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#48 Roman Dolidze vs. Nassourdine Imavov のレビュー

*プレビューはこちら↓

参照:

対戦カード結果

勝者と結果:44-49,46-48,47-47マジョリティでイマボフが判定をものにしました。イマボフは4Rに減点を喰らっています。

内容コメント:1R打撃を効かせたイマボフがドリゼをニアフィニッシュまで追い込みます。しかしここは凌ぐドリゼ。以降ドリゼはダメージの回復とスタミナのバランス、イマボフはラッシュの影響で使った力とスタミナのバランスと5R通してお互いの残った戦闘力の分配とコントロールに終始した戦いになったように感じました。
 とはいえ打撃で有利なのはイマボフ。打撃のプレッシャーから組んでいくドリゼですが、TD力があるわけではなく組で時間を使います。イマボフは組まれてもキワの打撃を狙っている様子。4Rの減点も狙っていた攻撃の際、ドリゼが片手を付いていたタイミングだったように見えます。個人的には4点でヒザがついているような状況はともかく、片手で掌がついているようなポジションで、しかもヒザでもなく蹴りを当てられるような体勢ははそもそも使えない負けた状態に等しい恰好であると感じます。組を選んでいくドリゼも打撃でどうしようもないため組を選び、フィジカルの強さで展開を潰してポイントを稼いだように見えました。
 終盤一発逆転の足関節を狙うドリゼですが万事休す。正直、強打のプレッシャー&下からの強烈なサブミッションとリバーサルという強みがネタバレしてしまったように思います。今後タフさでどこまでランカー相手にやれるかですが年齢もありますし今後少しづつ厳しくなっていくのでは?と感じる結果でした。一方のイマボフもここまで来たらフィニッシュが見たかったというのが本音。次に王座挑戦権を掛けた戦い、そして王座戦へ。という青写真でしょうがもうあと一つ、進化が見たいところです。

ポイントになったこと:お互いの打撃技術とスピード。先にイマボフが強打を当てた事。

想定内/再確認事項:イマボフはクリンチや組の打撃が強いことを再確認。スタミナはやはり不安要素。スピードがあり打撃も早い。ドリゼは年齢のためか相手との運動能力差がやはり顕著。フィジカルの強さ/タフさは健在。

想定外/驚いたこと:ドリゼは今回、相四つで対峙。スイッチも特に印象に無い。理由はあるのか?

発見/学び:イマボフの三日月、関節蹴りなどの多彩な蹴り技を再発見。

次回対戦カード希望:勝者イマボフの事前は、ベットーリvsアレンorウィテカーvsコスタの勝者でしょうか?今回印象的な勝利=フィニッシュを挙げていれば後者、そして勝利できれば王座戦。でしたでしょうが、今回の結果では前者の選択肢、そしてまだ王座戦には届かず。となりそうです。
ドリゼは今回の5Rでかなりネタバレが進んだと思います。次に当たる選手次第ということもありますが、誰を相手にどんな試合になるか興味湧きます。

その他

 コメインのモイカノvsドーバーはこれがメインイベントであっても全く引けを取らないくらいの熱戦となりました。モイカノはどちらかというと力を使う展開で劣る。という印象でしたが、今回ドーバー相手に逆に力強さを見せ、TDを奪いトップキープという戦いを見せました。この展開を作ることができる背景には打撃で前に出れる強さと、もともとの強みであるバックからの一本の脅威があるのだと思います。オリベイラもですが、フィジカルと打撃を手に入れたブラジル人は脅威ですね。

次回予告

次回のUFCは、UFC Fight Night: Hermansson vs. Pyfer。またまたミドル級のランカー対決がメインイベントです。

 プレビューを予定している試合は、Rodolfo Vieira vs. Armen Petrosyanの一戦。お互い他競技からの転向組で典型的なグラップラーvsストライカーの構図です。どちらの鉾が相手を粉砕するのか?予習し観戦したいと思います。

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