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【2025年1月+4月の「Yume no Tane」個展- Part 2: Train of thoughts/想いの流れ】

来年1月に持っていく6枚の作品のうち、どれを選ぶべきか、長い間悩んでいました。その中で、3枚を「Train of thoughts(想いの流れ)」として展示することにしました。この作品は、3枚に分けて個別に見ることも、3枚を一緒に見ることで流動的な連続性を楽しむこともできます。実際の額装では、3枚を分けて額装しています。

制作時期としては「Yume no Tane」より少し早いのですが、この作品を『Silent Shine(サイレントシャイン / 静かな輝き)』シリーズに含めるのも良いと思いました。手紙を書く時間には、確かにゆっくりと流れるような輝きの感覚があります。もしかすると、この作品は「Yume no Tane」の中で、小さな女の子が未来の自分に宛てた手紙のようなものかもしれません。「今、自分の夢を叶えられているのかな?」と問いかけるような作品です。ただ、この絵をそう解釈する必要はありません。ただ緩やかに想いが流れていく過程を描いたものでもあります。

作品自体は複合的な素材を用いて制作しており、細部の模様や異なる質感は近くで見ないと分かりにくい繊細な仕上がりです。

Train of thoughts(想いの流れ)

Train of thoughts(想いの流れ)
思緒の流動は、長い時間をかけて醸成されたものです。最初、頭の中にはさまざまなパズルのような生物が住んでおり、学びの過程での晴れや雨、満ち欠け、浮き沈みを象徴しています。彼らは、最初に文字の種を植え、細心の注意を払って水をやり、育てました。そして、その種は成長して、花を咲かせ実を結ぶ木になりました。

収穫の季節になると、必要な文字を慎重に収穫し、それらを小さなカートに積み込んで運びます。歩いていくうちに、文字がゆっくりと言葉として形を成していきます。

そして、その言葉をそっと霊感や思緒を載せる器に注ぎます。ペンを軽やかに動かすと、文字が紙の上にゆっくりと浮かび上がり、夢の中の思緒に静かに戻っていくのです。

この作品は、限定版の版画として販売されています(全150部、3枚を1つの大きな作品としてプリント。すべてに作品保証書が付きます)。また、原画に興味がある場合は、Instagramアカウントを通じてお問い合わせいただけます。

2025年1月13日(月)から1月26日(日)カモメロースタリー東京カフェでミニ個展

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