ユーザーさんのミスを減らすために、bosyuチームが取り組んできたこと。
こんにちは。bosyuのプロダクトマネージャーです。
bosyuは「できること、やってほしいこと、やりたいこと」をなんでも簡単に募集できる、、、というシンプルなサービスですが、いろんな内容の募集を作ることができるが故のミスが見受けられる状況でした。
ミスの内容によっては、せっかく作っていただいた募集を運営側として削除しなければならなかったり、拡散のお手伝いがし辛いといった状況だったため、何かしらの手段でこれらを解消していく必要がありました。
具体的には下記のようなケースです。
・意図せずbosyuのガイドラインに反する投稿が行われてしまうケース
・作成する募集の種類を間違えてしまうケース
・操作ミスなどで似たような募集が複数個作られてしまうケース
募集の種類が増えたことによる課題の深刻化
元々のbosyuには「種類」という概念は存在せず、どの募集も同じ形式で作成可能となっていました。
しかしながら、事業を拡大していく中で下記の課題があり、bosyuに「種類」という概念を導入せざるを得ませんでした。
・bosyuは求人媒体ではないため、雇用条件等を記載できない(求人/それ以外という種類)
・報酬付きの募集を作るにあたって、報酬を支払う側/受け取る側といった区別が必要となった(報酬あり/なし/誰が受け取るという種類)
・チーム機能により、チームの募集/個人の募集という区別が必要となった(チーム/個人という種類)
また、2020年4月に掲示板という概念を追加したことにより、さらに種類を増やさざるを得なくなり、bosyuの種類間違いという課題が深刻化していました。
これらはサービスの成長に伴う代償のようなものではあるのですが、付け焼き刃の機能追加を行なってきたツケがだいぶと溜まっていた状況でした。
人的アプローチとシステム的アプローチ
これらの問題に対し、bosyuとしてはまずは人的なアプローチをとることにしました。システム改修は一定のエンジニアリングリソースが必要であり、すぐに効果を発揮するものではないためです。
そこから徐々にシステム化を進めていき、これらの問題がシステム面から全てカバーできる状態を目指しています。(現在はその中間点くらいにいる状態で、人的アプローチとシステム的アプローチが混在しています)
例えば、bosyuに記載できないワードなどが含まれていた場合、システム的アプローチとして「NGワード」が含まれているダイアログを出して伝えていたり、人的アプローチとして「全ての募集を人の目で確認」するといったアプローチをとっています。
bosyu作成フォームのリニューアルという試み
これらの根本的な解決として、募集作成フォームのリニューアルもおこなっています。
リニューアル前
リニューアル後
リニューアル後の方が文字文字している感はあるのですが、募集作成時の迷いを消すという観点では一定の説明が必要であると考え、募集作成フォームの右側にヘルプテキストを表示させる形にしています。
おわりに
bosyuは、あえて特定のジャンルに特化しないという運営方針をとっています。特定の用途に特化した方が使いやすいものが作りやすいのですが、とりあえずbosyuという場所に来れば何かできる、、、という体験を実現するためにはやむを得ない選択といったところです。
この方針が、結果としてユーザーさんにとっての分かり辛さを生む原因になっていることも重々承知しています。
誰が使ってもわかりやすい機能/言葉にしていくハードルがとても高いと感じているのですが、その辺りと日々向き合って、よりユーザーさんにとって使い勝手の良いサービスにしていけたらと思っています。
また、先日立ち上げたSlackコミュニティ「bosyu cafe」でもプロダクトについてのあんなことやこんなことを話しているので、興味のある方は是非覗いてみてください!
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P.S. 本を読むペースが年々遅くなる問題に終止符を打てないアカウントがこちらです。どうしたらいいんでしょうか。速読のコツを完全に忘れました。
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