神椿史上最大のミッションを見届けて
お疲れ様です。Kiuです。
「神椿代々木決戦二〇二四」に2日間、現地参戦してきました。
同志観測者の皆様もお疲れ様でした。
今回は、
ライブの感想
ライブ内外の要素について
花譜・廻花について
Pさんへ
の流れで、パッション備忘録を残したいと思います。
ご興味ありましたら、お付き合いお願いします。
※最終的にめちゃ長文になりました。
結局、めちゃ楽しかったよね
ぶっとんだ演出、厨二的な言い回し、意味深な表現…
「前代未聞」と評される挑戦やパフォーマンス、独特な世界観を持って、バーチャルコンテンツの最前線を駆け抜けている神椿スタジオ。
前衛的な発表や取り組みに、様々な意見が飛びかうSNS。
もちろん、私も「それって…」といろいろ考えることはありますが、
エンタメとして、結局最後は”楽しい”って感想が出るんですよね。
あと音楽がいい。
何をするにしても、どこまでいっても、音楽がいい。
ここだけは裏切られたことがないので、神椿を推し続けられているのかもしれないです。
前置きはこんなところで、2Daysごとに振り返りをしたいと思います。
Day1 現象Ⅱ-魔女拡成-
以下、セトリ(曲名のみ・パンフ参照)
いや、多いよ
単純計算、約4時間立ちっぱだったそうです。配信勢の皆様も、ずっと画面に張り付き状態でしたよね。まぁこれは演者も同じなのですが…
関わっていた全ての方々、本当にお疲れ様でした…
現在、V.W.Pの楽曲は、3種類に分かれています。
「系譜曲」
カンザキイオリ作の楽曲たちです。V.W.P初のアルバム「運命」でまとめられており、完結したシリーズと言えます。
「派生曲」
現時点では、メンバー内でのデュエット曲として発表されています。現時点で、ってだけで、どうなっていくのかはわかりませんが…
前夜祭では、3人で歌唱するなどのパフォーマンスが見受けられましたので、今後が楽しみですね。
「拡声曲」
神椿内外、様々なコンポーザーと共に産み出される、新しい魔女の姿。
今回のライブでも、新曲の発表がありました。
これら楽曲に加えて、コラボ楽曲など数曲を加え行われた「現象Ⅱ」
率直な感想は見出しに書いた通りなのですが…
楽曲が良いのはもちろん、
ライブならではのアレンジ!
リアル会場だからこその迫力!
バーチャルならではの演出!
「最大のミッション」と銘打つだけの、バーチャルエンタメ最前線を観測させていただきました。
”改めて見返すと、セトリが完璧すぎる”
ご覧いただくとお気づきになると思いますが、しっかり区切りがついています。パンフレットによると、6部構成になっているとのことです。
流れとして、系譜曲から始まり、派生曲、コラボ(VS)、ディスコタイム(パーティ)(休憩)、V.I.P、SINKAによる覚醒、そして新曲ーーー
流石に長げぇよPさん…!と震える足腰がぬかしていますが、それでも長時間飽きずに観測できたのは、セトリのおかげもあるよな…としみじみ。
そんな完璧なセトリを元に、オタクが勝手に振り返ります。
第1部 WE ARE V.W.P
「V.W.Pってなんだ?」が全て詰まった一曲から始まるーーー
「共鳴」からのスタートは、誰が観ても納得の流れですよね!
