『恐竜100万年(1966)』ロケ地
映画『恐竜100万年(1966)』が現在までアイコンとして残っている理由は、ラクエル・ウェルチ6割、特撮3割、その他1割なのでは?とも言えそうだが(言い過ぎ?)、舞台にも目を向けてみた。ロケ地は「どうせ安上がりに、ありきたりの場所ですませているのだろう」と思っていたら、そうではない。アフリカ大陸の北西沿岸に近い大西洋上にある島群「Canary Islands(カナリア諸島)」である。
日本人からすると、かなり面倒くさい場所だが、ヨーロッパ人にとっては「ハワイ」のような場所。英米の製作で、イギリスのハマーフィルムが絡んでいるからこそ、採用されたロケ地にも見える。アメリカ中心の撮影だったら、『猿の惑星』あたりのロケ地が選ばれていたのではないだろうか? 他の映画だと、例えば『銀河ヒッチハイクガイド』などでも撮影されていてる。さらに、2010年代からはハリウッド映画もポツポツ撮影している印象。『恐竜100万年』当時は、スペイン映画とかドイツ映画が採用していた場所だったのではないだろうか?(ここは実はスペイン領)。あと、同類作品だと『続・恐竜の島(1977)』にも出てきます。 パッとわかるロケ地は「パパガヨビーチ Papagayo beach」。他にも諸島の複数個所がロケ地に採用されている。