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#82 Dricus Du Plessis vs. Sean Strickland II 〜ドリカス・デュ・プレシvsショーン・ストリックランド。デュ・プレシ、王者の真価を証明する時—ストリックランド、雪辱なるか?〜

概要

UFC 312: Du Plessis vs. Strickland 2。前回の対戦では、デュ・プレシがストリックランドを破り王座を獲得。今回はストリックランドがリベンジを果たせるか、それともデュ・プレシが王者としての実力を証明するのかに注目が集まります。直近のUFNで元絶対王者アデサニヤがまさかのKO負けを喫し、確実に世代交代が進むミドル級。ちょっと地味なカードが集まるUFC312だけにメインイベントはその役割をきっちりと果たす対戦を期待します。

備忘録として各MMAサイトの情報をまとめてみました。

対戦概要参照

選手スペック

Dricus Du Plessis

ランキング:チャンピオン
オッズ:−218

年齢:31
国籍:南アフリカ
身長:185
リーチ:193
スタンス:スイッチ

戦績:22−2−0
>勝利内訳
・KO:9
・一本:11
・判定:2
>敗北内訳
・KO:1
・一本:1
・判定:0
直近戦績
>Win - Adesanya
>Win - Strickland
>Win - Whittaker

Sean Strickland

ランキング:#1
オッズ:+145

年齢:33
国籍:アメリカ
身長:185
リーチ:193
スタンス:オーソドックス

戦績:29-6-0
>勝利内訳
・KO:11
・一本:4
・判定:14
>敗北内訳
・KO:2
・一本:0
・判定:4
直近戦績
>Win - Costa
>Loss - Du Plessis
>Win - Adesanya

MMAメデイア記事抜粋

参照:MMAmania

参照:sherdog

参照:mmajunkie

参照:mmafighting

参照元まとめ

ドリカス・デュ・プレシ

強み

  • 圧倒的なフィジカルとスタミナ

  • 予測不能な打撃スタイルで相手を翻弄

  • 試合中の適応能力が高く、状況に応じた対応ができる

  • KO率の高さ(22勝のうち10勝がKO/TKO)

  • レスリング能力があり、グラウンドでも戦える

弱み

  • テクニックよりもパワーと勢いに頼るスタイル

  • 攻撃時にディフェンスが甘くなる傾向がある

  • スタンドでの打撃が荒削りで、カウンターを受けやすい

試合の鍵

  • アグレッシブに前進し続け、ストリックランドのリズムを崩す

  • フィジカルを活かし、クリンチやテイクダウンを狙う

  • 相手のジャブに対する対応を徹底し、打撃の打ち合いを避ける


ショーン・ストリックランド

強み

  • 精密なジャブと堅実なディフェンス

  • フットワークと距離管理が優れ、無駄な被弾を避けるスタイル

  • スタミナが豊富で、長時間の打撃戦を戦える

  • 経験豊富で戦術的な試合運びが得意

弱み

  • フィニッシュ率が低く、相手を圧倒する攻撃力に欠ける

  • 一定のペースで戦うため、プレッシャーをかけられると崩れる可能性

  • デュ・プレシのような荒削りなスタイルに苦戦しやすい

試合の鍵

  • ジャブと距離管理でデュ・プレシスの突進を封じる

  • 終始冷静に戦い、相手のスタミナを削る

  • 不用意な打ち合いを避け、ポイントを積み重ねる


試合の展望

この試合はスタイルの対照的な戦いとなる。デュ・プレシは勢いとフィジカルで押し切るファイターであり、一方のストリックランドは冷静な戦術家。初戦ではデュ・プレシの圧力がストリックランドのペースを狂わせたが、今回ストリックランドがどれだけ適応できるかが鍵となる。

  • デュ・プレシの勝ち筋

    • 圧倒的なプレッシャーで試合を支配し、KOを狙う

    • テイクダウンやクリンチでストリックランドを消耗させる

    • 予測不能な攻撃で相手のディフェンスを突破

  • ストリックランドの勝ち筋

    • ジャブを軸に距離を維持し、ポイントアウトで判定勝ちを狙う

    • デュ・プレシの突進に対してカウンターを当てる

    • 5ラウンドを通してペースをコントロールし、スタミナ勝負に持ち込む


勝敗予想

デュ・プレシがフィジカルと勢いで押し切る展開が有力。ストリックランドの戦略が機能すれば判定勝ちの可能性もあるが、デュ・プレシのパワーと適応力が最終的に上回ると予想。
デュ・プレシスがテクニカルノックアウトで勝利する可能性が高い。

終わりに

個人的にはミドル級でも比較的若手に入るであろうデュ・プレシの防衛を応援しますし、スリックランドはその試合内容以上にメディアで出てくるパーソナルな面がちょっと嫌いなので応援しにくいです。(メディア向けの態度なのかもしれませんが、、、)

