日本列島の風土
日本列島をとりまく自然環境は実に幅広く、
その風土(土地の個性)は、
一言で言い表すことができません。
国土の75%が山地で、
それにともなって川も多く、
海にも囲まれています。
海から流れてくる湿った空気は
山々にぶつかることで上昇し、
冷やされることで雨になるため降水量が多く、
緑豊かな大地が育まれ、
国土の約67%が森林です。
また、南北に3000キロメートルも広がる
列島なので、
亜寒帯、温帯、亜熱帯と幅広い気候があり、
最暖月平均気温が10℃以上
最暖月平均気温が10℃以上
平均気温が20℃以上の月が4ヶ月以上
さらに、季節により温度や湿度の異なる
季節風が流れてくることや、
赤道から近すぎず遠すぎない場所に
位置することから、
四季がはっきりとしています。
このように、
日本列島には様々な風土があり、
それにともなって、風景も、レジャーも、食も、実にバラエティー豊かで
人々を飽きさせません。
その反面、
目まぐるしく変わる季節の変化にも
適応しなければならず、
地震や火山の噴火、
津波、台風などの自然災害も頻繁に起きます。
しかしながら、
このような厳しい風土が、
日本人の勤勉さや、
精密で創意工夫に溢れた
物作りにつながるのでしょう。
そして、海に囲まれた島国という環境は、
他国とは一風変わった文化や価値観を
育てることになり、
沢山の個性的な物が日本列島から生まれました。
