【ゆらぎ肌】
みなさま、ごきげんよう。
さてさて、暖かくなってくると肌の調子を崩す方、いらっしゃいませんか?
イメージ的に、「冬=肌にとって過酷な季節」と定着している節もありますが、とんでもない。
「春」を侮ってはいけません。
一年を通してずっと肌が敏感だという方ばかりではありません。
季節、体調、生活リズム、食事などなど、色々な要素が肌に影響を与えます。
こんなふうに、「時として肌が敏感になる」のがゆらぎ肌です。
しかし、そもそも敏感肌って??
敏感肌は、今やかなり広い意味で使われていますが、本来はアトピー性皮膚炎を指した言葉だと言われています。
アトピー性皮膚炎はバリア機能(細胞脂質)が極端に弱く、それにより肌が過敏に反応します。
そして、ゆらぎ肌とは一時的、または断続的にこの症状が出る肌のことです。
しかし、ゆらぎ肌は「3つの肌性(乾燥肌・脂性肌・混合肌)」のように公的に定められた定義がありません。
そのため、人によって、組織によって少しずつ意味が違う場合もあり、、、、
言ってみれば、美容業界においては、極めて曖昧な言葉です。
なので、語りようも無い、、、
というか、難しいテーマなのですが、、、
とはいえ、与えられたお題なので、私なりに一つのカタチを導き出します。
【ゆらぎ肌】
★一時的に敏感肌と同じ、または近い状態になる。
★見極めポイントは、化粧品がしみる。
これでしょうね。
私としては、化粧品がしみなければ、ゆらぎ肌=一時的な敏感肌とは判断しません。
そもそも、敏感肌の意味が広くなりすぎて、少し前なら「自称敏感肌」と言われて、専門家には相手にされないような状態でも、昨今は、"肌が弱い"なんなら"なんとなく肌がデリケート"という状態も敏感肌と捉えられる事も多くなりました。
しかし、今日び、化粧品の基準や開発技術も高くなり、ほぼ全ての化粧品が肌にとって安心・安全です。
それでも肌に合う合わないがあるのは、特別な方を除いては、もう、それは、
・成分と肌の相性
・思い込み
です。
そう、「個」の問題です。
これまでも何度か話題に上げましたが、化粧品はお薬と違い、強制されて使うものではありません。
ですから、使うからには、自分の頭を使い勉強し、判断し、自分に合うものを探さなければならないのです。
他力本願と他責はダメです。
そして、今日のテーマ「ゆらぎ肌」。
この場合は、一度は自分の肌に合うものを見つけても、節目節目では、"今の自分の肌にも合うのか?"をこまめにジャッジし直す必要があります。
春。
肌にとっては過酷な季節です。
あなたの肌はいかがですか?
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