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YouTube朗読動画のこと
2024年の8月から、YouTubeに朗読動画をアップしはじめて、5本作品を読ませていただきました。お陰様で朗読動画は好評いただいており、再生数も200再生を越える作品が出てきました。
使わせていただいた作品はすべて素敵だな、好きだなと思う部分があります。その作品によって、自分がどんな声を発するのか、キャラクターを捉えるのかというのは、作品の持つ力によるものです。めちゃくちゃ表現力や声の色を変えることは私はできませんが、自分の持っているものの中で、一番フィットすると思うもの、私はこう考えていますというのが伝わるものを出すように取り組ませてもらっています。
そんな朗読動画を作り始めた理由やきっかけを書いておこうと思います。
もし私の考えていることに何か感じていただけたら、「こういうnoteがあるよ~」とそっと周りに伝えていただけると嬉しいです。
朗読できる作品を求めて
ご存知の通り、作品には著作権があります。
書いた方のものだったり、出版社のものだったりすることもあるかもしれませんが、勝手に何かに使うことはできません。
朗読のボイスサンプルをつくる時も、うんうん頭を悩ませて、自分で書いたりしていました。
私が音声で何かをやり始めたのは大学生の頃です。
その頃はまだweb上で再生して聴く、という技術が出たかでないかくらいの頃で、mp3形式でダウンロードして貰って聴く、というの主流だったと思います。
その頃、私はwebラジオみたいなものを自分のHPでつくって公開していました。ワンコーナーで詩を朗読していて、たまに投稿してくれる人がいて嬉しかったのを覚えています。(ほぼ自作のことが多かったぜ…)
その後、やっぱり朗読がしたいなぁと思って自分で小説を書いて朗読するに至りました。
その頃つくった音源が出てきたのでYouTubeにアップしたのがこちら。もう2本あるけど、1本はコラボで別の方も読んでいるのでお蔵入り予定。もう1本はそのうちアップします。
でもこれってやっぱりコスパが悪い。自分で小説を書く所からスタートですし、私は小説書きではないので、趣味で書いている人とかの作品の方が断然面白いと思うんです。(もちろんこの当時、青空文庫も小説家になろうなどのプラットフォームもありません)
この辺り、こえ部という音声と文章の投稿サイトがあって、そこで投稿された詩や台詞なんかを読んで投稿したりもしていました。そういうこともあって、他の方の文章を読むというのはとてもよいものだなと思っていました。(多分、こえ部にアップしていた音声も持っていると思うな~)
それから劇団の研究生が忙しくなったり、実家に戻ってきたり、地元で演劇が忙しかったりして、音声作品をつくることからは離れていました。
ニコニコ生放送で配信をしている期間もありましたが、YouTubeが主流になってきて、富山で役者もやっているのとえみとして動画を作ることがメインになってきたのでニコニコ生放送からは離れて行きました。(ニコニコはやっぱり匿名の活動場所という感じです)
その中で、今年の夏ごろから「朗読やりたいなぁ」という感じになってきました。集団で活動する演劇という場所はあるし、他県の役者さんとコラボやおしゃべりをするのには配信がある。ひとりで何か活動をしたいな、と思った時にできることが朗読だった、という感じです。
その時にTwitterで「#フリー台本」タグを見たのですが、そこで荒木アキラさんの短編小説が目に留まりました。
小説を探すのは困難だろうと思っていたのは昔のことで、タグや小説投稿サイトを見ると、「フリー台本」「フリー台詞」といった作品が多く投稿されていました。そこで、今作家さんと読み手というのは思ったよりも近い距離に存在しているんだなと感じました。
そこから、Twitterにもアップできるような短い台詞や小説を読ませて頂くようになりました。
