色に出でにけりわが恋はレビュー

※前回投稿では説明してはいなかったが(まあわかりきってはいると思いますが)数字が高い大きいほど個人的評価が高いと思ってください。

総合評価…星3(バカゲーとして見るなら4)
BGM…星4
グラフィック…星5
シナリオ…星1(バカゲーとして見るなら3)
工口…星3

BGM

物語舞台がということもあり秋らしい静かながらも爽やかなBGMが流れ場面場面ごとにも合った選曲で盛り上がる部分は盛り上がっていった。

グラフィック

流石萌えゲーの良作をコンスタントに出していく(ヒットさせ売り上げていく)会社であり、前回攻略したゲームとうってかわって可愛らしいキャラクターデザイン、背景も柔らかながらも美麗なグラフィックでとても目の保養となっていた。特に個人的にメイドさんがクッソ可愛かったです(小並感)

シナリオ

正直シナリオゲーとして見るならば今までフルコンプクリアしたクソゲーでは魔導書(詳細は後日掲載予定)と渡り合えるんじゃないかと思うほどのつまらなさでかといえどバカゲーとして見てでも最初のネタでは笑ったもの以降の展開が殆ど天丼構成、徐々に化けの皮が剥がれて下ネタ変態挙動ムーヴをぶちかましまくる主人公とヒロインズとシンプルに話はあってないようなお話で恋愛ゲームではお約束となる盛り上がる告白シーンなんて取ってつけたような理由での惚れてコロリンしてまうメインヒロイン二人。そいで幼馴染ヒロインという設定でありながらも必要最低限しか掘られない掘り下げなど終始山場もないシナリオであった。あとこれはシナリオ部分に当てはめていいのか分からんが無駄に共通ルートの選択肢の多さにテンポの悪さも感じて更に嫌悪感が増した。この会社のファンではないが当時購入したファンはディスク叩き割っても仕方ないやろ……と思える出来でもあった。

工ロ

メイン・サブヒロインの攻略ヒロイン全体に言えることなのではあるが告白からの和姦が基本となり本編で終盤にワンシーン、その後のエピローグでワンシーン(メインヒロイン三人はエピローグ後にもワンシーン行為あり)と平均して一人あたり約2シーンしかないがその分何度も行為しているので行為シチュエーションの数はそれなりとはあった。とはいえど共通の時点でほぼあえぎ声みたいな声出してばっかしてらっしゃいましたからそんなに希少性は薄かったような……←

良い点

上記でも述べたように作品にマッチしたBGM、良ゲーをコンスタントにヒットしていく会社なだけあり可愛らしいキャラクターイラストに美麗な背景グラフィックと視覚、聴覚と楽しませる部分は多々見受けられ声優さん(特に某メインヒロインさんはものすごかった……)の熱演に飽きかけてしまった一本の紐となった心をギリギリと掴むかのような演出ぶりに最後までやりきることができたのは良かった。
後は別ヒロイン攻略時の周回プレイ時に次の選択肢までのシーンジャンプ発売当時のゲームにしては珍しいシステム(個人談)だったので時短のため有り難かった。

悪い点

これまた上記でも述べたように良い点をバッキバキノベッキベキに塵一つ落とさないほどまで叩きつけられたシナリオの平坦単調ギャグの天丼共通ルートにおける無意味な選択肢の多さに何度投げようか逃げて別のゲームを進めたいかと思うくらいの粗雑な作りには呆れ通り越して嘆き悲しみたくなった。現にシナリオのつまらなさ、主人公の悪態つく変態的なムーヴに何度キーボード叩き壊したろかなぁと思うほど。

総評

音楽声優さんの熱演が良くともそれをぶっ壊すほどのシナリオ選択肢でこれほどまで面白くなくするというのはある意味感服するほどの出来ではあった。自身はこの会社のファンではないが当時購入されたファンの気持がとてつもなく分かる気がしてきたですよ(白目)。
とはいえどお値段も現在ではそれなりのお安さでもあり全体的なストーリーもそう長いわけではないから絵とエロシーン目的でならまあ割と安いかなぁとはふと思った。

おまけ・余談

今回から個人的にプレイしてツッコミを入れたくなった本編画像や動画(または笑った本編画像や動画)を作品毎に随時更新していこうと思ってます。