この曲でギアが上がっていく感じが本当に好きです。
あと、振り付け。毎度みんな可愛すぎる。
『ベイビーアイラブユー』の掛け声は、なんだかんだ初でしたね。
めちゃ楽しかった。らぶ。
各センター曲もしっかり披露されました。
やっぱ、リアル会場での掛け声は最高ですね。
「V.W.P!」を叫べる人生に感謝しかありません…
第2部 仮想世界より
「派生曲」パート+「飛翔」のライブ初お披露目でした。
新曲の「私的」が一番印象に残っています。
理芽✖笹川真生の世界観が、V.W.Pのメンバーと融和して、また違った顔を観測できました。
続けて笹川真生作の「拡声曲」として「飛翔」が締めに入りました。
笹川真生ワールド全開で、正義のヒーロー感漂う、定めに抗うバーチャル存在としてのV.W.Pとは異なる、文字通りの魔女とも違う、妖しい少女のような新たな側面を観測できる一曲でした。
(巷では、前回留学のためいなかったメチのためのラッシュ、なんてささやかれていており、なるほどね、と妙な納得感を得ました。)
第3部 ヴァーサス
意外、というかある意味拍子抜けだったのが、コラボパートです。
事前情報では、「VS」と発表されていたわけですから、個人的には、バチバチなバトル的な演出が来るのか…!?とばかり思っていたのですが、
めちゃ馴染んでて楽しそうだし、なんならほぼ新曲じゃん
と、いい意味で裏切られた5曲でした。
此処で咲かせて
いちごザウルスとしてのデュエット新曲でしたが、分かってはいたが、やはり良き。一番手でバラード調、ではありましたが、にじみ出る親和性の高さと、相性の良さが織りなす絶妙な強弱のバランス、そして歌唱力のレベルが有無を言わせない、最高の組み合わせでした。絵画のように美しくいたかった
お次はGuiano✖RIM「IMAGINE」より。
ギャルギャルのおふた方…好き。Gui様の曲にメチの声という鬼に金棒な組み合わせがマジで好き。盛り上げ方もそうですが、ライブをとことん楽しんでいる2人だからこそのテンションも好き。異世界転調リクヱスト
パラレルお情(アヰドル)をリアルで観測できたことに涙が止まりませんでした。夢だけど夢じゃなかった。ありがとうございます。friction
あずにゃんと春ねぇのバチバチに高めあうステージは、神椿FESで経験済みでしたが…更にレベルアップした2人の歌唱力と表現力に驚きました。心臓に響く超燃え上がる音楽がでした。めちゃカッコよかった!千年奏者
あいも変わらず「神秘的」がここまで似合う組み合わせが他にあるでしょうか?実は、背景の宇宙に気を吸われてあんまり記憶ない…それでも好きな3人の声で、めちゃ幸せだったのは覚えてる。あと花譜ちゃんの衣装がマジでヤバかったのもちゃんと覚えてる。ピンクカワイイ
第4部 THE PARTY
さぁ、パーティを始めようーーー
もはやレギュラー顔のディスコタイム。散々推しの歌で盛り上がった後に、クラブ感覚で更に盛り上がれーーーという運営の気合の入り方に、「そこが好き」を隠せませんでした。
特に選曲が良き。もちろんDJミックスも最高です。
同じくレギュラーになったダンサー様も、しかし、馴染みなったおかげで、「こう楽しめばいいんだな」と以前よりも自然に受け入れられているように感じました。キレッキレのダンス好き。
続けて同位体ちゃんパートですね。
まず、10人で歌唱はもはや草でした。ギチギチなパネルは圧巻の一言。
ちゃんと音楽として成り立っているように聞こえたのは、音楽的同位体であったからだと思います。
新曲「機械の声」ですが、「初音ミク」などの所謂「合成音声」ボーカルの音楽が青春時代のど真ん中勢、から言わせていただくと、
合成音声を通して、人外にあるはずのない「感情」を
物語調で展開する曲はマジでズルい
「ODDS & ENDS」「ココロ」「少年と魔法のロボット」「初音ミクの消失」etc…
この辺の曲にぐっときてしまう私にとって、V.W.Pのライブであることを忘れてしまうほどに、物語に引きずり込まれ、最後は涙が止まりませんでした。
涙腺が緩いオタクにそういうのぶつけるのズルくない?
