【2025年1月+4月「Yume no Tane」個展 - Part 5: サイレントシャイン原画】
今年6月に福岡の元ホストファミリーを訪れた際、新しい心境の変化を得たことは、Part1で少し触れましたが、その経験を元に、「Yume no Tane」シリーズから派生した小品、「Silent Shine / サイレントシャイン / 静かな輝き」を作成し始めました。この作品は、これまで頻繁に登場していた星を象徴とする要素から離れ、日常の中での静かな輝きを表現することを目指しています。
星はこれまでの作品において夢や輝きの象徴として用いられてきましたが、すべての作品に星を登場させることに疑問を抱きました。「本当に輝きは星だけなのか？」と考えたのです。ホストファミリーとの短い夕食の時間で、日々の些細な出来事や努力について話し合い、「輝き」とは何かを再考しました。それは特別なものではなく、平凡な日常の中にも感じられる瞬間だという結論に至りました。この作品では、黄色や金色の輝きを取り入れつつ、全体の雰囲気は静かなものに仕上げています。
現在このシリーズには3作品があり、4作目を制作中ですが、忙しさのため完成の目処は立っていません。4月初旬の展示に間に合うかどうかは分かりませんが、できる限り挑戦したいと思います。また、このシリーズには福岡で購入した久留米絣の布地を取り入れています。落ち着いた質感がシリーズのテーマと合致し、ホストファミリーへの思いも込めています。ただ、購入した布が限られているため、4月に再び福岡を訪れた際に追加購入する予定です。
原画は販売可能で、ネットショップで版画として少量販売も予定しています。また、展示期間中は署名用の本を用意しますので、ぜひお越しの際には、日常の中で感じた「輝きの瞬間」を共有してください。
