#bosyuで習い事!- 企画者が語るbosyuらしい企画のつくりかた
こんにちは。bosyuのプロダクトマネージャーの人です。
bosyuで「#bosyuで習い事」企画がスタートしました。ひとことで言えばbosyuで様々な習い事にトライできるといった単純な企画ではあるものの、それなりの紆余曲折を経てこの企画にたどり着いています。
このnoteでは、Webサービス運営時に企画を考えるときの参考になればと思い、そんな紆余曲折や、企画者としての思いを綴っていきます。
はじめに:bosyu向きの企画ってなんだろう?
2020年に入ってから、bosyuではさまざまな企画にトライしています。
bosyuをより多くの人に知ってもらったり、いまbosyuを使ってくださっている人がより楽しく、より満足度高くbosyuを使ってもらうといったことが企画の主な目的です。
雑に言えば目立てば良いようにも思えるのですが、現実的にはそうではありません。
例えば「bosyuでオンライン婚活!」みたいな企画自体を仕掛けることは出来ますし、魅力的な女性と魅力的な男性を抱え込めれば、それなりに跳ねる企画に育てることもできるとは思います。とはいえ、bosyuとしては出会い行為は禁止していますし、そもそも出会い目的でbosyuを使った人がその後もbosyuを使ってくれる可能性はほぼゼロに等しいと考えています。
とした場合、一過性のブームとしてbosyuが消費されるだけであり、企画を行うこと自体が事業のマイナス要因になりかねません。
つまり、ただ目立つことにはあまり意味がなく、クリーンかつ、コアなファンに繋がっていくような企画でなければ、今のフェーズでは無意味だと考えています。
【ここまでのまとめ】
・企画には目的が必要
・一過性のブームにすぎない企画には意味がない
・フェーズによって必要とされる企画は異なる
応募を集める?募集を集める?
プラットフォームビジネスをやる上では避けて通れないニワトリタマゴ問題。bosyuにおいては、募集と応募のどちらを集めることに意味あるのか、、、といった問いがついて回ります。
最終的には決めの問題でしかないものの、現時点のbosyuの企画においては両者をバランスよく集めていくといったスタンスを取っています。
この理由は単純で、企画を実施してきた絶対量が少ないがゆえに、どちらを集めるのが効果的かという点がまだ読みきれていないからです。
あと数回くらい企画を行えば何かしらのジャッジはできると思っていますが、しばらくはデータを獲得していく期間として割り切っている部分があるのが実情です。
【ここまでのまとめ】
・企画は仮説検証のひとつの手段ともなりうる
・初回から企画を当てるのではなく、トータルでの成功率で考える
さてここでちょっとCMです!
-------- CMタイム --------
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-------- CM糸冬 --------
後半戦、入ります!
なぜ習い事に振り切ったの?
いくつか企画の案があった中で「習い事」に振り切った理由は大きくふたつあります。
「教える側」の募集を集めやすいと考えた
ひとつは、「スキルを教える」という募集であれば、誰もが比較的作りやすいと考えたためです。bosyuの今までの傾向を見るに、自分のできることで相談に乗ったり、自身が持つスキルを教えるといったbosyuは比較的作られやすくありました。
他方、これまでの企画の経験上、誰かに募集を作ってもらうハードルはとても高いと実感しており、募集を作ってもらう企画を行うのであれば、可能な限りそのハードルを下げる必要があると考えていました。
そのため、募集内容を比較的考えやすい「教える」ことをテーマに置くのは良いのではと考えていました。
オンラインでも「習い事」はできる
もうひとつは、習い事であれば、「オンラインでもできる」ことが多かったからです。このご時世のため、一緒にランチを食べたり、リアルの場でのイベントの企画は現実的ではありません。
そのため、可能な限りオンラインで完結するような企画がこのタイミングでは必要と考えており、その観点からも「習い事」というテーマは魅力的だと感じていました。
【ここまでのまとめ】
・bosyuの企画においては、募集の作りやすさを無視することはできない
・世の中的な事情も考慮した上で企画を作る必要がある
どんな感じの企画をイメージしていた?