第5部 覚醒1
SINKA LIVE とは、ライブを通して、それぞれの音楽や想い、過去や未来に対して向き合い、覚醒に至るーーーというのが大筋だったわけですが…
そんな集大成の場で流れる、魔女たち一人ひとりの「思いの曲」は、ショートVer とはいえ、攻撃力が高かったです。
頼むから全員、幸せになってくれ…
新たな試みとして、マッシュアップ曲のお披露目が行われました。
(既存の曲をミックスして、また違った曲を作る手法)
(セトリで言うと、「祭壇」+「言霊」の「祭霊」)
個人的には、好きな組み合わせでした。
しかし同時に、単純に馴染みがないから楽しみ方が…という気持ちがありました。
MCで
「ココとココって、繋がるんだ」「いつもと違う歌割りで新鮮」
みたいな話が挙がりましたが、
私もそういうの超好きなんです。
ただ、残念ながら、私はそこまで察しのいいオタクではないので、
「もしかしたら、次のライブでマッシュアップ曲来る…!?」
とはならなかったし、普段から考えることもしてませんでした…
それと、マッシュアップなる文化に触れてこなかったので、純粋に「音楽」として受け入れるのに、ラグがあったように思い出されます。
これは、初のディスコタイムでも似た現象が起こったのではないでしょうか。(ディスコタイムは初見でも案外楽しめましたが…)
慣れが必要であったり、外伝的コンテンツ(同位体の曲など)も含め摂取しないといけなかったり、両方やらなくっちゃならないのが、神椿箱推しの辛いところ…
覚悟が足りない、ってことですかね…
新曲「花束」も初お披露目になりました。
香椎モイミ作の感動曲が、魔女たちと合わないわけがなく…
『君に捧ぐよ、花束』の部分がとっても綺麗で、5人のハーモニーが本当にきれいで…早く音源ください…
第6部 覚醒2
実は、神椿以外にもライブ参戦経験がある筆者ですが、
ライブで新曲をやるのは、今の所ここだけです。
私は一応、ギリ Z世代と言える年齢のゆとり世代ですが、なんとか「自分なりに楽しむ」+「場の雰囲気に合わせる」を両立して順応できている部類だと思います。
カンザキイオリがいなくなったことで影響を受けたのは、花譜だけではありませんでした。
「拡声曲」を武器に、これから歩みを進めていく魔女たち。
その始まりとして、新曲を含む5曲がラストスパートとしてかかります。
「同盟」の『バーチャルウィッチフェノメノン~♪』が頭を離れません…
助けてください…
「強気」「感情」と続き、「切札」はTVアニメ「カードファイト!! ヴァンガード Divinez」のOPに起用された新曲です。
どれも各センターにあった曲調と歌詞で、ライブでもしっかり盛り上がる、素晴らしい楽曲たちです!
新衣装「八咫烏」への変身
ついに伝説上の生き物の名を冠した歌唱用形態の登場です。
黒を基調にしたカラーリングはまさに黒鳥。
ところどころにオレンジが入るのは、「花魁鳥」由来ですかね。
デザインもめちゃ最高です。それぞれのメイン歌唱用形態がモチーフになっていると、一目でわかる職人技…しかし「新」であることも忘れさせない要素もばっちり。
花譜・理芽には、パーカーに扮した怪物たちの背びれに、それぞれ変化が
ついにツインテを獲得した春猿火
めちゃかわインナーカラーに加えロックなデザインを着こなす幸祜
異色を放つ「ネモフィラ」モチーフは、しかしそれでこそのヰ世界情緒
そして、どの衣装にも共通のシンボルが添えられおり、オタク的には八咫烏の3本足がモチーフだったりしないかな…なんて思ったり。
なんにせよ、どの魔女も最高に輝いていました…
その他新要素として、銀テ発射がありましたね。
Xで拝見したのですが、2階席からの景色が本当に綺麗でした。
感謝の意を、撮影者同志と、撮影を演出に組み込んだ神運営両者に。
締めは「魔女(真)」ということで。
「花譜という音楽で成り立つ『バーチャル』存在の叫び」が起源の一曲ですが、5人で歌うことで、また違った印象を受けるのが、本当にすごい。
5人のユニゾンが、迫力もありつつ、より美しくなり、融和性が格段に良くなっていると感じました。グループとしての結束がどんどん高まっているのが、今回のライブを通してより強く実感することができました。
MCにもありましたが、「何もかもがバラバラな5人」が音楽を通じて1つになり、最高のハーモニーを奏でる姿を観測して、この5人はなるべくして集結した最強の魔女たちなのだと、改めて魅せられました。
