
ファンキータウンへ連れていって②
次の日、目覚めると私の体はほぼほぼ回復していた。さすが小・中学校皆勤賞、体の強い子・私!
ちなみに私は朝型人間で、旅行時にはその特性をさらに発揮する。7時前に起きて、パートナー(夜型人間)が寝ているにも関わらず、ガサガサと物音をたてながら身支度し、朝のカオサンロードへと向かったのである。
(私が用意してる音がうるさかったのか、パートナーは布団を頭までかぶっていた。それでも今まで「うるさい」と言われたことはないので、こういうところでパートナーの優しさが分かる。私ならきっと吠えてるだろう。)
元気になった私は朝ごはんがてら朝んぽに出かけた。(朝+散歩で「あさんぽ」ね。誤解のないように。)お粥が食べたい気分だったので、お粥を求めて歩いたがどこにも見当たらない。私の探し方が悪いのか?7時頃のカオサンロード付近の飲食店はあまり空いていないし、人は少ない。朝のカオサンロードは何もなく、朝日が眩しいだけである。ファラン向けであろう「Breakfast」と看板の出た飲食店も見つけたが、私が食べたいのはパンやベーコンではなくお粥であった。途方に暮れているとスペシャルゲストに出会う、その正体は…

眠そうなねこちゃまが歩道にちんまりと座っているのであった。眠そうなところ失礼します、と写真を撮らせてもらった。撮り終わると「にゃっにゃ!」と鳴かれてしまった。撮影料についてだろうか。悪徳写真家の私は撮影料も払わず、挙げ句の果てにこのnoteの見出しにも使っている。ごめんなさいだにゃー。
その後、私はお粥を諦めて某コンビニでバナナとハムチーズサンドを買うことにした。流行りのアーパツアパツを歌いながらレジを打つ店員さんが、私のハムチーズサンドを指差しながら「Hot?」と聞いてくれたので「(電子レンジで温めてくれるのか?)」と思いYesと返答。すると、ホットサンドメーカーで焼いてくれてるではないか!私は謎に感動しながらバナナとほかほかのホットサンドメーカーを手にホテルへとルンルンで帰るのであった。
ホテルでバナナとハムチーズサンドを食べ終え、時は11時頃。パートナーは引き続き夢の中、と書いたがパートナーはあまり夢を見ないそうだ。
どうしても米が食べたくなった私は近くのレストランへと向かい、フライドライスを注文したのであった。

ちなみに私がフライドライスを頼むときはエビを選んでいる。パートナーはエビが好きではないのでシェアするときはチキンにしているが、自分が食べるときは絶対エビである。ライムをしぼって食べるフライドライス、たまんねーんだよな。
クセになってんだ、フライドライスにライムしぼって食べるの。
そしてホテルに戻るとパートナーが起きていた、しかしパートナーの口からは「全然回復してない」とのお言葉が…。そんなパートナーを引きずって昼ごはんへ。

店名:Madame musur
住所:41 Ram Buttri Aly, Chana Songkhram, Phra Nakhon, Bangkok 10200 タイ
営業時間:8:00-深夜0:00(Googlemap)
私はまたしてもカオソーイを頼み、パートナーはマッサマンカレーを頼んだ。パートナーはここのマッサマンカレーを大絶賛していた。マッサマンカレー好きは行ってみてほしい。確かに普通のマッサマンカレーと違い、甘すぎず、辛すぎず、少しすっぱい?ので「今まで食べてきたマッサマンカレーと違う!」となった。
食後、パートナーは再びホテルへ戻って寝るとのことで。せっかくの旅行なのにパートナーが潰れており、拗ねモードになりそうだった私は自分のご機嫌をとるべく再び昼のカオサンロードへ向かうのであった。
昼のカオサンロードは朝に比べて屋台や露店がたくさん出ており賑やかになっていた。そこで私は髪の毛屋さん(?)のおばちゃんと出会う。いくらですか?と聞くと「まず写真見て何したいか決めや」とのこと。コーンロウは30分ほどで800バーツと言われ即決。おばちゃんにタマリンドをもらいながら、髪の毛を編み込んでもらった。ここに自撮りを載せたいところだが、それはまだ恥ずかしいのでやめておく。私が自撮りを載せるようになったら「こいつ、吹っ切れてやがる」と思ってほしい。仕上がり具合は俺的大満足、綺麗に編み込んでくれているし本当に30分ほどで終わる、それなのに800バーツ(日本円で3,700円くらい?)と考えるとめちゃいいのでは?。コーンロウやブレイズに興味がある人におすすめだぜ。やってみな、飛ぶぞ。
ちなみに、憧れだったコーンロウをしてもらってウキウキ状態でホテルに帰ってきた私を見て、パートナーは微妙な表情を浮かべていた。しかし、ゴーイングマイウェイノンストップ状態の私を止められる者は誰ひとりいなかった。
そして私達は晩ごはんを求めて再び出かけたのである。そこで私は衝撃の料理と出会う。その名も…

なんだよトムヤムヌードルかよ、と思われるかもしれないが、ここのトムヤムヌードルは美味しすぎた。もう一度言う、美味しすぎた。
スープは程よいすっぱみ、からみ、ちゅるちゅるした麺、しゃきしゃきもやし、美味しい豚肉と肉団子、写真見てるだけでよだれがじゅわじゅわとでてくる。体がトムヤムヌードルを欲しているのが分かる。
店名:Pork Noodle Soup(Googlemap)
住所:286 Phra Sumen Rd, Talat Yot, Phra Nakhon, Bangkok 10200 タイ
営業時間:不明(※Googlemapには9:30-21:00と書いてあるが昼間は営業していないので注意、私達が行ったのは19:00頃)
その後、私達は夜のカオサンロードを歩いていると、途中でパートナーが立ち止まり「ムーピン!ワン!」と屋台で注文し始めたのだ。私も真似して「ムーピン!ワンモア!」と注文する。食べてみると豚肉の旨みとどこか懐かしいタレの味が口に広がる。タイの食べ物ってなんでこんな美味いんや。

これ以降、私はムーピン屋台を見かけるたびにムーピンを購入するようになったのである。
いや〜、この日に食べたトムヤムヌードルとムーピンは感動的な美味しさだった。タイに来ていなければこんなに美味しい食べ物に出会えてなかったのかと思うと、やはり色んな国に行って色んな食べ物を食べてみるべきだよなぁと思う。そんなことをしていると最終的に飛行機にのれないほど巨大化してしまいそうだが。
それと、コンビニでホットサンドを作ってくれるサービスを日本にも導入してほしい。
そんなこんなで2日目は終了である。
つーづく、つづく、アッ、アハアハ