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#80 Merab Dvalishvili vs. Umar Nurmagomedov 〜メラブ・ドバリシビリvsウマル・ヌルマゴメドフ。最凶ヌルマゴメドフの血族は無限マシーン・メラブの動きまでも止めてしまうのか?〜

概要

UFC 311: Makhachev vs. Moicano。残念ながら本来のメインイベント、マカチェフvsツアルキヤンは挑戦者の負傷によりvsモイカノに変更となってしまいました。そんな中取り上げるのはコメインのバンタム級タイトルマッチ。備忘録として各MMAサイトの情報をまとめてみました。

対戦概要参照

選手スペック

Merab Dvalishvili

ランキング:Champion
オッズ:+195

年齢:34
国籍:ジョージア
身長:168
リーチ:173
スタンス:オーソドックス

戦績:18−4−0
>勝利内訳
・KO:3
・一本:1
・判定:14
>敗北内訳
・KO:0
・一本:1
・判定:3
直近戦績
>Win - O'Malley
>Win - Cejudo
>Win - Yan

Umar Nurmagomedov

ランキング:#2
オッズ:-218

年齢:29
国籍:ロシア
身長:172
リーチ:175
スタンス:オーソドックス

戦績:18-0−0
>勝利内訳
・KO:2
・一本:7
・判定:9
>敗北内訳
・KO:0
・一本:0
・判定:0
直近戦績
>Win - Sandhagen
>Win - Almakhan
>Win - Barcelos

MMAメデイア記事抜粋

参照:MMAmania

  • メラブ: 圧倒的なスタミナ、レスリング スキル、高いペースでの試合運び。打撃の精度がやや低い、スロー スタートを切る傾向がある。高いスタミナとレスリングスキル を武器に、チャンピオンクラスに対して多くの勝利を収めてきた。

  • ウマル:レスリングスキルと優れたグラップリング。トップどころとの対戦経験が少ない。

  • 予想: メラブ判定勝ち。メラブの豊富な経験とウマルの若さと勢いの対決。グラウンドの激しい攻防が見どころ。両者のペース配分にも注目。

参照:sherdog

  • 概要:ウマルに着目。 優れレスリングにグラップリングスキル。サンドへーゲン戦で見せた向上した打撃精度。ただしトップ選手との対戦経験に見劣り。この試合がウマルの真価が試される試合となる。メラブのプレッシャーとペースに打ち勝つのかかが見どころ。

  • 予想:メラブの判定勝ちを予想。メラブの高いペースとスタミナがウマルにとって大きな課題となる見込み。

参照:mmafighting

  • メラブ:スロースターターの傾向、序盤ウマルにペースを取られる懸念。レスリングは優れるも打撃スキルでウマルに劣るか?

  • ウマル:打撃、レスリング、スタミナ含め総合的に高い能力を持つ。サンドハーゲン戦の勝利でコンテンダーの地位を確立と評価。

  • 予想:ウマルがメラブを圧倒する。ウマルの総合力の高さと序盤の攻防でスロースターターのメラブをペースで上回る予想。ただし、メラブのスタミナとレスリングには注意。

参照元まとめ

意外と言っては王者に失礼ですが割と防衛予想がみられました。おおむね共通しているのはメラブのスロースターターという点への指摘。ただ、スタミナがあり無限レスリングを展開できる能力があるため結局ペースを後半巻き返す事も考えられるのです。

ウマルの評価は総合力の高さを評価する一方でその戦績からどこまでトップコンテンダーとしての資質を見積もるかで勝敗への考え方が変わるようです。

終わりに

個人的にはウマル予想です。ただ、色々な記事を見ると、ウマルにはまだ証明されて無いこともあると感じますし、無敗選手へのバイアスがかかってるのかも?と感じました。いずれにしてもかなり見応えのある5Rになる可能性が高いので楽しみですね。
試合終了後レビュー記事を追加します。


