マッツとヒューに挟まりレポ!コミコン2024に初参加
推しに会うのは勇気がいる。
何が何でも会いたい思いはあるものの、自分の存在を推しに認知されるという恐怖もあり、会うための費用を算出し冷や汗をかきと、気持ちがブンブン・ぐるぐる揺れ動いた末に会いに行かないこともある。
でも、このコミコン2024に限っては「今後マッツとヒューの2人が揃うことなんてある!?」という圧倒的レア感、年末の向かっての繁忙期、残業、毎日寝不足、増え続ける白髪……と色々限界だったのも相まり、勢いで腹を決めた。
チケット代+諸費用は寿命で日割りに。
(これができるようになると人生終わりの始まり)
ここはチルトン博士の厚顔無恥を見習い2人に挟まりに行こうではないか、いいや、やっぱ自分がアビゲイルと思った方がテンション上がる!と日々自分に言い聞かせ心の平穏を保った。
福岡から東京へ!
10時台の便に乗り、12時半頃成田空港に到着。
以前成田に来た時はあまりの交通の便の悪さに二度と来るもんかと心に誓った日もあったけど、(結局安さに負けて来てしまった)
この日は臨時バスが出ていたのか、スムーズに幕張メッセまで移動できた。
会場を角から角へ移動!しっかり見て回る
セレブエリア、コスプレ、一般入場と複数ある入り口に迷いつつ、会場に到着!
そこには、ハリーポッター、ゴジラ、マーベル、DC、中学の時に愛読していたSCREENと視界いっぱいに好きなものが溢れていた。
ぶらぶらして気になったブースをいくつか覗くつもりでいたけど、できる限り会場を隅から隅まで見て回ることにした。
まずは入り口すぐのゴジラブース。
でっかいゴジラにキングギドラ、モスラのパネルに遠くからでも目を引く。
途中サップ石島さんに出会いツーショットを撮ってもらう。
Xで拝見していた以上のチャーミングさ!
お肌つるつる、ピンクのアイシャドウが可愛くて、めいちゃんと違う点はマッチョなところだけなんじゃあないのと錯覚するぐらい。
テリファー公式のスタッフさん。
「あなたは私の女友達ですか!?」というぐらい盛れる角度で、アート・ザ・クラウンとの交流をたくさんおさめてくれた。
ハンニバルファンの心のオアシス、スターチャンネルさん。
残念ながらお面はGETできず、撮影の予行練習にブースで記念撮影。
途中、シャイニングのコスプレ姿の一向とすれ違う。
あの斧でドアをぶち割ったジャックニコルソンのコスプレだった。
「コスプレイヤーさん身長かなり高いなあ〜」
「警備員に囲まれているのはドアがデカくて尖って危ないから?」なんてふわふわ考えながら通り過ぎた。
まさか、まさか、誰が斉藤工さんと思おうか!
普通に会場歩いてるんですね……!
もっと目に焼き付けるべきだったと後悔したが、今は各所で「私、斎藤工さんとすれ違ったんすよ〜」と自慢させていただいている。
体感2秒!いや3秒?マッツとヒューに挟まるまで
16時15分からの回なので、15時45分にセレブエリアに向かう。
前の回の人がはけきれてない様子で、ざっと400人超並んでいる。
1人5万、2列で並んでいる、ということは私の2列前の方まで含むと30万と野暮な計算をしてしまって恐ろしくなる。
荷物を預けていよいよ撮影ブースに入る。
まず思ったのは「あっ、マッツとヒューがいる!!!」、次に聞いてた話よりベルトコンベアが早い!最後に何かカメラの後ろにデーンと座る、偉い人っぽい外国人が2人いるである。
私の前の皆さんはほとんど「Bite Me(噛みついて)」ポーズだった。
ヒューも噛みつきやってくれんだ!太っ腹〜と思いつつ、私はスタンダードに挟んでもらう形にした。
すると、ヒューが「あ、普通でいいの?」とほんの一瞬、世界で一番優しい間を持たしてくれて、なんて良い人なんだと思った。
マッツは慣れた様子で「はいはい〜!」という雰囲気。
「レディ」の掛け声と共にあっという間に撮影が終了し、マッツにそっと背中を押される。
お礼を言えたような、言えないような曖昧な記憶、目も合わせられないぐらいの瞬く間だったけど大満足だった。
撮影後、自分の写真をピックアップしていく時に他の方のお写真も目に入る。
どれも皆さんキラキラした素敵な写真。
最高の一瞬を切り取るために、マッツ、ヒューをはじめ様々な方があの場に集結し、気合いの入った機材を組み、シャッターを切るその瞬間に全員が意識を集中させて出来上がった1枚なんだと思うと、奇跡的で人の写真でも泣きそうになる。
あの空間での一瞬の幸せが写真という形にプリントされてたくさん並んでいる!なんてウルウルしながらセレブエリアを後にした。
反省と備忘録
①ポケットのある服で行く
撮影ブースに案内される直前、荷物を置くスペースがある。
私はスマホホルダーやポケットがなかったため、自己責任で貴重品を置いて行ったのだが、撮影中ちょっと不安だった。
また、撮影ブースに入るとスタッフさんから「チケットしまっていいですよ〜」と声掛けがある。
ポケットのない私はチケットを小さく折り畳み、スマートウォッチのベルトと手首の間に忍ばせた。
もし時計をしてなかったら、恥ずかしげもなくタイツやらパンツやらに挟む覚悟であった。命拾いした。
ちなみにチケットは喰うにも困る厚紙である。
②スニーカーで行く
会場は思ったより広い!歩きまくって足が辛くなる。
5cmのヒールだから大丈夫かと思ったけど全然ダメだった。
③A4サイズのプラスチックケースを持参する
SNSの先輩のありがたいアドバイスを失念し、クリアファイルだけを持参。
心許なさすぎた。
高価な推しの写真を守るためにもプラスチックケースが断然おすすめ!
④撮影は前が詰まっていない時間帯がいいかも…?複雑な心境も添えて
あくまでも私の印象なのだけど、少しセレブがお疲れ気味なのかなと思った。
これは断じてお2人に対する不満ではない。
ハンニバルが終わって10年も経つのに、揃って来日、噛みつきポーズにも応じてくれて本当に感謝しかないのだ。
だけど「これ無理してないか?」と、ほんの一瞬、申し訳なさが込み上げてきた。
前が詰まっていない時間帯を狙うというのは安直だけど、運営のスケジュールとペース配分が変わらない以上、解決できないかもしれない。
意見を伝えられる場所があれば、一石投じてみようかなと心に残る出来事だった。
最後に、マッツもヒューも同じ世界に生きていた
撮影中のマッツとヒューを見ていて、この人たちも生きた人間なんだということをありありと実感した。
少しカサッとした肌の質感、ポーズに合わせて揺れる髪、白髪を帯びた髭、足音、影もある、この人たちは物語の中でも外でも生きていて、私たちと同じように生活しているんだと。
憧れのスターと撮影をする経験を通し、同じ世界に生きている確証を得られたのは、今後の大きな励ましや力になりそうだ。
写真はすぐにスマホの待ち受けにした。
設定した当初はおこがましさやら恥ずかしさやらが強かったけど、ずっと見ているとあの瞬間の気持ちが蘇ってきて笑顔になれる。
2週間が経った今は、もう会社の壁紙の一部にこれ引き延ばして貼ってしまうのが良いのでは?と思うぐらいである。
コミコン、また来年も行きたいなぁと思う。
次回は一瞬でも意思疎通できるようにと英語を学ぶ目標ができた。