ゼノブレイド3 新たなる未来-感想-
ストーリーについて
今回の感想の主であり、かつほとんど語れない部分なのですが、
序盤の引きと、終盤の展開が素敵で綺麗にまとまっているな
と言うのが所感になります。
一言で言うと、「マジで面白かった!!」です。
注目したい点として、今作では主人公マシューを筆頭に
「納得!!」出来るセリフ回しが、終始されていました。
特に後半の問答は非常に刺さって、良かったです…!!
(この辺りのマシューが、ホントに良い主人公でした…。)
これは、ひとえに「等身大かつ一番そのキャラが輝くセリフ」を
展開に合わせて引き出せているので、各キャラクターへの解像度が
高い丁寧な作風で、とても沁みました…。
本編の後に、この前日譚があるのは、「なるほどぉ…」と
唸る構成なのが、最高です。
今作のメッセージについて(所感)
ゼノブレイドシリーズ毎回明確なテーマがあるように感じていて、
今回は個人的に「ラベリング」の話なのかなと感じました。
核心に触れない程度に語りますが、シティーの住人、
ケヴェス、アグヌス、メビウス…。
その環境の中で「~が~なんだ!!」という風にラベルで
大きく人を括り、断定して話をしてしまうと、
物事の本質から少しずつ、ズレていってしまう。
つまり、大事なのは「何を実行するか」に焦点を当てて、
「ラベリングされた誰か」ではなく、「目の前の貴方」に
対して、その行動を起こしていくこと。
そのように丁寧に「目の前の貴方」に対して、「私」が
どうしていくのか、考える必要があるよね。という
問題提起なのかと感じました。
このテーマに対する、マシューの回答が等身大なんですが、
腑に落ちる答えになっていて。
その点だけでも、ゼノブレイド3 新たなる未来の物語を
読了出来て良かったなと、率直に感じます。
最後に
ここまで物語に終始してしまいましたが、ゲーム性についても
オープンではないにしろ、冒険を満喫できる成長要素。
背景となる世界のグラフィックの綺麗さ。
少し触れましたが、魅力的なキャラクターを
物語に沿って、少しずつ深堀りしていくキャラ描写。
これらは、シリーズで一貫していますが、本当に総合点の高さが
素晴らしい作品だと感じました。
またシリーズとしては、一つの結末を迎えましたが、本当に素敵な
作品ですので、楽しみに今後の展開を待ちたいです!!
長くなりましたが、それではまた。