主夫の休み時間さん( @shufu_no_yasumi )の #主夫の書き物 よりこの作品を読ませていただきました
— のとえみ (@noto_emi) August 15, 2024
この謎を秘めた雰囲気!日常から非日常へ移り変わっていくような言葉をどうするかか試行錯誤しつつ面白く、演じさせていただきました😌✨ pic.twitter.com/oiWk8P9aWl
Ene(@ene_oeuf)さんの作品を読ませていただきました。
— のとえみ (@noto_emi) November 16, 2024
静かな雪の中、奮闘する雪虫たちの可愛らしさや一所懸命に働く姿が浮かんで、に思わず「ふふふっ」と零れてしまう作品です❄️https://t.co/DAaQwXSNPH pic.twitter.com/UQXCzBNCjM
このつながりで、同じ作品を読んでいる読み手の方にも出会えて、ちょこちょこ聴かせて頂いただいたり、感想をいただいたりして本当に嬉しいな~楽しいな~と思っています。
大きなきっかけは文学フリマ大阪
昨年くらいから、コミティア、文学フリマといった1次創作の同人誌即売会に参加するようになりました。私がサークル出店しているわけではないのですが(身内が出店しています)、そのお留守番要員としてついて行っています。(半分くらい旅行感覚です)
文学フリマ東京でお迎えした小説を読んだとき、
「こういう沢山ある作品の中から、好きだなって思うものを朗読させてもらえたらいいんじゃなかろうか」
とふと思いました。
短編作品も多いですし、頒布されているので現物を持てる。作家さんからではなく、読者からそういう申し出をすると嬉しいかもしれないし、文フリに出店する際の宣伝にも使ってもらえるかもしれない。
色々メリットがあるかもしれないなと思いました。
そして、今年の9月は文学フリマ大阪に行きました。そのときは、先の荒木アキラさんの動画も公開してたので、直接作家さんにお話して感触を確かめてみるのもいいかもしれないと思いつきました。
多分作家さんからしてみたらめちゃくちゃ怖いと思うんですけど、流石に40歳を越えた私には怖いものがありません。(嘘ですあります)
ブースで本を手に取らせてもらって、
「朗読動画を作ってるんですけど~、作品を読んでもしよかったら読ませていただきたいとご連絡してもよいでしょうか~?」
というのを何回か繰り返しました。笑
そこで手に取らせていただいたのがこちらの作品です。
偲凪生さん( @heartrium )の「frAgile」を手に取らせていただきました!『さよならの国の晩餐』の試し読みですぐ決めました…!
— のとえみ (@noto_emi) September 9, 2024
食べ方や料理の描写にのめり込まされて、母との食事シーンではとても腑に落ちる、という気持ちにストンと落とされました😌#文学フリマ大阪#文学フリマで買った本 pic.twitter.com/CyVQZntLkQ
実際読んでから、朗読のお願いについてやり取りをさせていただいたのですが、とても丁寧に作品のことを思っていらっしゃって、作家さんのこういう想いで書かれたものは、私もそれを打ち返せるくらいのものを出さなければならないなと強く思ったのを覚えています。収録も練習して、何テイクも重ねて録ったりなどなど、今までに無いくらい充実した時間を過ごせました。
偲さんの作品を朗読しながら、自分のできること、持ち味、どうやって作品を形にしていくか。自分のスタイルを考えて何となくこうかな?というのがおぼろげに見えてきたのは大きかったです。息の混ぜ方、割合、作品によって息が出てくるところの違いなどなど、何となくやる、から一つ進んだような感じでした。
12月の文学フリマでも同小説を頒布されるそうで、その告知にも動画を使って頂けているのが良かったなと思っています。小説の試し読みだけでなく、音声でもサンプルとしてアピールするチャンスが作れるのはいいのではないかなと個人的には思っています。
告知に使ってください…!
