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【恥ずかしい失敗談】2

やはり中学時代。

ギター仲間(笑)の友人が、新しいエフェクターを入手したと言って騒いでいた。3万円もする高級エフェクターで、6弦のギターでも簡単に12弦ギターの音にできるエフェクターらしい。

そんな高級エフェクターを試奏しようって話が舞い込んだ。

 私の「FUZZと言う名のワウ(泣)」が19,800円だったので、ソレより1万円も高いなんて!?と思うと、居ても立っても居られなく、彼の家に遊びに行った。

ソコには自衛隊みたいな色の金属ボディーにフットスイッチが2つ。
フォンジャックが3つも付いてて、つまみも4つも付いてる!
しかも電池じゃなくてコンセントに直接コードを指すタイプ!

見るからに高級エフェクトっぽい出で立ち。
よく見ると左端のジャックには、「MODE」と書いてある。

「MODE」の下には何やら切り替えスイッチ。

真ん中と右のジャックの上には「OUTPUT」と書いてあるが、アウトプットが2つあると、ケーブルをどっちに挿せばいいのかわからない。

とりあえず、アンプを1台用意して、エフェクターをつないでみる。

アンプは2つあるOUTPUTの片方へ挿してみた。
左の「normal / effect」スイッチを踏んでみた。

アンプ:「じゃ〜ん♪」
私:「…?」
友:「…?」

変化なし。

今度は右の「vibrato / chorus」スイッチを踏んでみた。

アンプ:「うわんうわんうわん…」
私:「!?」
友:「?!」

うわんうわん言うだけで、とても12弦の音には聞こえない。

もう一度左のスイッチを踏んでみた。

アンプ:「じゃ〜ん♪」
私:「…?」
友:「…?」

うわんうわん言わないが、元の音と変化なし。

その後、摘みを弄ってみても、うわんうわん言う加減が変わるだけで、他には何も起こらなかった…。

私:「…これ…壊れてるんじゃね?」
友:「そうかも…」
私:「だって、うわんうわん言うだけって在り得なくね?」
友:「そうだよね?」

我々の結論は、この高級エフェクターは壊れている不良品だと判断した。

その後、その高級エフェクターは彼の従兄弟の兄貴が「くれ!」と言うのでタダであげてしまったらしい。で後日、その従兄弟はアンプを2台用意して、2つのアウトプットの両方にアンプをつないで弾いてたそうだ。

それは確かに6弦のレスポールで、まるで12弦の様な美しく軽やかなサウンドを奏でていたという…。

ZEPの「天国への階段」を演奏していたらしい…。

友:「従兄弟のお兄ちゃん、アレ修理したみたい。」
私:「ふ〜ん、修理代、高かったろうね…。」

そのエフェクターを正常に使うには、アンプが2台必要だと知るのは、その数年後だった。。。。

今考えるともったいねーな…。

BOSS CE-1

しかも一番初期型。。。

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