デュ・プレシの戦い方は、打撃も寝技もガチャガチャとしたブサイクなスタイルに見えますが、一方で優れたフィジカルとタフネスを背景にした、どの局面でも戦えオールラウンドなアプローチとも言えるかと思います。近年のMMAでは、各選手が一定以上のスキルレベルに到達した状態で競い合うため、純粋なフィジカルのアドバンテージや生まれ持った身体的な才能(年齢的な衰えも含め)が、究極のトップレベルでは差を生む要素となってきてるんじゃないかなぁ〜と思ったりします。王者デュ・プレシの戦い方はまさにその代表例で決して洗練されているとは言えないですが、その荒々しさが逆に現代MMAのリアルな一側面を映し出しているんじゃないかなとも感じます。

基本となる技術が高いのはもはや当然として、合理的で計算されたスタイルではなく、圧倒的な身体能力とフィジカルを活かした戦い方というのが席巻する世界最高峰の舞台というのもこれはあくまで”競技”ではなく"格闘技”なんだ。と強く感じさせるという意味では面白いなぁと思ったり。

試合終了後レビュー記事を追加します。


試合結果

勝者:ドリカス・デュ・プレシ
結果:5R 判定 50-45*2、49−46
備考:パフォーマンスボーナス獲得

試合後レビュー記事抜粋

参照:MMAmania

参照:sherdog

参照:MMA PLANET

参照:bloodyelbow

参照:mmafighting

参照元まとめ

試合の全体像
UFCミドル級タイトルマッチはドリカス・デュ・プレシスがショーン・ストリックランドを相手にタイトル防衛戦を行った。試合は5ラウンドにわたる激戦となり、デュ・プレシスが判定勝利を収めた。序盤はストリックランドがジャブを多用し、慎重な展開が続いたが、中盤以降はデュ・プレシスが攻勢を強め、特に第4ラウンドでの強烈な右パンチが試合の流れを決定づけた。ストリックランドは最後まで粘り強く戦ったものの、デュ・プレシスの圧力を振り払うことができなかった。

試合のポイント

  • デュ・プレシスのキック戦略: ローキックやボディキックを多用し、ストリックランドの動きを鈍らせることを狙った。

  • ストリックランドのジャブ: 試合序盤はストリックランドがジャブを使いながら距離を保ち、被弾を最小限に抑えた。

  • 第3ラウンドのテイクダウン: ストリックランドが活気を取り戻した場面もあったが、デュ・プレシスがタイミングよくテイクダウンを決めて流れを引き寄せた。

  • 第4ラウンドの鼻骨骨折: デュ・プレシスの強烈な右パンチがストリックランドの鼻を折り、大きなダメージを与えた。

  • 最終ラウンドの粘り: ストリックランドは最後まで立ち続け、フィニッシュされることなく試合を終えたが、デュ・プレシスの圧倒的な攻勢により判定負けとなった。

各ラウンドの主な出来事

第1ラウンド

  • ストリックランドがジャブを多用しながら距離をコントロール。

  • デュ・プレシスはローキックとハイキックを組み合わせながら攻める。

  • お互いに慎重な攻防が続く。

  • 採点は10-9でデュ・プレシス。

第2ラウンド

  • 両者のフェイントが増え、探り合いが続く。

  • デュ・プレシスのボディキックがヒットし、攻撃のリズムが変わる。

  • 左ストレートがストリックランドの鼻に直撃し、ダメージを与える。

  • 採点は10-9でデュ・プレシス。

第3ラウンド

  • ストリックランドがループフックで反撃し、攻撃のペースを上げる。

  • デュ・プレシスが短いコンビネーションで応戦。

  • 終盤、デュ・プレシスがテイクダウンを成功させる。

  • 採点は10-9でデュ・プレシス

第4ラウンド

  • ストリックランドのコーナーは攻撃的に出るよう指示。

  • デュ・プレシスが強烈な右パンチでストリックランドの鼻を折る。

  • ストリックランドは防戦一方となりながらも耐え続ける。

  • 採点は10-9でデュ・プレシス。

第5ラウンド

  • デュ・プレシスがフィニッシュを狙い攻勢を強める。

  • ストリックランドは粘り強く戦い、最後まで倒れない。

  • 最終的に判定はデュ・プレシスの勝利。

個人的感想

再戦となった今回の対戦は、過去数多のリマッチケースと同様に前回勝者の圧勝という形に落ち着きました。 ストリックランドは序盤こそプレッシャーをかけましたが、強打を被弾してからは劣勢に。試合の流れを変える武器に欠け、逆転のチャンスを作れないまま敗れました。

一方のデュ・プレシスは、効率的な戦略と多彩な攻撃で試合をコントロール。ただ、そのスタイルが圧倒的に優れているのかはまだ未知数です。 アデサニヤやウィテカーのような歴代王者と比べると、技術面で突出した印象はなく、粗削りに見える部分もあります。とはいえ、打撃・レスリング・フィジカルの全てが高水準で、過去最高クラスのポテンシャルを秘めた王者かもしれません。

次戦はおそらくチマエフとの対戦となるでしょう。圧倒的なレスリングを持つ相手に対し、デュ・プレシスがどのように戦うのか。その一戦が、彼の真価を証明する場になるかもしれません。

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