偲さんが告知に動画を使って頂けるのを見て、より、作家さんの、読者さんの補助というか、作品を知るきっかけになったらいいなと思うようになりました。そして、それがより形になったというか、ある程度結果になったのかなと思ったのが、こちらの作品です。
野村絽麻子(のむらろまこ)さんのこの作品。絽麻子さんのtweetで知ったのですが、動画を公開した後小説のPVも以前よりプラスになったのだとか。
このtweetを見たとき、自分の動画が関係しているかはわからないけれど、きっかけのひとつになったのかもしれないというのがとても嬉しかったです。
小説って、一度公開するといつ書いた作品でも読んでもらう機会を作れると思います。この作品も2022年の公開です。ただ、新作を重ねていくと先に書いた作品って見つけにくくなっていくかもしれません。それを、音声という別の角度から立体にすることで見つけてもらえたら素敵かもしれないと思っています。そのきっかけにしかなれませんが、きっかけになったらめっちゃ嬉しいです。
そんなわけで、動画をきっかけに作品をどんどん宣伝していただけたらと思います!私もより作品が立体になるよう、作者さんのイメージの許容範囲内に入るよう取り組みたいと思います。
そして、もし自分の作品も読んでもらっても構わないよという方がいらっしゃったら、何らかのアクションをいただければ、私の方から作品を読みに行かせていただきます。
①Twitterの記事に「いいね」でアクション
🔵🟡のとえみはこんな活動中です🎙️🟡🔵
— のとえみ (@noto_emi) October 25, 2024
🎪「放課後の演劇クラブ」という集団で
初心者も、忙しい人も参加できる発表会に向けて
活動をしています
🎙️YouTube「のと📖note」で作家さんの書かれた
オリジナル小説の朗読動画を公開しています
詳しくは画像をクリックしてみてくださいませ! pic.twitter.com/HX2RoyA9ro
こちらの記事に「いいね」していただいたら作品を読みに行きます。
プロフィールや固定tweetに小説のリンク先があると助かります。
②「カクヨム」でフォロー
基本的にカクヨムで作品をチェックしております。そちらでユーザーフォローをしていただくと読みに行きます。
ちなみに、「★3つ+小説フォロー」で朗読の候補作にしています。
朗読作品にする場合、TwitterのDMからご連絡しています。登場人物の名前の読み方や漢字を確認したりするので、もし大丈夫でしたらDMを受け取れるようにしていただけると助かります。
朗読作品に選ぶ際に見ていること
・アダルト、センシティブな表現があるもの、多いもの、作品は
のとえみのコンセプト上、選ばないようにしています
・15分程度の作品にするので、2,000~6,000文字程度の作品
・1つ前の作品と雰囲気が似通らないこと
・1人の作家さんにつき、動画は1つ
・記号や音で聴いて分かりにくい単語、人名が多くないこと
(私の力量で、音声として伝えきれる範疇におさまること)
作家さんを応援したいので!
動画にする作品は、先に挙げたような感じで選んでいます。
「1人の作家さんにつき、動画は1つ」としているのですが、2つの作品で迷って選ばなかった作品も実はあったりします。
そういう作品や作家さんをカバーしたいなと思い、朗読配信も織り交ぜていこうと思っています。動画は何度も録り直し、編集していますが、配信は1発勝負です。めちゃくちゃ怖い!!!笑 噛んだら終わり!笑
それでも、文学フリマの開催前なんかには配信をして作品を広げたりできたらいいなと思っているので、やってみようかなと思います。
配信をするのっていいな、と思ったのは、ろうでぃさんの朗読スペースを知ったからです。
【固定用プロフ】
— ろうでい@執筆兼スペース朗読配信者 (@rordy1985) July 10, 2024
小説執筆と、主にXスペースにて朗読配信をしております『ろうでい』と申します!
朗読配信開始日《2024/2/10》
拙作:https://t.co/7MYYkHxJEI
マシュマロ:https://t.co/unK6LIpiet(配信で回答します!)
朗読など、ご依頼ありましたらDMでお気軽にお問い合わせください。 pic.twitter.com/KjMqkjUN15
スペースに、常連の作家さんやリピーターで朗読して貰っている作家さんがおられます。しっかりとファンの方や読んでほしいと思う作家さんが集まっておられるというのが凄いなと思っています。
私は、ろうでぃさんみたいに、どんな作品でも読みますよ!というスタンスではありませんが、「読んでもらいたい」「読まれるならのとさんに」みたいに思ってもらえるように精進していきたいです。
というわけで、12月の文学フリマのちょっと前に、「文学フリマ応援 朗読配信」をしたいと思います!日時は今のところ、
11月29日(金)21:00~
の予定です。また告知しますのでもしよかったらTwitterをフォローしていただけると嬉しいです。(情報最速です!)
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![のとえみ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/39006781/profile_6a3081b608b1f435f311d8c4cd226786.jpg?width=600&crop=1:1,smart)