IC2118 リゲルと魔女の横顔星雲
RedCat51 III + ASI 6200MM Pro(-5C Gain100)
3min x 15frames
on SkyWatcher AZ-EQ6GT
MiniCat51 + ASI2600MC Duo(-10C Gain100)
3min x 24frames
on ZWO AM3 mount
(Total 117min)
Nov. 2024
Pixinsight, Photoshop21
Locations: Kibichuocho, Okayama, Japan
https://www.flickr.com/photos/kiyoshi_imai/54120636054/
三連休真ん中の日曜日で新月期、天気は晴れ予報、という事で夕方まで家族と一緒にサッカーの試合観戦をして、夕方から出陣。
今回は新機材のMiniCat51を投入して、RedCat51とのツイン撮影。MiniCat51のファーストライトです。
MiniCatにAPS-CサイズのASI2600MC Duo、RedCatにフルサイズのASI6200MM Proをセットすることで、両者ほぼ同じ画角になりますので、今回もLとRGBを別鏡撮りで倍速撮影です。
撮影
撮影対象はそろそろ寒くなってきたし、オリオンのあたりを取りたいなと思っていたのでオリオン周辺を狙う事に。
オリオンが昇ってくるまでそれぞれの鏡筒とカメラ、赤道機をセットしてM45すばる星雲などを撮りつつ機材テストし、23時ごろから本命の撮影開始です。
250mmフルサイズの対象として最初はM78とバーナードループ周辺を撮ろうと思ったんだけど、軽く試写してみたら燃える木のあたりまで入って燃える木が悪目立ちして、ちょっと思ったようなフレーミングにならないので急遽ターゲットを魔女の横顔に変更。
リゲルまでフレームに入れて周辺の赤い星雲を出してみようと試みました。
機材をセットして睡眠。朝まで5時間x2鏡筒の予定だったのですが…
0:30頃から霧が…orz
結局カラー画像は1時間ちょっと、L画像は45分しか撮れませんでした。
というわけで、思った量のデータが確保できなかったのですが、とりあえず作品にしてみました。
なかなか難しいですね。昨年もこのエリアを撮ってみてますが、赤と青のバランスが綺麗に表現できるかなとトライするものの、なかなか「綺麗」な感じに仕上がりません。
リゲルをセンターに配置して横構図にした方が良かったのかも。
画像処理
処理は Pixinsight で下処理をして、ステライメージでLRGB合成、その後PhotoShopで仕上げ処理の流れです。
PhotoShopでの仕上げ工程がなかなか納得いかず、最終版まで3回画像処理をやり直しました。
一番最初は魔女の横顔星雲をはっきりと出そうとレベル調整・コントラスト調整をしてたら、リゲル部が不自然に真ん中だけ白っぽく飛んでしまって違和感が。
リゲルなどの強い輝星の部分が、外に向かってなだらかに広がるようにするために、レベル調整やコントラスト調整時にハイライト部が破綻しないように気を付けて2回目の処理。
そうすると魔女の横顔星雲部がなんとなく迫力不足になってしまって、いい塩梅を探しながら3回目の処理で何とかフィニッシュ。
周りに広がる赤い星雲を出して青いリゲルとのコントラスト感を出したかったのですが、露出不足は否めないですね。バックがかなり荒れた感じになりました。
またいつか撮り増し(取り直し)して完成させたいです。