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解散まで1週間のアイドルにハマった話

kiviak53

タイトル通りの話なのだが、あまりに唐突で一瞬で過ぎ去って行った出来事だったので忘れないように書いておこうと思う。


きっかけ

全ての始まりはこのMVである。

「このMVが良いので見てくれ」
「知らないアイドルのMVを横目で見てるだけなのに、（他のグループの推しの卒業と重ねて）ボロボロに泣いてる」

と言われて見てみた。

めちゃくちゃ良かった。
真っ白なキャンバスの「今日がとけたら」という曲のMVだ。
アイドルの最期としてあまりにピッタリでエモすぎる曲だった。
MVには過去の映像が大量に使われ思い出ボムになっている。

そう、どうやら真っ白なキャンバスというアイドルは間もなく解散するようなのだ。
MV公開が10/28、俺がMVを見たのが10/29、そして解散ライブが11/4に行われる事を知った。

さらに調べると、まだラストライブのチケットが買えるようだった。
幕張イベントホールの2階指定席で3000円。安すぎんか？

当日券は多分出ると思うけど一般販売の〆切が翌日夕方だったので念の為買っておいた。気乗りしなかったら干したっていいくらいの軽い気持ちだ。


そのあとは特に予習する事もなかったが、まあせっかく買ったし見れるなら見とくかの気持ちになったので、
『今日がとけたらの1曲しか知らないのに7年活動したアイドルの解散ライブに行く』
というワケワカラン奴が誕生した。

11/4 ラストライブ

という事でライブ当日。
アイドル現場をあんまり知らんし、曲も知らん。ちょっと不安。

中に入ると過去衣装の展示とフラスタがあった。


白黒っていいよね


フラスタはファンメイドのものもあるけど、他のアイドルグループからのものもいっぱいあった。

7年アイドル続けるってこういう事かってちょっとエモくなる。

あと気になったのはこのフラスタ。

西野千明親戚一同より！？

メンバーの1人、西野千明ちゃんの親戚からのフラスタ。
今の所MVでしか知らない西野千明ちゃんだけど絶対良い子だなって思った。

感想


以下ライブの良かったとこ挙げてく
・開演前の不安は杞憂だった
　基本アイマス現場、あるいはそれに準ずるくらいの現場しか行かないのでいわゆるアイドル現場に不安があった。
　実際、MIXはバチバチ入るし、振りコピ・ジャンプもありで割とイメージする"アイドル現場"って感じだったが、そもそも俺が曲知らんくても、周りがMIXとかでうるさくても全然気にしないで楽しめるタイプである事を久々に認識した。
　
・曲が良すぎる
　唯一分かる今日がとけたら以外にも
 『SHOUT』…曲前の煽りからイントロがカッコ良すぎ
『今踏み出せ夏』『桜色カメラロール』…どっちもクソいい曲だし解散ライブに刺さり過ぎる。
他にもいい曲いっぱいあった。

・近すぎ問題
一部メンバーがスタンドの方まで来てサインボール投げたりしてた。
スタンドの通路席だったんだが、隣の通路に千明ちゃん降りてきて歌ってた。
目の前でこっち向かれたのでヒエッって慄いてしまった。ごめん。
　
・お手紙朗読
絶対良い子だって思った千明ちゃん。「私にとって最初で最後のアイドルが真っ白なキャンバスで良かった」って言っててぐぅ〜〜〜ってなる。泣いた。

・最後の曲での隣の席の人
通路挟んだ左隣の人がめっちゃ振りコピ勢だった。踊る感じじゃない曲以外は大体踊れる人で、横目でチラチラ視界に入りながらすげーいいファンいるんだな〜と思ってた。
そして最後の曲。「真っ白なキャンバスで歌う最後の曲です」って言って始まったパートタイムドリーマー。
ライブの7割くらい一緒に踊ってたその子が、推しと思わしきメンバーのソロパートになった瞬間に全力の推しジャンプしはじめて、最後だもんなぁ〜〜〜って思ってここが一番の泣きポイントだった。

公式のアーカイブが12月頭くらいまで買えるし、なんなら全編撮影・録音可なのでカメラガチ勢による録画がyoutubeに上がってたりするので見て。

総括。よく知らんアイドルの解散ライブだったけど無事泣いて帰る事になった。

めちゃくちゃ良かった反面、これが最初で最後のライブ！？！？まじ？？という気持ちに。

ライブ後

翌日から真っ白なキャンバスで検索し続けたり、今日がとけたらの再生数を上げ続けるマシンとなっていた。
メンバーの名前覚えたのもこのタイミング。ライブ時点では顔と色の対応だけ覚えてて青の子だ、黄色の子だ程度で見てた。

さて、アイドルといえばライブ終演後に特典会という文化があるようだ。まあチェキ会みたいな。

ラストライブの時は当日には特典会が行われず、翌日とその週の土日の3日間行われることが決まっていた。
ライブに参加した時には特典会まではいいかと思っていた。
まあ仕事と別のイベントの都合もあったし。

しかし白キャンについて調べ続け、今日がとけたらを流し続ける日々。流石に1回会って、良かったよって伝えておくべきでは？と考えるように。

土曜に友人達とアーカイブを一緒に見る会を開催。あらためて見てもめちゃくちゃいいライブだったので特典会行く事にした。

11/10 ラスト特典会

11/10 ベルサール御成門タワーにて

特典会はオンライン予約で事前に特典券1枚買えて、完売していなければ当日さらに買えるようになってた。

皆最初に特典券買いに並んでいたので、とりあえず1枚だけのつもりの俺は早々にチェキの待機列へ。

並ぶのは初期メンバーとして7年間休む事なくステージに立ち続けた小野寺梓。

待ってると後方から普通に歩いてきた。
かわいいね。

2ショットチェキ撮ってもらって、ちょっとお話。
「今日がとけたらから白キャンを知って…」
「すごい、最後に知った人かも…」
なんて会話しつつラストライブ楽しかったよ、またどこかで会えたら、と伝えて来た。

真っ白なキャンバスの小野寺梓とはもう会えないけど、まだアイドル続けるとの事なので
「またね」
と言ってお別れ。

その後はちょろっとグッズを買い、ラストライブのBD予約って出来ないのかスタッフさんに確認（現時点ではラストライブ当日現地でしか予約の手段が無い）。
後日オンラインでも販売の機会を作ると教えてもらったので、安心して帰ることにした。

もう一度並ぼうか、他の子ともお話しようかと悩んだけど最初で最後の機会に二度目は無いよな。"初めての日のハイタッチを"思い出に残しておこうって思っちゃったからね。


それから

これで俺と真っ白なキャンバスとの邂逅は終わった。
知ってからたった2週間。
もう見られないのが本当に残念だ。

といっても基本撮影可の現場だったので過去の映像は大量にあるので色々見てこうと思う。
真っ白なキャンバスで検索する日々はまだしばらく続くだろう。
そしてメンバーの未来に幸あれ。

いずれはこの熱量も下がっていくんだろうけど、この2週間は確かにあった事だと記録に残しつつ、この歌詞を引用して終わろう。

『例えばこの歌をみんな忘れちゃっても
いつか誰も歌わなくなっても
大空に夢掲げ、共に歌い合う日を忘れはしないよ』
（真っ白なキャンバス 「いま踏み出せ夏」より引用）

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