bosyu上にあるさまざまな習い事の募集をまとめ、それらを簡単に探すことができる場所を作れれば、bosyuで習い事といった企画がわりと簡単に実現できるのではと考えていました。
また、このような企画であれば教える側、習う側を一度に集めることができるため、bosyuを新しい方に知ってもらう手段としては良いのではと考えていました。
企画のために必要だと考えていたこと
・習い事の募集が一定数存在していること
・それらを良い感じでまとめられること
どのようにして募集をまとめるか
ここにはいくつかの手段があるのですが、募集にハッシュタグをつけていただくという、過去にも利用した手段を使うこととしました。雑に言えば、ハッシュタグがついているものを企画ページにまとめるといったところです。
【ここまでのまとめ】
・わりと簡単に考えていた
・過去に利用した手段を踏襲する形をとった
何に苦戦した?
教える側を集めることに一番苦戦しました。結果的に、リリース時点で150名以上の方にご参加いただけているものの、実は当初考えていたものとは違う形で「#bosyuで習い事」企画は実現されることとなりました。
まずは教える側を集めるための企画ページを作った
習い事企画を実現させるためには、教える側のユーザーを集めていく必要があります。そのためには、「かんたんに募集が作れる」ことの一点がとても大切だと考え、教える側が募集を作りやすくすることを意図した企画ページを作りました。
教える側の企画ページの問題とうれしい誤算
上記のような意図をもって作った教える側の企画ページは、当初の目論見通りには行きませんでした。
ざっくり言えばテンプレート機能によってかんたんに募集を作れるようにしたものの、bosyuの目指す世界に賛同してくれるユーザーさんの作る募集の多くはテンプレで括れるようなものではなかったため、結果的にテンプレート機能はあまり使われませんでした。
また、当初の目論見では「英語」や「プログラミング」といったよくある習い事の募集が多く作られると予想していたものの、実際はこれらとは少し違ったbosyuらしい募集が多く作られることとなり、ここは嬉しい悲鳴といったような状況でした。
ハッシュタグが無い問題
ハッシュタグをつけていただいた募集を企画ページにまとめようとした矢先、この企画のために作っていただいている募集にも関わらず、ハッシュタグがついていない募集が目立つという問題が生まれました。
また、bosyuの仕様上、応募が一度でもあった場合は募集内容を変更できない(募集内容がコロコロ変わると応募者が混乱するため)という制約を設けているため、ハッシュタグを付けてくださいと気楽にお願いすることもできず、やむなしの手段を使って解決する運びとなってしまいました。
【ここまでのまとめ】
・ハッシュタグの仕組みが磨きこまれていない中、企画の中心に据えることはリスキーだった
・「教える内容」については完全に想定外の比率となった
企画内容の方向転換からのリリース
当初の目論見とは少し違う方向性に進んでしまったこともあり、リリース直前に企画内容を少し変えるというジャッジをし、企画ページやプレスリリースの内容などを一部変更してリリースすることとなりました。
この辺りは完全な読み違いもあったため、何回もぐぬぬしてしまいました。結果的にリリースまでこじつけたものの、なかなかに苦戦した次第です。
募集側、応募側の両面集めていく企画はbosyuとしては初めてで、企画を進めていく中でも細かい調整や企画内容の修正が多々発生しました。
もちろんそこからの学びは多いのですが、もっと上手くやれた部分も多々ありますので、次回の企画に活かしていきたいなと思っています。
【ここまでのまとめ】
・ぐぬぬした
・進める中での違和感は早めにキャッチし、企画を最適化していった
まとめ
企画をあてることはとても難しいなと日々思っています。もちろんお金をかければ一定の成果は得られるのですが、それだと一過性のブームになりがちで、あまり意図したものではありません。
また、他のサービスだと上手くいった企画も、bosyuの特殊性ゆえに、bosyuだと上手くいくとは限らなかったりします。
そのあたりの難しさもかみしめつつ、bosyuらしい企画にこれからもトライしていきたいなと思っています。
この機会に是非、習い事にチャレンジしてみてくださいね!
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P.S. 中の人が作った習い事がこちらです。おすすめです。
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