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マナのネアリカ
【ネアリカ7枚目】
まず、ネアリカ(Nierika)とは。
簡単に説明すると、ネアリカはメキシコの先住民「ウイチョル族」の伝統的なアートである。蜜蝋を塗った板に、毛糸を並べて貼り付けていく。
ウイチョル族のシャーマンは、巡礼に出て、幻覚剤であるサボテンを取りに行く。断食をして空っぽのおなかに、幻覚サボテンを摂り入れる。(ものすごく不味いらしい)
それによって見えたビジョン(幻覚)を毛糸で表現していく。だからこれは、宗教儀式であり、精霊や神からのメッセージのようなものだ。
本来のネアリカはこういうもので、「この世とあの世をむすぶトンネル」とも言われているらしい。だからネアリカを作るときは、できるだけ計画せずに、うまく作ろうとか、やり直そうとか、そういう自分の自我を捨てて、作ると良い。
『マナのネアリカ』
マナは私の友達で、このネアリカシリーズを作るきっかけとなった、私が原作・脚本を描いた「きゃべつのものがたり」の主人公をしてくれた人物だ。
赤が大好きで、好きなものにまっすぐな性格。手足が不自由で、電動車いすを使いこなす、パワフルな人だ。好きなもののためならどこへでも行くし、ネアリカやキーボードにも挑戦する、私の尊敬する友達。
マナの処女作を、ネアリカで表現した。今回は写実的な絵に挑戦した。毛糸は色を混ぜ合わせることができないので、肌色を3色で表さなければいけない。ほかに7色くらい持っているのだけど、薄すぎたり、濃すぎたりして、どうも合わない。
たぶん、遠くから見たほうがいい感じに見える(笑)
マナはハワイ語で超自然の力、生命の力、権威、奇跡を意味する言葉だという。
希望に溢れた表情のマナ。背景はどんなのがいいかな…🌈私はすぐに「レインボーにしよーか」と陳腐は発想をしてしまう。(虹作品はすでに2つある。)
レインボーカラーを散りばめたら、まったく虹感がなくなった。レゴのような、おもちゃの世界観になった。
宇宙🌌がピンと来たので、遠くなるほど、青と紫を多くした。星天のような、宇宙のような、スケールの大きな絵になったらいいなぁ。
この絵を見た人が、いくつになっても、屈託のない笑顔で✨大空の下、星空の下、堂々と生きるという願いを込めて🙏
マナの表情、顔のパーツ、声、手、歌い方、朗読、文章、性格、心、世界観、見えたもの感じたものすべてに惹き込まれてしまう。なんなんだこの子は…。何者なんだ…といつも思う。何気ない表情がとても美しい。
4月3日(土)13時〜岐阜市にて
「きゃべつのものがたり」上映会
AKIRAライブ🌼
(ライブ配信参加もお待ちしてます!)
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