コロナワクチン検討派だった人(過去形)の話

私は以前、ワクチン製作部隊がんばれー!ファイトー!と思っていた。
そしてワクチンが完成後、接種券を待っている間にモコモコと不信感が湧いてきて検討派に移行した人だ。

モコモコ発生は、あるポッドキャストを聴いた時からだ。
ワクチン製作の裏側・モデルナやファイザーという会社の成り立ち・研究者の苦悩などなどを物語にしてじっくりかなり長く語ってくれる番組だった。

歌舞伎役者さんのいい声で、分かりやすくて、内容も細かくて、いい番組だった。ワクチン製作とは、本当に大変な道のりなんだなと、そしてこんなに早く作る事ができた裏側には沢山の人の努力とお金と技術が詰め込まれているんだなと…そう思った。
そして同時に、やはり、今までの歴史から見て、ワクチンの完成早すぎないか?と。
大丈夫なんかそれ?と。
そう思ってしまったのだ。

そして検討派になってから数ヶ月が経った頃、私が住んでいる市のワクチン接種率が80%を超えたという数字を見た。
気持ちがモヤモヤしてきた。
これは、医療機関の人達にとって超非協力な行動なんだよなぁ…と。
超絶ひっ迫して、クタクタに疲れている、大変なあの人達に。全力のエールを送りたいあの人達に。

そしてモヤモヤを持ったまま日々を過ごす。いつも仕事中に聴いているポッドキャストからは、ワクチンを接種したという話が上がっている。
神経科学の研究者、生物学の研究者が配信しているポッドキャストだ。
具体的な仕事内容は私には全く分からないが、とりあえずサイエンス系の論文をいろいろ読んだり、書いたりしている人達だ。
医療関係者という括りではないと思うが、将来医療に還元してくる分野の人達。
その人達が普通に打っている。

おやや…
このワクチン不信感、フワッとしている考えならば、要らないのでは?
そんな場合では無いのでは?
ひっ迫緩和に協力すべきなのでは?


モヤモヤがモコモコを超えて来た。

こうして検討派から離脱。
本日、ワクチン1回目接種完了。


ポッドキャストで考えが変わり、ポッドキャストでその考えが無くなり。
私の思考…何だかとっても何だかなぁ。
たやすいカモならば立派だなぁ。


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