bosyuでおひねりが渡せるようになりました💰
こんにちは。bosyuのプロダクトマネージャーの人です。
bosyuには「報酬をつけて募集を作る」機能があり、bosyuを使って仕事を行っていただける仕組みがあるのですが、それを拡張する形で「仕事のプラスアルファの対価」として「おひねり」を渡せるようになりました。
おひねりってどんな機能?
その名の通り、おひねりを渡せます。
報酬付きの募集をつくり、相手に実施いただいた依頼事項が想像よりもとても良い出来の場合などに、プラスアルファでお気持ちを渡せるような形の機能です。
例えば3,000円でイラスト作成を依頼してみたものの、クオリティがとても高かったのでプラスでもう1,000円支払いたい、、、みたいな気持ちをお金という形で表現できるようになります。
機能的にはこれくらいなのですが、裏側でどんなことを考えていたのかをお伝えできればと思います。
なんでおひねり?
おひねりの前提の考えにあるのは、価格設定の難しさという問いです。
本来ならば購入前に価格が明確になっているべきですが、サービス提供に対する対価を決めることは難しく、サービスの提供を受けて初めてその価値がわかるといったケースは多々あると感じています。
この場合に、正しい対価をお支払いできる状況がより健全な環境だと考えており、それらをサポートするための機能としておひねり機能を位置付けています。
無料の募集にはおひねりをつけられないの?
いろいろと検討したのですが、今回のアップデートでは無料の募集へのおひねりの付与は難しいといった結論となりました。
収納代行というスキームで運用しているbosyuで「明確な契約範囲が定まらない無料の募集」に対しておひねりを設定できるようにしてしまうと、実質的には送金と変わらないケースがでてきてしまい、資金移動業等を取得していないbosyu社では法的に問題があるという判断からです。
無料で作れる募集にも「完了報告」等々の機能をつけたりすることでこの問題は一定回避出来そうではあったのですが、求人系の募集などとの相性はとても悪く、法的にもクリーンな形で運営できる状態になるまで(つまりは、資金移動業等を取得できる、もしくは別の形の機能で実現できるまで)は、やむなしといったところです。
おわりに
法的な整理とプロダクトの機能の兼ね合いというジャッジはシビアであり、プロダクト作りの観点からはなかなか苦い思いをすることもあるのですが、他方で守られるべき保護法益があることも事実ですので、自分たちのことだけでなく、世の中全体を見ながらプロダクトを作っていければなと思った次第です。
こんな感じのプロダクトの裏話なんかもゆるく流れているSlackコミュニティの「bosyu cafe」も、気になった方は眺めてみてください〜!
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