スーパーマシン人間

そんなに混んでもない電車に乗って、降りる時に半分携帯で時間を確認しながら歩いていたのだけれど、無意識におじさんの足を踏まないように少し歩幅を調節して歩いているのが、携帯の画面で覆われた視界の端に見えて、感動した。

人間の体の昨日ってすごい。

人間っていうものがそもそも機械っぽいなというのは、よく言われていることだとは思いつつも、私も大いにそう思う。

性能のすこぶる良いスーパーマシンを与えられてそれをずっと運転している感覚。

しかもある程度は自動操縦機能がついているので、「息をする」「歩く」などは1度学習してしまえばあとは半自動でやっている。

この自動操縦機能のせいでポイポイものをあちこちに置いてしまうのは完全にバグなのでやめて欲しいけど・・・

特に仕事で単純作業を繰り返している時は、最適化されていく自分の機能に酔いしれてるところはあると思う。

でもパソコンとは違って完全オートモードは無いから、「最適化された作業を繰り返す私」と「他のことをして遊ぶ私」は同時に存在出来ないのが厄介だ。

ブラウザで他のタブを開いてYouTubeを見ながらGoogle検索するくらいのカジュアルさでいいのに。でもパソコンもあんまりそういうことしてるとすぐ電池減るしな・・・

そういう意味で人間には常にちょっと省エネモードというか、1日電源を保たせるための機能制限がついているんだろう。これはこれで大事な機能だし改めてスーパーマシンだな・・・



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