【恥ずかしい失敗談】10
話は前後しますが、うちのGreco FV600(FLYING-V)はワインレッドなんですよ。
今だと、ワインカラーのVは橘高さんのトレードマークとかで、一定の人気がありますが、当時この色はものすごくオッサン臭かった。🤣
しかしオレが好きなポール・スタンレーは、白か黒のVを使っている。
じゃなんで、ワインレッドのVを買ったのか?って話ですよね。
時は遡って、中学2年の冬休み。
私はそれまで貯めた貯金でエレキギターを地元の楽器屋へ買いに行ったんです。
そこには、Gibsonを始め、各国産コピーメーカーのVがひしめき合ってました。
本家Gibsonは278,000円
Greco FV600 60,000円
Greco FV900Y 90,000円
FERNANDES RFV-75 75,000円
Fresher FV380 38,000円
他にも、アリアプロ2とかも有ったのでしょうが、私が見てたのはコレなんですね。
いざ購入となると、更に悩むわけです。
親父の資金援助を得て、予算は10万円。
これで、ギター本体、ケース、アンプ、ケーブル等の小物まですべて買い揃える予定です。
予算的に当然Gibsonは論外です。
あと当時はVのソフトケースなんかありませんので、当然ハードケースになります。ハードケースはそれだけで18000円してました。
アンプのことを考えると、ギターの予算は6万円で限界なので、必然的にGrecoになります。
お店にはGrecoのVが何種類か置いてあります。
そこには、あのあこがれのポール・スタンレーモデルとでも言うか、ミラーピックガードに1PUの黒いFVがありました。
値段も6万円です!予算の範疇です。
誰もが、それを買うと思ったでしょう。
自分もそれを買う気まんまんでした。
で、いざ店員と話をするわけですが…
店員:「コレは、マイク(ピックアップ)が一つしか付いとらんでー、コッチにした方がええで…」
と、なぜか微妙な関西弁の店員。
オレ:「でも、ポール・スタンレーはこのタイプなんですが…」
店員:「いやな、あんた初心者やろ?これから練習するんちゃうん?それならマイクは2つ付いとらなあかんやろ?1個でどーすれっちゅーねん?」
なんか、関西弁で説得されるとある種の脅迫感があり、そう言うものか?と思い込まされてしまうんですよ。
オレ:「でもポールが…」
店員:「絶対後で後悔するから、コッチにしとき!」
と、完全に店員に押されて、ワインレッドのノーマルタイプを買うことになったんです。
待つこと1週間。
当時は持ち帰りって概念がなくて、後日配達だったわけです。
で、配達されたギターは店頭のものじゃなく、お店の在庫品でした。
今なら、絶対に店頭で試奏したやつを持ち帰るところですが、当時は高額商品だったので、配達してもらう感じでしたね〜。
で、結果、ワインレッドのVを弾くことになったんですが、コレが更なる失敗へ続くわけです…。
つづく
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