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【過去の私】助産師1年目編

おはようございます!こんにちは!こんばんは!

就職したのは総合病院。
指導体制が整っていて、1人につき2人のプリセプターと教育担当者。

後々、プリセプターの先輩に聞いたのですが、
就職する前に、やばいやつ(私)が
就職してくるらしいと先輩たちの中で
話題になっていたのだとか…。
入職する前から話題の女。
相当ですよね…。笑
(笑えない)

同期は私を含めて5人。
私以外、みんな出来が良くて
入職1日目から落ちこぼれを実感しました。

お恥ずかしい話。
分娩に入る前に実力確認のため、
事例を用いてどこまで分娩予測ができるのかを
考える時間があったのですが
同期が教科書を見ながら進めている中
私は、全くの白紙。
教科書の何を見ればいいのか分からない状態。
先輩から明確にやばいやつ認定を受けます。

もちろん、分娩担当になっても、何も答えられず…
毎日詰められ、責められる日々。
「ほんま、やばい。どうしよ。」と
先輩同士が話しているのが聞こえる日々。
そらそうなりますよね。

萎縮して、パニック。毎日頭は真っ白。

先輩が話してることが全部
私のことのように感じて仕事が一向に進まない。
何かが聞こえた気がする。
そんな気がしてからは
できるはずのことが急にできなくなる現象が起きるのです。

休みでも、仕事のことが頭から離れない。
仕事のことを考えてないと不安で遊びに誘われても行けない。

多重課題になると、パニックになりインシデントを繰り返す。
死にたくなるほどに自分を責め続ける日々。

帰り道に事故に遭わないかな。
歩いてる私を轢いてくれないかな。
こんな悲しいことも考えていました。

いつしか助産師が怖くなっていて、
赤ちゃんが産まれないことを心から願うようになっていました。
そしてついに、
同期がどんどんお産を取っている中で
私だけ、分娩担当からは外されました。
1年間で取り上げたお産はたったの8件。

仕事が嫌になると
ママの部屋やベビー室に閉じこもり、
ママや赤ちゃんのそばにいるように見せかけ
実は、助けてもらっていました。

そして、2月に師長から呼び出しがあり
NICUへの異動を命じられました。
要は左遷です。

今では、お産を取ることが
助産師の全てじゃないことは
声を大にして言えるのですが
あの時の私は、受け入れられなかった。
師長を恨み、病棟のスタッフを恨みました。

でも、今思うのは
あのまま産科にいたら病院を辞め、
助産師を辞めていたかもしれません。
ただ、受け入れれるのには3年弱かかりました。

そんなNICUに異動した
迷子の落ちこぼれ助産師きよちゃんですが
現在6年目になりました。
リーダーやプリセプターを務めるまでに…笑

私も信じられません。

長くなりました。
お付き合い頂きありがとうございます。

色んな人に助けられて
ここまできたこの上ない幸せ者。

そんな私が、次に目指すものはなんなんでしょう✨

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