ATOM Cam2 全周カメラの改良(続)
ATOM Cam2を使った全周カメラの画質を改善しました。
いままでの記事
ATOM Cam2に全周魚眼コンバージョンレンズを組み合わせて All Sky Cameraを作ってみましたが、テキトー製作だったので周辺画質がとても悪いものでした。
最初の画質は酷いもんです(笑)
でもなんとなく空の様子(雲の様子)は分かりますし、運よく火球もキャッチしました。
まず最初の改良は、雨対策でクリアドームを付けたついでにちょっと分解してやってみました。
基本的な方針はできるだけコンバージョンレンズとカメラの距離を近づけること。
画質はかなり良くなってきたのではないでしょうか。(とはいえ製作過程はやっぱりテキトーです)
画質改善
前回の改善で近づけることでかなり画質が改善したので、今回はもう少しカメラと全周魚眼コンバージョンレンズの距離を近づけてみました。
まずはコンバージョンレンズのネジ部を無理やり取り除きます。この長さだけ距離が近くできます。
ニッパーで破壊。やっぱりテキトーです(笑)。
平らになりました。
カメラ本体の方の出っ張りも全部破壊。(前回の改造でフロントパネルは取っ払われています)
「邪魔する奴は指先ひとつでダウンさ♪♪」(愛をとりもどせ by クリスタルキング)、と口ずさみながら破壊していきます。
これで邪魔者がなくなり、以前よりもずっと(コンバージョンレンズの)バックフォーカスを短くすることができました。
画質を見ながらレンズの光軸を慎重に合わせ、おきまりのグルーガンで固定。(やっぱりテキトー)
改善結果
ほぼ全周点像になりました。
周辺部を比較してみるとこんな感じ。
周囲まで点像になって劇的によくなりました。天の川が上がってくる季節が楽しみです。
いま見返してみると最初の設置時は酷い周辺収差ですね(苦笑)
課題
星像は良くなっておおむね満足なのですが、月や太陽など強い光が入るとかなりゴーストが発生します。
まずはゴーストの原因がアクリルドームにあるのか魚眼アダプターにあるのか、アクリルドームを外して試してみよう。