仕事ができない と言われる
最近…と言うわけではありませんが、新人社員に対して「コイツは使えない」とか「仕事できない」などの言葉をよく耳にします。
私も『いい歳』ですので、最近の若者と自分たちの若い頃の時との違いは感じます。
感じます…が、自分が新入社員だったり部署移動したりした時に、先輩に同じように言われていたんだろうな、とも感じています。
決して出来の良い社員ではなかったと思っているから。
今でこそ、いろいろな事がわかっては来ましたが当時は業務をこなすので精一杯。(今も精一杯な時が多いのですが笑)
先輩社員が100の知識があったとします。
新入社員は当然知識ゼロです。
新しい事を10個覚えるのでも大変なのに、いろいろと求められて
やれ「スピードが遅い」とか「優先順位の付け方が悪い」とか
そんなの出来っこない!
まして今の若い子は打たれ弱い
ちょっと言っただけで凹むし辞めてしまう
「使えない」のではなく【教えてない】んです。
私は元々子供たちを教える指導者の立場の職場にいましたので、余計にそう思うのですが、教えれば必ずできます。
ただ、覚えるスピードは人それぞれです。
そこが問題なのかもしれません。
覚える前に教える側が諦めてしまい「アイツはできない」と匙を投げる。
タチが悪いのは、それを周りに言いふらす。
周りもそれを真に受けて、そういう目で見るようになる。
キチンと教えましたか?
わかるまで説明しましたか?
自分が新人だった頃の事、思い出しましたか?
今の自分が求めている程、そんなにできましたか?
「できない」のは指導者が悪い
自分の指導力の無さを周りに宣伝しているようなもんですよ
できるまで教えてあげてください。
俺が新人の頃は誰も教えてくれなかった。
よく聞くセリフです。だから教えない?なぜ?
教えてもらわなかったから教えない?
教えてもらえなかった新人の頃、「教えてくれよ」って思いませんでしたか?
自分が教えてもらえなかった意地悪な先輩を、自分自身が演じていますよ。
教えてもらえなくてイヤな思いをしたからこそ、教えてあげなくちゃいけないんじゃないのですか?
今一度、指導方法を見直してみましょう