試合結果

勝者:メラブ・ドバリシビリ
結果:5R 判定 47-48*2、46-49
備考:ファイトオブザナイト獲得

試合後レビュー記事抜粋

参照:MMAmania

参照:sherdog

参照:MMA PLANET

参照元まとめ

試合の全体像

  • 王者ドバリシビリの勝利: メラブ・ドバリシビリが、ウマル・ヌルマゴメドフを相手に判定勝ちを収め、バンタム級王座の防衛に成功しました。

  • 激しい打ち合いとグラップリング: 両選手は激しい打ち合いとグラップリングを展開し、観客を熱狂させました。

  • ドバリシビリのスタミナと攻撃性: ドバリシビリは5ラウンドを通して高いペースを維持し、終盤まで衰えを見せませんでした。特にグラウンドでのコントロール力とパンチの連打は印象的でした。

  • ヌルマゴメドフの技術と打撃: ヌルマゴメドフは高い打撃技術とレスリングスキルを披露し、特に序盤はドバリシビリを苦しめましたが、終盤はドバリシビリのペースに振り回され、徐々に劣勢に立たされました。

  • 接戦の展開: 試合は終始緊迫した状態で進み、どちらが勝つか最後まで分からない接戦となりました。

試合のポイント

  • ドバリシビリのスタミナと攻撃性: ドバリシビリは5ラウンドを通して高いペースを維持し、終盤まで衰えを見せませんでした。特にグラウンドでのコントロール力とパンチの連打は印象的でした。

  • ヌルマゴメドフの怪我: ヌルマゴメドフは試合中に怪我を負った可能性があり、それがパフォーマンスに影響を与えた可能性があります。

  • ジャッジの採点: 3人のジャッジ全員がドバリシビリを支持し、判定勝ちとなりました。

各ラウンドの主な出来事

  • 1ラウンド: 両選手とも様子見の展開から徐々にペースアップ。ヌルマゴメドフがジャブやミドルキックで優勢に進める場面もありましたが、ドバリシビリもボディショットやテイクダウンで応戦しました。

  • 2ラウンド: ウマルがテイクダウンを試みますが、ドバリシビリはこれを防ぎ、逆に組み付いてケージに押し込みます。しかし、ウマルは巧みに抜け出し、グラウンドに持ち込む場面も見せました。

  • 3ラウンド: ドバリシビリがペースを上げ、テイクダウンを狙うなど攻勢に出ます。ウマルもスピニングバックフィストなど見せるものの、ドバリシビリの圧力に押され気味でした。

  • 4ラウンド: ドバリシビリが完全に試合を支配。テイクダウンを連発し、グラウンドで優位に立ちます。ウマルは疲弊の色を見せ始めました。

  • 5ラウンド: ドバリシビリがテイクダウンを連発し、最後まで主導権を握り続けました。

個人的感想

序盤はウマル、後半巻き返したメラブが逆転の勝利、そして防衛を果たす結果となりました。メラブのスタミナがここまで無尽蔵とは。。。と思わせるほど後半は圧倒的なパフォーマンス。最終ラウンドは打撃でもウマルを超えてきました。ここまでくるとこのメラブを攻略できるスタイルはどうなるのだろうか?と感じるほどです。

名だたるチャンピオンクラスに無敗のダゲスタンファイターを超えていったメラブの次戦は一体誰になるのでしょうか?あのスタイルを崩せるとすればやはり一撃で仕留める打撃の強さが必要かと。そうなってくるとオマリーくらいしか思い当たりませんが。。。もしかしたらその驚異のスタ民が衰えるその日まで、メラブ長期政権が維持されるのかもです。

そのほかの試合ではやはり我らがイリーとヒルの大激戦が印象的。まさにPONにふさわしいイリーのパフォーマンスでした。ちょっと安定が増したような戦いぶりのイリー。次戦はもペレイラvsアンカラエフの勝者への挑戦となる可能性があるかも。個人的な希望としてはvsペレイラ3で雪辱を果たしてほしいところです。

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