iOSDC Japan 2019に初めて会社でスポンサーしました & コアスタッフとして参加しました & LT登壇しました
2019/9/5〜7の2.5日間、iOS関連技術をコアテーマとした勉強会、もといお祭りである iOSDC Japan 2019 が開かれました。
私は2016年から毎年参加しているのですが、今年は初めてコアスタッフとして参加することにしました。また、プロポーザルが採択されたので、LTの登壇もさせてもらいました。
LTに関する真面目な(技術的補足などの)お話は会社の技術ブログで公開する予定なので、こちらではそれ以外の話をつらつらと。
(2019/9/10追記:技術ブログを公開しました)
スポンサーの話
ニフティという会社は、古くはパソコン通信からはじまり、現在もインターネットプロバイダー事業を主力事業としている会社です。2010年にはニフティクラウド(現在のニフクラ)を立ち上げましたが、2017年にクラウド事業を富士通グループに残し、現在は家電量販店のノジマグループの一員として頑張っている会社です。
現在私が所属しているのは、そんなニフティの子会社である「ニフティライフスタイル」という会社です。ニフティはプロバイダー事業のほかにWeb事業も展開していまして、弊社ではそのうち「ニフティ不動産」「ニフティ求人」「ニフティ温泉」「おたよりBOX」の4サービスを扱っています。それぞれスマートフォン向けアプリもあり、ここ数年は内製で開発をしています。
ニフティの技術コミュニティへの貢献は、クラウド事業ができてからは主にそちらが中心となって行っていたため、事業分割後にこうした(特に出費を伴う)動きを作るのは、私が知る限りでは初めてのことでした。昨年のiOSDCに参加したとき、一緒に行った同期と「来年はスポンサーしたいね」と話をしていて、今年はコアスタッフになったことで動きやすかったこともあり、スポンサー資料や説得材料を集めて上長に提案をするところから進めました。
幸いとても積極的に応援してくださり、ニフティライフスタイルとして、シルバースポンサーとTシャツスポンサーという形で参加することができました。Tシャツに載せる単色ロゴどうしようとか、配布できるビラがないから作らなきゃとか、初めてのことも多かったですが、実際に配布されたパンフレットやロゴが入ったTシャツ、そしてスポンサー紹介ムービーなどを見るたびに、やってよかったな、という思いをかみしめています。
上長は「次にスポンサーするときはブースも出したいね!」と意気込んでいましたが、ブースを出すのはすごく手間がかかると思うので、無理のない範囲で今後も様々な貢献をしていけたらな、と思っています。
あ、そういえば、私も開発を担当している「ニフティ不動産」のスマートフォンアプリがシリーズ累計500万DLを突破したそうで、記念キャンペーンをやっています。よろしければぜひ。
コアスタッフの話
2017で当日スタッフとして参加させていただいたのがとても楽しくて、そのうちコアスタッフもやりたいな、と前々から思っていました。2018はいろいろと忙しくてコアスタッフを辞退したので、2019こそはと思って参加、という感じでした。参加したい旨を実行委員長に伝えたのは実は宣言締切を少し過ぎてからだったんですが、温かく迎え入れていただきありがとうございました。
事前準備
事前準備では、主にパンフレットを担当しました。といっても、誌面のデザイン等は基本的にすべてデザイナーさんにお願いするので、私は多少アイデア出しをしたり、ページ割を作ったり、企画紹介や注意事項などの原稿を揃えたり、誤字脱字のチェックをしたり、みたいなことがメインでした。
実は、ご提出いただいたプロポーザルの内容も、パンフレットに掲載する分については誤字脱字のチェックや修正をさせていただいています(コアスタッフになって初めて知りました)。プロポーザル本文中の「てにをは」や固有名詞などについて、ほかのコアスタッフの方と協力しながら、可能な限り直すようにしています。手元にずっと残るものとして頑張ったつもりですので、特にスピーカーの皆さまは、ぜひ安心してお手元に残して、大切にしていただけると嬉しいです。
ちなみに、クロージングのiOSDCチャレンジ表彰式の中でも触れられていたパンフレット内のトークン、みなさんは見つけられましたか?Twitterのハッシュタグ以外に6個隠れていますので、もしお暇があれば探してみてください。デザイナーさんに隠していただいた2個が非常に秀逸で、無茶振りをしてよかったなと心から思いました。
当日
当日は基本的にトラックBにいた……はずなのですが、暇を見つけては別の担当のところに行ったり、自分のLTを直したりしていたので、正直自分がどういう動きをしていたかはよく覚えていません。ただ、3日間合計で6万歩以上歩いたらしいので、それなりに動き回っていたんだと思います。
最終日の懇親会で日本酒に間に合わなかったことだけが悔やまれる……(話し込んでいたら取りに行くタイミングを逃しただけ)。
後輩のLTの話
今年は、弊社から私を含めて2名の登壇がありました。もう1人は後輩です。めっちゃ嬉しいです。本当にめっちゃ嬉しいです。
会場の前の方で応援していた同僚によると、笑いあり、涙あり、Twitterもエモに溢れ、と非常に良いLTになったそうです。ルーキーズ練習会でブラッシュアップしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。
あと、本人が「ぜひ岸川さんに直接お礼が言いたい」と言っていたのですが、どうやら懇親会で直接ご挨拶することができたようで、こちらもよかったです。界隈で有名な人、本を書いている人、あこがれの人と直接お話が聞ける機会ってやっぱり大切だなと思いました。
LTの話
私もLTをしました。去年はレギュラートークだったので、LTでの参加は2年ぶりでした。聞いてくださった皆さま、練習に付き合ってくれた同僚のみなさん、ありがとうございました。
DBが登場したところにDJカエルのイラストを入れたけど全然ウケなかった(理解されなかった)ので、そういうところで狙っちゃいけないんだなと思いました。あと、時間がギリギリ過ぎてちょこちょこ内容を削った結果、早口な上に時間が余ってしまったというのも悔やまれるところで、準備や練習不足で全体的に悔いの残る結果となった、というのが正直なところです。
何より、百戦錬磨のツワモノの皆さんに囲まれての発表となりまして、緊張してたのもあって全然内容入ってこなかったんですが、皆さんのトークがとにかく面白かったことを強烈に覚えています。
これはレギュラートークも含めてですが、わかりやすく飽きさせない展開だったり、どうやって聞いている人をより惹きつけるかだったり、内容の質はもちろんですが、前に立つからにはそういう部分ももっと徹底的に磨く必要があるのだなと実感しています。今後何かしらで登壇する機会があれば、(基本中の基本ですが)きちんと準備期間を取って、より満足してもらえる内容になる努力をしないと生き残れないな、と強く感じています。
内容についても、ここ2年の私のトークは、業務で得たノウハウというよりも業務やそれ以外の場を通して得た知識をお伝えするところに留まってしまっているなと感じていて、もう1歩深いところに踏み込まないと、きっと来年は採択されないだろうなと思っています。きちんと技術に触れて、たくさん試して、自分自身の幅を広げていきたいと思います。
おわりに
今年は初めてのスポンサー、初めてのコアスタッフと、今までとは違った気持ちで望んだiOSDCになりました。来年もぜひまたコアスタッフとして、年に一度のお祭りを全力で盛り上げて行きたいと思いますので、きっとまた会場でお会いしましょう。
―― 気づいたら3000文字をゆうに超えていました。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。