転職エージェントに相手にすらされなかったので、転職エージェント側になることにした。
いまでこそWebサービスのプロダクトマネージャーをやっていたり、業務委託で色んな会社のお手伝いをしていたり、色んな会社の採用支援をしていたりするものの、なかなか荒れたキャリアを歩んできました。
アラサーですでに5社目ですし、フリーランスとしても丸4年経ちましたし、なんなら会社も持ってたりしました。もはや自分のキャリアをうまく説明することなんて出来ませんし、初見の人にうまく伝えることも諦めてしまっています。
そんな私は一年くらい前に、何を思い立ったか転職エージェントに登録してみました。フリーランスに飽きてきたこともあったのと、コネクションのない会社の話も聞いてみたいなと思っていたのが大きな理由です。
ですが、転職エージェントに相手にすらされなかったんですよね。
色々レジュメを書いたり、希望職種とか業種をエイッと広めに書いたりして、ワクワクしながら待っていたときに来たメールがこちらです。
なるほど。私は無価値で紹介する先すら無いのかと。
ちょっと悲しかったので、元転職エージェントでもある Mihoさんに相談してみたところ、衝撃の事実を突きつけられました。
「フリーランス経験あったり、転職回数が一定以上の人、書類だけで足切りしてるエージェントもあるんだよね」
なるほど。つまり書類上は私は無価値でどこかの会社に紹介する理由なんてどこにもないのだと。
ですが何故か不思議なことに、一緒に働きたいと言ってくれる方がいらっしゃったり、会社に誘っていただいたりしていたおかげで、フリーランスとしての仕事に困ったことは無かったですし、なんならbosyu社との雇用形態を正社員に変更するときなんかは、メッセージ一通だけで転職活動が終わったりしたわけです。(これは特殊な例ですが)
このギャップにとてもモヤモヤしていました。そして、同じような課題を感じている人が日本には沢山いるんだろうなと、ふわっと思っていました。
そんな折、上述のMihoさんがキャスター社の新規事業で転職エージェントをやりたいんだよね〜といった話をされていました。当時からキャスター社をお手伝いしていた私は、なんとなく首を突っ込んだり突っ込まされたりして、結果的に転職エージェント事業を立ち上げることになりました。
仕事は評価されているのに、書類で落ちてしまう。
このペインを世の中からなくしていきたいな、、、というのがこの事業の大きな目的です。私の場合は転職エージェントから相手にすらされませんでしたが、多分、募集中の企業に普通に書類を出しても、足切り要件に引っかかってノールックで落とされてしまうことも多いんだろうなと容易に想像がつきます。
私みたいな思いをされた方は日本に沢山いると思っています。単純な経験不足やスキル不足ではなく、書類上の足切り要件に引っかかってしまうだとか、しっかりとした経験はあるのにそれらを書類上/面接上でうまくアピールしていけないだとか、そんな本質的ではない問題を無くしていきたいなと思って、私も転職エージェント側にまわってみることにしました。
とはいえ転職エージェントとしては駆け出しすぎるで、プロの方々の背中を見ながら勉強しつつ、裏側の仕組みとか、事業の組み立て方とか、そんなところをメインにお手伝いしています。
裏側を少し話すと、事業を組み立てていく中で、実はあまり収益の話をしていません。正しく求職者さん、企業さんと向き合えば、そこに必ず価値が生まれると思っているからです。それよりも、ここまでつらつらと書いてきたペインをなくしていきたいなと思って、そこを解消していけるような仕組みを手探りながらも進めている最中です。
裏メニューとして担当エージェントに私も指名できたりするので、もし転職をお考えの方がいらっしゃれば、ぜひApplyに登録してみてください!
-------
P.S. もはや何を書いているかわからないアカウントですが、たまにプロダクトのことや転職のことつぶやいていて、役に立つアカウントがこちらです🍿