”奇跡という最高すぎる言葉”
私は鳥頭なので、MCやポエトリーの部分を全て覚えていられない、まだまだ修行中のオタクなのですが、それでも、覚えている箇所はあり、それはきっと心に刻んでおかなくてはいけない、と感動したセリフなんだと思いまっています。
私ももらい泣きしてしまったので、正確には覚えてないのですが、
「この5人が揃って歌えている奇跡」
という旨の言葉に、本当にその通りだと共感しました。
それと同時に、あの奇跡を実現させたのは、ほかでもない、魔女であるそれぞれが自らの運命に逆らったからだと確信しています。
Pさんの言葉の通り「もっと自信を持って」生きてほしい。
音楽で、歌で、感動を、生きる原動力をもらっているのは、こちらの方です。何度でも言います。観測させてくれて、ありがとう。
5人を引き合わせた奇跡に、感謝を。
Day2 花譜4thOne-ManLIVE「怪歌」
所謂「お気持ち」は後述するので、ここでは、ライブの感想をメインに。
以下、セトリ(曲名のみ・パンフ参照)
約3時間にわたる公演でした。
パンフレットによると、5部構成だそうです。
それでは、各部ごとに振り返っていきます。
第1部 邂逅
現象Ⅱ同様、カンザキイオリ作の楽曲たちで構成されるパートです。
3rdアルバム「狂想」からの選出、とも言えますね。
前々ライブの「不可解参(狂)」でのエンディング「青春の温度」から始まる代々木の舞台。
ついに始まった!と感じさせるライブアレンジも相まって、最高のスタートを切ります。
声だしOKの現地ライブ。『おーおーおー』の合唱は非常に盛り上がる展開でした。
「人を気取る」「未観測」とそれぞれ3部作目が続きます。
どちらも開幕からテンションの上がる掛け合いが気持ちよい。
「世惑い子」でいったん場をならし、「それを世界と言うんだね」で徐々にテンポアップしていきます。
第1部最後の曲は、「邂逅」
別れの歌、前に進む歌、再び出会う歌。人の数だけ解釈があるこの1曲で、一度幕が下ります。
寂しい気持ちもありつつ、新しい「花譜」が始まる期待に胸が躍ります。
第2部 組曲
花譜は今年で6周年になるわけですが、「組曲」とは、花譜の3周年記念企画として、様々なアーティストとのコラボ楽曲として、発表されました。
公演中には、「組曲2」が発表されるなど、とどまることを知らない神椿…
開幕は、例のごとく変身からです。
新衣装「第五形態 雷鳥」
あのモコモコな感じ…超かわいい…
白を基調にしたカラーリングも、冬にぴったり。
さらに、姫カット!!!
かわいいしか詰まってない!!!
ここからさらに、怒涛のコラボパートへと続きます。
声優「佐倉綾音」を迎えての生「あさひ」は、本公演が初になります。
どこまでも神秘的で、お互いに透き通った儚い歌声。
しかし、世界に理解されない、内側に秘めるしかない感情を爆発させるような叫びは、まるでドラマ映像見ているような、美しさがありました。
(生の声優をこの目で見たのはあの日が初!!テンションあがった!)
「しゅげーハイ!!!」は、花譜ちゃんの趣味の手芸から派生した一曲です。
コラボアーティストは、なんと「森カリオペ」!
この方の楽曲は日常的に聞いていたので、推し✖推しのパフォーマンスに興奮が隠せませんでした。
Englishアレンジもクールにキマっていて、めちゃカッコよかった…
留学から帰った花譜ちゃんの英語も聞けて、ハッピーなタイムでした。
終演後、曲名が正式に発表された「#KTちゃん」とのコラボ楽曲、そして「組曲2」の第1弾、「BEKI」が会場を沸かせました。
ラップ調に仕上がっている、テンションぶちあげの一曲です。
「プチョヘンザ」を体験する人生を送ることになるなんて…昔の私は知る由もないでしょう…かなり楽しかったです。はい。
第3部 踊子
2Days も踊りきっていただいたダンサー様に拍手喝采👏
一番印象に残っているのは、「未確認少女進行中」のDJミックスです。『ハローハローハロー』をやれたのは最高に気持ち良かったです!
新衣装「起源形態 犀鳥」
そして!なんと!花譜ちゃんの!MADTV衣装!
念願の祝!実装というわけですが、
可愛すぎるでしょ!
ツインテールの…質感…ヤバかった…
なんであんなに可愛いんだ…?
