸先が良いです。詳細は省きますが、大変長い道のりでして色々とありました。自分が関わったのは1年半前ほどだったと思いますが、2年弱の年月がかかった論文なのではないかと思います。自分は全くメインでは携わっていないのですが、このような機会を頂き感謝しています。ファーストオーサーの先生は、界隈では10年に一度の逸材?と言われている大変優秀な先生でして、引き続き自分のアメリカでの進路について助言をいただきたいと思っています。ついに論文が公開された後に、メールで多くの先生方(共著の先生は世界的にかなり有名な先生が多いです)がおめでとうという祝福の返事を送り合っている様子に触れて、このグループに自分もいることをとても誇らしく、素直に嬉しく思いました。論文作成の過程1つひとつは、とっても地味で退屈で、しんどい、辛いのですが、この祝福を受ける瞬間に全てが報われる気がします。
どんなことでもそうですが、表に出る前には相当な努力・しんどさがあるわけで、しっかりと耐えた後に花開く(可能性がある)わけです。自分がこのところ取り組んでいることは、きっと半年後~1年後に成果が出ると信じています。もちろん成果だけが目的ではなく、成果にこだわると虚しくなるわけですが。嬉しいことは素直に全力で喜んで、今進んでいる道が正しいと信じて、次なる進行中の課題に全力で取り組み続ける。そんなことをしているうちに、自分が将来したいことが見えてくるのではないかと思います。30歳までに生涯のテーマを見つけるべし、とどこかで聞きましたが、拡大解釈して30歳前半までにテーマを見つけたいと考えています。ある程度、取り組むべき課題の方向性を自分で絞りつつ、1つひとつの課題をしっかりとやり遂げましょう。
フェローシップのマッチングが上手くいくのかは依然として不安ですが、できることを全てやる方針を実行します。1つ目は、進路を相談している先生から聞いた、「今年循環器にマッチしたPGY-3に誰から推薦状をもらい、その裏でどんなことが起こっていたかを教えてもらうべし」ということを実践しましょう。CCUやフロアやその他で、循環器にマッチした先輩5人弱とはすぐに喋れる関係ですので、タイミングを見計らって聞きましょう。2つ目は、来年のローテーションについてです。先週から一緒に救急ローテをしている内科インターンがたまたま前回のブロックで同じフロアで働いた人でした。今日時間がある時に話していて、彼女は腫瘍内科に興味があって循環器ローテは忙しくて嫌だということでした。そこで、来年、僕の腫瘍ローテと彼女の循環器ローテをswapしようと約束しました。こんなことを様々な同期インターンと相談しておくのは今からできることでしょう。CCUや循環器病棟をローテする回数が多ければ多いほど、レターをもらいやすいのは当然でしょう。昔に、次期チーフが「CCUは6回目のローテだよ」と言っていたのは衝撃でしたが、お互いにメリットがあるswapは実現するはずです。あと、自分がフルでコミットしている進行中のプロジェクトに、院内の循環器内科の先生が共著で入ってくれることになりました。最近、循環器フェローシップのNo. 2になったという噂がある、インタベ・ストラクチャーの先生です。数日一緒に働いたことがありますが、聡明で良い人でした。明日、いよいよ心不全の先生とミーティング予定です。
数ヶ月前は色々としんどかったのですが、大きな流れが少しずつ良い方向に進んでいます。引き続き、同期と仲良く、誠心誠意、全力で臨床業務に取り組みつつ、フェローシップを見据えて研究活動に勤しみます。今取り組んでいる研究課題はいくつかあるのですが、公開されるまではもちろん秘密です。
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