見出し画像

生物と日本史選択で国公立理系に合格した話~理科選択編~

1.理系なら化学と物理選択、社会は地理にするのが定石?

この記事を見ている方の中には現役高校生で、今まさに理科選択や社会科選択で悩んでいる方々がいるかもしれません。

「理系でセンター高得点取りたいなら化学と物理選択、社会は地理にするのが定石」

こういう話を聞く方が多いのではないでしょうか・・・事実、私は高校生の時に先生や周りの友だちが言っていたのを覚えています。

しかし結論から言うと、私は「化学・生物・日本史」選択でセンター試験を受け、国公立大学の理系学部に現役合格しました。

この記事は、そんな私のように定石から外れた選択をして後悔している方、理科選択・社会選択に迷いまくって眠れない方、そんな現役高校生の方に私のような一例を知ってもらうことでの心のもやもやを少しでも無くせたら・・・という気持ちで作成しました。

そんなユルいコンセプトなので、客観的なデータに基づいた科学的な根拠などは何一つ示せないのでご了承ください。また、私は理系学部であり、医学部医学科ではありません。後述にもありますが、医学部医学科は特殊であるため、この記事は参考にならないと思ってください。

この記事ではまず私がどうやって理科選択したか。その気持ちなどをつらつら書いてみたいと思います。

(記事内では「センター試験」と書いていますが、きっと今では「共通テスト」だと思います。理科選択システムは変わらない前提で書いているので、違いがあればすみません。)

2.とにかく物理がダメだった

まずは理科選択からお話します。

理科選択をしたのは高校2年生の時?で、私の高校では理系は化学必須で、物理か生物のどちらかを選ぶシステムでした。

高校1年生の時は、化学基礎・物理基礎・生物基礎を学んだのですが、ここで物理がとにかく出来ないことに気付きます。

そもそも数学が苦手で数字の羅列に拒否反応があり、加えて重力やら摩擦やら(詳しいことは忘れてしまいました・・・)とにかく理解出来ず、

定期試験は赤点しか取れませんでした。

そこで、もともと動物園や水族館が好きで生物が好きだったこともあり、選択は生物にしようと考えました。

しかし、ここで「センターで高得点を取りやすいのは物理選択」「大体の理系の人は物理を選ぶ」・・・等々。

とにかく生物を選ぶことに不安を感じるような話が飛び交うのでした。

物理がどうしても出来ないから生物を選びたいけど、生物を選んだらセンターで他の人よりも得点が伸びずに行きたい大学に合格できないのではないか・・・

そんなことをめちゃくちゃ考えていました。当時は人生最大の決断くらいに思っていました。

そんなとき、高校1年生で物理を担当してくれていた先生が自身の受験の時に生物選択だったことを知り、相談してみることにしました。

先生と話したところ、「たしかにセンターで高得点がとりやすいのは物理。でも、とにかく嫌いでやりたくないなら生物を選んだっていい。イヤイヤやるより、好きな生物を選んだ方があなたには向いてると思う。

と言ってもらいました。

たしかに私は負けず嫌い精神が全く無く、嫌いなモノはやりたくないが好きなモノなら頑張れる!という性格でした。

その相談もあって、色々と悩んだ結果、結局生物を選びました。

3.生物選択をしてみて

「現役で国公立に通りたいなら、今すぐ生物選択をやめて物理にしなさい」

これは私が通っていた塾の生物の先生の初回授業の時に言われた言葉です。正直、「やべえ先生きた・・・」と思いました。

しかし、正直なところ、これは先生の優しさの言葉だったと思います。

実際、生物の勉強はかなりコスパが悪いです。

というのも、まず暗記が主体になります。

現象や物質の名前の暗記→生物現象の機構の理解→理解した上での記述説明

をしなくてはなりません。また、センターはマークですが、2次試験では基本的に記述です。すごい量の暗記ができなければ話になりません。

なので、暗記に自信が無い・・・という方は覚悟が要ると思います。

また、「自分は物理選択者よりも点を取りにくい科目を選択しているのだ」という自覚が常に必要だと思いました。

大学を受ける際にはセンター試験の合計点数が必要になるわけで、とにかく点が高いほうが有利なわけです。その点はしっかりと分かっておく必要があります。

また、冒頭で述べましたが、そのコスパの悪さからか医学部医学科志望で生物選択をしている人は皆無でした。いたとしても謎の天才だった気がします。医学部医学科の受験の仕方を詳しく知らないのでなんとも言えませんが、この事実からも生物の点の取りにくさがうかがえます。

なるほど・・・生物選択はやっぱりリスクが高いんじゃないか・・・と震えている方、その事実はきちんと受け止めた上で、落ち着いてください。

生物選択をして国公立や有名私立大に現役合格した人は存在します。

ここで私が伝えたいのは、私は好きなモノだから頑張れた!ということです。

確かに生物選択をしてみて、暗記はめちゃくちゃしたし、記述もめちゃくちゃしたし、コスパわりぃ~!!と思ったことも多々ありました。

しかし、どう考えても物理は自分には出来なかっただろうな・・・と思うし、生物だから頑張れたし、生物にしたから受験まで頑張れたと思っています。

これを読んでくれている方の中で、物理が嫌すぎて好きな生物を選びたいけど迷っている・・・という方がいれば、

あ~~こういう人もいたのか。そういう選択もあるのだな、と知ってくれるだけで、すこし心を楽にできばいいなと思っています。

4.生物選択で後悔したこと

受験においては生物選択で後悔しなかった私ですが、将来を考えるにあたってちょっと後悔したことを最後に書いておきます。

それは・・・

「工学部に行けない」

ことです。工学部は物理選択が必須のところが多いので当たり前です。

私は就活の際に工学部の方が就活しやすそうに感じた(気のせいかもしれない。実際は謎。)ので、物理選択してたらまた違った人生を歩んでたかな・・・とふと感じたり感じなかったりしていました。

5.最後に

私は悩んだ結果生物を選んだわけですが、どちらをどんな理由で選ぶかは本当に人それぞれだと思っています。

この記事が全てではありません。

なので、私のように物理や生物の先生に相談してみるもよし、塾の先生に相談してみるもよし、部活の先輩、きょうだい、親、いろんな人に相談して決めたら良いと思います。

次は私が「日本史」を選択した話を書こうと思っています。

長文乱文、読んで頂きありがとうございました!

悩める高校生のみなさんが受験勉強を悔いなく進めることができるよう願っています。

いいなと思ったら応援しよう!