質感で言えばしっぽ(?)もめちゃかわ。ぜんぶ良い。
パーティのあとは可不ちゃんの登場。「CANVERSE」からの、まさかの「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」でお祭り続行。
花譜✖可不だからこその味もあり、とても良いパートでした。
「CANVERSE」では、「HELLO OSAKA」のMVが流れました。
「HELLO OSAKA」はYouTubeの広告で偶然出会い、花譜ちゃんの曲が使用されていることもあり、コンテンツとして追っていた作品です。
インフォメーションでは謎解きコラボの発表もあり、Pさんはこの世の全てのエンタメに手を染める気なのでしょうか…凄すぎる。
怒涛の展開は続き、「virtual being KAF」の登場に驚きを隠せない一同。
くそでかリアル花譜ちゃんは、もう一つのアバター、という立ち位置になるそうです。
もう一つの姿とはいえ、あのスーツはエッt
「蕾に雷」では画面に圧倒されつつ、指揮者花譜や雷の声など、『これぞ花譜のライブ』と言えるカオスに終始テンション高めでした。。
「わたしの声」のアレンジはもう、本当にカッコよかった…全部がカッコよかった…語彙がない…それしか出ない…
第4部 歌承
メインコンポーザー体制ではなくなった、花譜の新たな旅路。
これまでの歌を継承する、という意味で「歌承曲」と称するようです。
私が最も期待していたパート。
率直に、バカ良かった。
冒頭にも書いた通り、音楽だけは裏切らない神椿、だと思っているので、心配はあまりしていなかったのですが…
期待以上。マジでよかった。
当然、全て新曲による構成です。
「スイマー」水槽
「アポカリプスより」Empty old City
「ホワイトブーケ」Empty old City
「ゲシュタルト」岡嶋かな多
「美しい最低でも綺麗な世界」Guiano
全部、知ってる人じゃん
Gui様は言わずもがな、ですが、Pさんが厳選したクリエイターというだけあって、センス良すぎっ!と感動しました。
これなら、「組曲2」含め、音楽としての「花譜」を安心して接種していけると、ますます今後が楽しみになりました。
新衣装「特殊歌唱形態 扇鳩」
またまた新衣装。
「扇」の名の通り、ひらひらとした尾が伸びており、鮮やかな仕上がり。
「尾」と書きましたが、実際のオウギバトは、頭頂の羽根に該当する部分が彩られた美しい鳥です。
衣装のひらひらの形は、そこが由来していると考えられます。
カラーリングも花譜と相性が良く、本当に良い。
(ノースリーブは、寒くないかい…?)
PALOW大先生には、ホント頭が上がりません…
素晴らしい衣装をありがとうございます!
第5部 廻花
初めましてーーー
廻花との邂逅
本公演の目玉パート。なんならこの為のライブと言っても過言ではない。
ホントに沢山の観測者に影響を与えたのは、想像に難くない。
現に私がそうでした。
「廻花」とは、もう一つのアバター。一人の少女の可能性の拡張。
バーチャルシンガーソングライターとしての新たな分岐。
前々から、「花譜ちゃんが作った曲」が聞きてぇ!!!と呟いていた私にとって、ついに来たか!の瞬間でした。
Pさんも影響を受けた「オリジン」という某映画の概念の通り、花譜として活動してきた、ある少女の剥き出しの感情。高校生の時から創作してた物を含め、5曲が発表されました。
廻花ちゃん登場のインパクトが強すぎて、歌詞フル暗記できていないのがマジで悔しい所ですが、覚えている範囲で感想を。
ターミナル
ノリ・テンポが刺さる曲。歌詞にあの人を感じるのは、それだけ人生に影響を与えた、ということなんでしょうか…
ひぐらしのうた
「日暮し」 私たちと同じように、悩み、成長する、少女の胸の内。
独特な解釈を持っている彼女らしいワードチョイス、それが本当に素敵。
スタンドバイミー
意訳「そばにいて」 曲名でうっ、てきちゃって実はあんまり覚えてない…
