【短編小説】薬
いとしくて
くるしくて
あいしてたくて
あいをてばなして
きれいな花をみるたびにつらくなる
きれいな花をさかせられなくてごめん
良かれと撒かれた肥料と
何も言われぬまに注がれた水
そこに混じる、愛という名の特別な薬(毒)
思う通りになれなくてごめん
だからお願いもうその薬(毒)をやめてほしいの
アレ好きでしょ、見に行こう
コレ気になってるって言ってたよね
好きよ、でも今はいらないかな
もう大丈夫、ありがとね
いつになったら止めてと言えるだろう
ズレた歯車はもう戻れない
ズレたあの日にも
正しいと思い込んでた場所にも
だからお願いもうその薬(毒)をやめて
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