【3Dプリンターの話】(その1)
15〜6年前から、ずーっと興味のあった3Dプリンター。
当時は、殆どが工業用で、家庭用といえる小型のプリンターでも、数十万〜数百万もしてて、とても気軽に自宅に置けるような代物じゃなかった。
【切っ掛け】
そもそも、3Dプリンターに興味を持ったのは、3Dソフトからだった。
これがそのソフトウェアだが、このパッケージは最近のものなのでVer13になってるが、オレが使ってたのはVer3とか4とか其のへんだった。😅
専門知識が必要で使い勝手もよくわからない本格的な3Dモデリングソフトと違って、初心者でも感覚的に積み木を積み上げるようにモデリング出来たこのソフトはとても優秀だったと思う。
CADライクな画面構成と住宅間取りに特化したことで、煩雑な操作を必要とせず、積み木を積み上げて構成していく感じとか、屋根とかも自動で葺いてくれるので角度や曲面等を意識しないで済むのも良かった。
このソフトで、間取りを作る仕事をしてのだが、この出来上がったモデルを立体化出来ないものか?と考えたのが始まりだった。
【諦め】
当然3Dプリンターが必要になるわけだが、とてもじゃないが買えない。
会社でもそんな予算は出してくれない。
仕事上は図面が出来ればそれで良いので、立体化する必要が無いからだ。
結局3Dプリンターは夢で終わるわけだ。
そのまま数年が過ぎることになる。
オレは其の会社の仕事を辞めてしまったので、3Dソフト自体を触ることが無くなったのだ。
その間、10年以上もの歳月が過ぎ去り、その間に3Dプリンターの特許も切れたようだった。
【再燃】
元来プラモデルを作るのが好きなので、オヤジに成ってからも時々プラモデルを作っている。
ある日、若き頃に自分が乗ってた車のプラモデルが売られているのを見て、なんとなく購入し、自分の乗ってた仕様に改造しようと思い立った。
特に目立った改造はしてなかったので、キットをそのまま組み上げればほぼ感性なのだが、こだわりたい所が一つ有った。
それは、アルミホイールだ。
当時自分が付けてたタイヤはちょっと特殊なもので、王道のブリジストンではあるのですが、RE91と言う高級外車向けのスポーティーなタイヤだったんです。
当時は、PORSCHEのオプションタイヤとして設定されており、PORSCHEの純正はピレリーP7なんですが、なんとオプションはブリジストンだったんですね。
そのタイヤを履くために、同じポテンザのTR-Sと言うホイールを履いてたんです。、
これがそのTR-Sの写真(拾い物)だが、80年代に販売されていたこのホイールは流石にキットには含まれてない。
改造用の別売りにタイヤキットにもこの型は無い。
つまり、こいつを再現するには自作する必要があるわけだ。
【試行錯誤】
色々試してみた。
最初はプラバンで組み上げてみた。
一応らしくはなるが、やはり細かいディティールが駄目だ。
MESH部分もヨレていて、お手製感丸出しでかっこ悪い。
紙工作にも挑戦した。
プラバンと変わらず。
4分の1だけ作って、レジンで複製しコピーしてみたが、やはりバランスが悪いのと、どうしてもヨレてしまう。
そこで、3Dプリンターを思い出したわけだ。
つづく…。😅
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