『大人になんてなりたくないね』これで号泣したのは覚えてる。
転校生
経験した人間だからこそ書けるリアル。
しかし、そうでない者にも理解できる物語は、彼女の才能ゆえ。
日本語の組み立て方が本当に秀逸。リズムも好きです。
オリジナルMVも相まって、かなり印象に残っている1曲です
かいか
本命。
『生まれる前からきみを知っている
初めまして うまく言えないのはお互いさまなんだろうな』
ラスサビでは、『なんだろうな』が『なのがいいな』に変化します。
最初、なんのことを言っているのか分からず、『花譜イングリッシュだ~』とか思っていたのですが…
ラスサビの歌詞の変化で、鳥頭はようやく気づきを得ます。
「廻花からきみ(観測者)への詩」
ホントになんてことを…
今までの歌詞が頭を反芻し、何をどうしていいのか分からない、ぐちゃぐちゃな感情と涙が止まらず…
「廻花」という存在には、確かにあの日、初めましてでした。
しかし、私たちは、彼女を知っています。彼女に出会う前から。
MCやインタビューでも彼女が語っていましたが、受け取り方は本当に人それぞれで、抱いた感情も千差万別です。
初めましてをうまく言えない…当の本人がそうなのだから、観測者が戸惑わないわけないだろう…
そんな様々な感情が入り乱れる会場に、彼女の言葉が響きます。
『ぼくはぼくだ まわりだした花』
”かいか”
「怪歌」=「廻花」(=「開花」)、だったわけですが、演出、音楽、文句なしに最高のライブになったと感じています。
すべてを網羅するセトリ、代々木の舞台をフルで活用した映像・背景、
神椿の総力を持って挑んだ、史上最大のミッション。
個人的には、ちょいちょい映像の乱れがあったのが、気になりました。
手放しに大成功!と言えるかは少し躊躇しますが、
期待を裏切らない、最高のエンタメを届けていただいたと実感しています!
このライブに関わっていただいたすべての方に、敬意と感謝を。
想像以上素晴らしい体験をありがとうございました!
神椿studioは一体何を参考にしている?
奇人は企画担当か、はたまた観測者か、あるいは
そりゃもちろん、「誰かの提案」だろ。ってわけですが…
いろいろな人間が関わって生まれるグッズや企画の数々。
しかし、その誕生には、必ず発生源が存在します。
今回、事前発表があった会場限定商品「V.W.Pのお弁当セット」。
曰く、「ふりかけが欲しい」ということを、2Day目メインアクターのピンク髪っ子が前々からスタッフに申し上げていた、らしい。
ほかのライブグッズでは、それぞれのモチーフ時計が販売されるなど、なかなか攻めた神椿。
(時計に関しては、どういう経緯か知りません…有識者いる…?)
神椿の販売・企画担当は一体どんな奇人なのか。ぜひお目にかかりたいところ。(めちゃ褒め称えたい)
奇人が考えたのような企画と言えば、キッチンカーが参戦しました。
またしても、くそながネーミングを詠唱させようとする当人の目がモチーフの激あまケーキ
もはやギャルであることを厭わない売り切れ発生の青いチュロス
我らが奇人はライブ会場でコラボクレープを食す夢を叶える
ちゃんと恥ずかしいセリフも吐けるラップシンガーのカワイイ肉まん
寒さに染みる味お墨付きのカレーはギリ怒られないネーミングセンス
クセが強い。
私はお昼ちょっと前から物販に並んで、無事購入後、キッチンカーの行列に挑みました。あの空間になんとか人が入り切っていた事実に驚きを隠せません。VALISで同じことやったらどうなるんでしょうね。怖い。
なんとか購入できたのは、「カレー」と「ケーキ」です。
そのほかは脚の限界で断念しました。運動不足ぇ…
ちゃんと美味しかったです。正直どんなクオリティなのか懐疑的だったのですが、普通にうまかったです。申し訳ございませんでした…
時間とお金に余裕があれば、コラボを引き受けてくださった店舗様へお邪魔してみたいですね!
話は変わり、同志の皆様は、「怪歌」のアンケートはもうお答えになりましたでしょうか?
「誰かの提案」の文字通り、神椿はライブグッズに観測者の意見を募ることがあります。
今回のアンケートにもその欄がありました。
今回の時計も、だれか奇人偉大な同志の意見である可能性がある、ということですね。
最近のグッズ傾向を見るに、私は勝手に「観測者のおしゃれ化計画」と呼んでいるのですが。帽子や服、ベルトなんてのもありました。最近では香水の類なんか。
「普段使いできる✖推し」が叶えられた商品も、もちろん発売されてます。今回はライブ終了後のストア限定商品に、無線イヤホンがついにラインナップ。
日常を侵食する神椿。ついには植物まで売り出す始末。
今後、何が私たちの財布を狙ってくるのでしょうか…
「C&R」統一の必要性
C&R = コール&レスポンスの略
最高のライブをハイクオリティで排出する神椿スタジオ。
此度の代々木決戦も、その例に漏れない素晴らしいライブでした。
Pさんは前々から、リアル会場での「生の体験」を重視していたい、とおっしゃられていますが、
今後もリアル会場でライブをやる以上、少しずつ欠かせない存在になってきた、C&Rについて、少し広義的に書いておきたい。
基本、私は事なかれ主義なので、対立する意見が2つあれば、まぁどっちの言い分もわかる。と納得してしまうのですが…
この件に関して本音を言えば、実は一方に傾いていていまして。
今回は、備忘録と称して、通りかかった同志の皆様に、こういうヤツもいます…というのを知っていただければと思います。
その対立する意見と言うのが、「手拍子」です。
手拍子をレスポンスと言っていいのかは分かりませんが、前置きの通り、「広く見た場合、公演に関わるお客側の行動」という意味合いで捉えていただければ。
実際の運用は、分かりやすい場面・意図的な合図があれば、手を叩く。
アクターが叩いてるとか、曲自体に手拍子がある、ノリがそう、とか。
しかし、演奏はピアノオンリーとかのバラード調にも、手拍子が聞こえるのは、「ちょっとなぁ…」と思ってしまうオタクがここに。
もちろん、手を祈るように組んで心して聞け、とまでは言いませんし、
ライブとして、手拍子による客の存在というのも、とても大切です。
でも、純粋に音楽を聴きたい。ただ推しの声を聴きたい。
そっちの気持ちの方が強い…
そんなヤツもいるってことを知ってもらいたい。
これまで個人が体験してきた人生、というのも影響していそうです。
ライブ慣れしてる、とか、曲に対するイメージ、とか。
しかし、察しがいいのが観測者のいいところ。
オタクとしての性か、類友的なヤツなのか、「これやりたい!」が一致しているゆえに、C&Rに限らず、エンタメにおける B to C は、成立する部分があると思います。
C&Rという起源が、客側が最初に言い出したモノなのかどうかは分かりませんが、他のライブと比較しても、神椿は公式があまり関わっていないタイプです。
それでも成り立つ関係性、というか、ある意味で自由、なのが売りというか、気持い良い体験につながっているのではないか、とも言えます。
今回のように来場者1万人以上など、どんどん規模が大きくなっていくにつれ、そこに含まれる「考え方」は増えていきます。
大勢が集まるからこそ、「ヒューマンエラー」のようなモノは発生しやすくなる。全員が幸せになれるよう、気をつけていきたいですが、難しいのもまた事実。
もちろん、公式が催促してくれれば、目に見える(耳に聞こえる?)形で変化はあるかもしれない。
しかし、それは、ある意味での自由がなくなる瞬間でもあります。
どのような形が正解なのか、何をもってしての正解なのか。
同志の皆様は、どうでしょうか?
私が好きなのは何か
Day2で後述すると言った「お気持ち」パートです。
「廻花」の個人的な解釈は、文字通り「もう一つのアバター」です。
ただ好きなことを好きなように好きでいる少女が、現実世界で歌を響かせるための仮想形態。
私に限らず、今回のワンマンで多くの観測者とって、
「自分にとって花譜とは何か」「自分は何が好きなのか」
を見つめなおすきっかけになったのではないでしょうか。
上記の通りに申し上げると、
私にとって花譜とは、一生モノのコンテンツ
私が好きなのは、オリジン
という結論に達しました。
この結論は、実はだいぶ前(不可解参(狂)ぐらい)には固まっていた考えで、今回の公演でより一層、確固たる意志として定まった、と言えます。
私自身、6年もの間、一途に追い続けたコンテンツ、というものが初めてでして。それだけ自分の中で変わらない「何か」があるのが、本当に不思議です。
「何か」について深く考えたとき、それは「花譜ちゃんの歌声」である、と言い切れるようになりました。
ボカロから始まり、インターネットを知り、様々な文化に揉まれながら、立派なオタクになった今。
Vtuberに出会うのもまた必然の人生の中で、「歌で感動する」現象に立ち会うなんて、思いもよらない事件でした。
何度でも言いますが、あの日初めて「開いた口が塞がらない」がフィクションの表現ではないことを体験しました。
「花譜」というコンテンツが、雑食オタクに刺さらないわけがなく、コンセプト、雰囲気、デザイン…すべてが面白いモノに見え、歌声以外にもどんどん惹かれていきました。
時間が経つにつれ、「花譜ちゃん」のことを知れる機会が徐々に増え、音声コンテンツ以外の、歌手として、人間としての「花譜ちゃん」にも惹かれていくようなりました。
本人の言葉を借りれば、確かに私たち観測者は、「花譜」である彼女しか知らないし、そうでない「オリジン」の話であっても、それは綺麗な部分でしかないかもしれない。
しかし、それでも、根本的に私が惚れているのは、彼女の歌です。
声変わりもしましたし、年齢を重ねるにつれ、考え方に変化があったり、その中で表現の幅も広がっていっています。
それでも私は、彼女が歌う歌が好きです。それを含め、私は好きです。
「花譜」として存在する以上、好き勝手に表現できるのか。
コンテンツとして、世界観に亀裂が生じる時がくるのではないか。
そんな観点から、離れていってしまった同志もいると思います。
彼女を観測した時点で、等しく「観測者」であるはずが、どうにもままならない現状があるもの事実。こんなに悲しいことはありません。
それでも私が観測者であることを恣意的に名乗っているのは、
「あの子の歌が好き」が根っこにあるからに他ならない、と説明します。
論理的でないのは分かっています。しかし、論理的には言い表せない、
「あの子の歌が好き」という感情だけが本物で、それだけが、偽りのない確かな証であり、覆しようのない背骨なんです。
上記の通り、「花譜ちゃん」に惹かれていった私にとって、「廻花」の存在は、言ってしまえば僥倖です。
もちろん、不安や疑問がまったく無いわけではありません。
花譜のライブでは、もう「シンガーソングライター」としての花譜ちゃんは登場しないのか。廻花のライブはやるにしても、どれほどの規模を想定しているのか。既出のアーティストとの差をどのようにして見せつけ、アプローチするのか。存在そのものを神椿全体として、どのように応用・運用していくのか。彼女の望みは無視されないか。 運営に、Pさんに任せるしかないのか。
期待や楽しみが大きいのと同じくらい、不安は残ります。
しかし、本人の口から言葉があった通り、花譜の活動は続いていきます。
なんなら、本公演で、最高の新スタートをきったばかり。
『ぼくはぼくだ』の通り、私たちが好きな花譜ちゃん自身は何も変わりません。納得のいかない運営方法に、方向性の違いに、何かマイナスを見出すことがあるかもしれません。
それでも、彼女の歌が唯一無二であり、より多くを感動させる才能を持っていることに変わりはないんです。
彼女の歌を、彼女が観せてくれる景色を、もう少し観測してみませんか?
今後の動向に注目していきましょう。
※追伸 Pさんのnote、拝見しました。しばらく様子見、という私のスタンスは変わらない、が現状です。いろいろPさんなりに今後の方針についてざっと書かれていたので、まだ未読の同志は、ぜひご一読ください。
私は、貴女の歌が好きです。
貴女が好きなように歌っている姿を観測できることが、
貴女の歌を、声を聴くことが、人生の生きがいにまでなっています。
私にとって、貴女が今も幸福であることが、何よりのしあわせです。
どうかこれからも、好きなことを、好きなように、好きでいてください。
好きな歌を私たちに聞かせてください。
そしてこれからは、貴女の歌を、「廻花」の歌も、思う存分聞かせてくださいね。
この先も変わらずにずっと、貴女の歌が、声が、想いが大好きです。
私は貴女を愛しています。
花譜100周年まで、応援させてください。
またどこかでお会いしましょう!
Pさんへ
寝てください。
しっかり休んでください。
あなたが描く物語は、あなたからしか出力されません。
応援しています。
ちゃんと寝てください。
以上です。ありがとうございました。